今がハイシーズンの山茶花シリーズを始めることにしよう。最初は白のゆったりとした花弁が美しい山茶花「不二の雪」。名前にふさわしい咲きっぷりだ。蕾の頃はピンクで、花が開いてくると、真っ白になり、むくげのように内弁が宝珠状になるのが特徴だ。
(2019-12 東京都 神代植物公園)
＝＝＝《不二の雪》＝＝＝
肥後産。
白色の八重～千重咲きで中輪です。花期は11～12月。
蕾のときは先端が桃紅色で、咲きはじめてくると、内弁が宝珠状に抱え、後に雄蘂が現われます。
華麗なワインレッドのバラ「イントゥリーグ」。半剣弁カップ咲きのゆったりとした花容が魅力的だ。「たくらみ」という名前がどこかそそる。美しく装った女性がつける強い甘い香り。彼女は何をたくらんでいるのか。あるいはそのたくらみも香りのために露見してしまうのか。いろいろと想像を掻き立てる。
(2019-10 東京都 神代植物公園)
【イントゥリーグ：データ】
和名 イントゥリーグ
英名 Intrigue
系統 F
作出者 Warriner.W. (ウォリナー)
作出年度 1982
作出国 USA
紹介文 花色は深いワインレッド色。半剣弁カップ咲きで、強い香りがあります。
魅惑的なめずらしい色合で、人気のある品種です。
最近は、切り花としても流通しています。
樹形は直立性。四季咲き。
株はコンパクトにまとまりやすいので、鉢栽培にも向いています。