ケータイ使用は何歳から？

9月2日の朝日新聞に、いつから子供にケータイを持たせるべきかという記事がありました。石川県の野々市町では「小中学生にはケータイを持たせない」という町ぐるみの取り組みを行っており、学校保護者からも圧倒的な支持を得ているといいます。そして学校でも「町でケータイは禁止している」と言うと効果があがったそうです。また、小学校ではケータイの危険性を伝え、中学校でも高校に入って使う場合の危険性を十分知らせるそうです。

今回の町の取り組みは、大人がその危険性を十分認識し、対策を講じた上で子供たちに使わせようという姿勢が立派であると思います。

ケータイには
１．見知らぬ人と出会うことに興味を持つ年齢の子供の好奇心を簡単に満たしてしまう
２．ケータイは依存や中毒を伴うケースがあり、セルフコントロールが効かない年齢が使用するのは危険

といった特徴があるかと思います。特に対大人との立場に弱い子供たちがケータイを通じて見ず知らずの大人と簡単にコンタクトできてしまったり、依存性のあるツールにどっぷりと浸る状況は普通に考えて危険かと思います。　もし安全上の理由などから使用を認めるにしても有害サイトへのブロックや通話時間・パケット量のチェックなどは費用を負担し子供の監督責任のある親の役目ではないかと思います。

飲酒や喫煙、競馬・パチンコなどの遊戯が成人に制限されているのは、いずれも青少年の健全な育成に支障を来たすからであって、このような要素をケータイが含んでいるとしたら全面禁止ではないにせよ、無法地帯で使わせている今よりも強力な制限を加えていかなければ危険であるということが言えるかと思います。