<泥牛庵>
司馬遼太郎で学ぶ三浦半島の歴史(第1回)
(KGU公開講座)
2016年7月1日(金) 晴
この記事の内容は感想文だけで,講義内容は全く記載しておりません.
記事の中の説明文は現地の案内板の記事インターネット,あるいは参考文献から引用したもので,講義内容から引用したものではありません.念のために申し添えます.
鎌倉に50年ほどの間住んでいる私は,日頃からなるべく平易に「鎌倉ってどんなところ」ということを体系的に知りたいなと思ってきた.そんな希望もあって,このところ関東学院大学の公開講座「鎌倉学」を聴講している.この講座の特徴は近世以降の鎌倉がメインテーマである.
私はもう少し包括的な知識を得たいなと思って,この「鎌倉学」と並行して「司馬遼太郎で学ぶ三浦半島の歴史」という講座を受講することにした.この講座は毎週1回合計3回開催される.今回は,その第1回である.会場は関東学院大学フォーサイト21の教室である.
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今日は梅雨の合間の晴.朝からヤケに蒸し暑い.
私は自宅近くのバス停から,路線バスで鎌倉駅に出る.鎌倉駅でバスを乗り換えて,金沢八景駅に向う.
途中のバス停浄明寺まで,バスは超満員,殆ど全部が報国寺の観光客である.バス停浄明寺を過ぎると,バスはガラガラになる.
鎌倉から40分ほどで金沢八景駅に到着する.
授業は13時から始まる.まだ時間がある.この待ち時間が私の楽しみである.
まずは源頼朝ゆかりの瀬戸神社を詣でる.
今は特別な時期なのか,境内には沢山の提灯が飾られている.本殿前には,縄で作った大きな輪(正式な名前忘れた)が作られている.この輪をどちら側からどう廻るかは忘れてしまったが,とにかく我流で8の字に廻って御参りを済ませる.
瀬戸神社には実に沢山のアジサイが植えられている.
でも,花はもう終わり.残念だがまた来年の田の詩である.
どこかで昼食を取ろうかと思う.
とにかく蒸し暑いので,歩き回って食事処を探す気にはならない.面倒なので,金沢八景駅近くの某大手商業施設の地下1階の食堂で,軽く食事を済ませる.
昼食後,講義が行われる関東学院大学金沢八景キャンパスへ向かう.
駅前からキャンパスまでは路線バスがあるが,何となく徒歩で行くことにする.ところが,なんとも蒸し暑い.途中で頭がクラクラし始めるほどである.
”これはマズイナ…”
と思った私は,近くの自動販売機で,冷たい物を購入して喉を潤す.
泥牛庵に到着する.ここは臨済宗の寺.
石段を登って,泥牛庵の静かな雰囲気を眺めながら一息入れる.
侍従川を渡って,関東学院大学に到着する.
久々に,それこそ10年ぶりぐらいに関東学院大学のキャンパスを見物する.10年前と比較すると随分と建物も増えた上,見違えるほど綺麗になっている.なかなかオシャレな大学に変身しているのにビックリする.
今日の講義の会場はフォーサイト21の6階.
エレベーターが一寸混雑しているので,6階までノコノコと階段を登る.
会場はこぢんまりとした階段教室.受講生は20人ぐらいだろうか.すべてが中高年.女性の方がやや多いようである.
テキストは司馬遼太郎著『三浦半島記;街道を行く』である.
この本はかれこれ10年以上前に一度読んだことがあるが,今回の授業を聴講して,改めてこの本に新鮮なものを感じた.
”なるほど,そういうことだったのか…”
と再認識させられるところも,きわめて多かった.
14時30分に授業が終わる.
若い学生達に混じって,金沢八景駅まで歩く.やっぱり蒸し暑くて,頭がクラクラしてくる.
金沢八景駅から路線バスで鎌倉駅に戻る.冷房の利いたバスは朝比奈峠を越えて十二所を過ぎる頃までは空き空きだったが,バス停浄明寺で沢山の観光客が乗り込んできて,急に騒がしくなる.立ち席さえ出る.外国人の姿が,結構目立つ.
鎌倉駅から路線バスを利用して帰宅する.
講義は面白かったが,蒸し暑いのに”参った,参った”の一日であった.
(第1回目おわり)
(第2回目に続く)
第2回目の記事
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