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今日五月最後の日曜日は雨も上がり曇りがちではあったが、伊東市松川の水上に特設されたステージを鑑賞するには絶好の日和であった。伊東祐親(すけちか)まつりの本舞台は伊東囃子保存会のジュニアチーム「わらし」の太鼓演奏から始まった。大中小の太鼓・笛・鐘(?)のおりなすサウンドとリズムは伊東のおだやかな自然と調和してこの地に積み上げられた長い歴史を絶妙に表現していた。東京都板橋区から転居してまだ1年足らずの私には、この静岡県は毎日が発見の連続である。日本人でありながら伝統的な日本文化は私には異質のカルチャーでもあるのかもしれない。まずは、体験して感じるところから始めてみよう。文化とは五感で感じ取る形に残された先人からのメッセージであるのだから。
祐親の 鼓動にのせて そよ流る <蛇庵>
祐親の 鼓動にのせて そよ流る <蛇庵>