鬼は番人

2006-12-09 22:33:05 | ひとりごと

鬼はいつもそこで待っている


 


まだかまだかと吠えながら・・・


 


流れていく者に追い立てられて


 


たとえ夢の時間を奪われようとも


 


空(くう)に放たれた者に入り込まれて


 


たとえ強い肉体が侵されようとも


 


ざらざらした者に捕まえられて


 


たとえ“こころ”の殻を破られても


 


鬼は必ずそこにやって来る


 


陽の光が燦燦と降り注ぐ暑い時も


 


光を隠して真っ暗な闇の寒い時も


 


凍えるような水が滴る雨降る時も


 


鬼は必ずそこで待っている


 


鬼は番人


 


番人無くして扉は開かん


 


扉を開かねば


 


鬼を退治しようと挑んでくる


 


強気者達が


 


路頭に迷ってしまうから


 


鬼はいつもそこにやって来る



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