なんかだめですね。
まだ 本調子にならない。
仕方ないから
やっぱり映画ばっかり。
『野良犬』
黒澤明と三船敏郎。
世の中の刑事物の
原点という触れ込み…
カメラワーク。編集。
スタイリッシュ。
テンポもいい。
前半の半ドキュメンタリー的な
町歩きのシーンは
見てるうちに
ニューヨークの刑事物にもみえてきて
大好きな フレンチコネクションに
そっくりだった。
つけてる音楽まで似て。
何日か前に
『ララランド』が気になってた
ながれで『セッション』をみたけど
わたしはアレ全然受け付けなくて
新しい手法でこねくりまわしてる
ようにしかみえなかった。
何より 執着心とか暴力的なものに
1時間半付き合わされるのが
しょうに合わなかった。
何かしら 愛 みたいな
そういった物を
感じる時間が 欲しかった。
噂の 最後のどんでん返しでも
わたしには 愛的なものが
感じられなかったなー
ちょっと ご都合主義的に
みえてしまったし
事故のあたりから
荒唐無稽 過ぎて冷めてしまった。
あれが許されるなら…
なんだって ありになってしまう。
戦後から4年めに作られた
『 野良犬 』の方がずっといい。
比べるのも どうかと思うけど。笑
みんな飢えてて 渇望していて。
その出発点は同じで
みんな等しく
夏の暑さにうんざりしてるのに
踏みはずしてしまう人と
なんとか踏みとどまっている人がいる。
娯楽の中に切実さがある。
そういう映画が
やっぱりいい。