<テ・アナウ湖>
ミルフォードサウンド(6):第2日目(2):魅力的なテ・アナウの街
(スケッチ旅行)
2003年1月28日(火)~2月5日(水)
第2日目:2003年1月29日(水) つづき
<テ・アナウ市街地図>
<テ・アナウ湖畔散策>
■素晴らしいポプラ並木
私たち一行は,ホリデーイン テ・アナウのロビーで一般的な説明を受けた後,夕食までの時間を自由に行動することになった.
過半数の方々は,土ホタルとやらを見学するオプショナルツアーに参加するという.私は,たまたま同室となった少々偏屈そうな風体のK老人と一緒に,テ・アナウ(Te Anau)の郊外を散策することにする.
15時30分,私たちはホリデーインを出発する.
まずは,テ・アナウ湖畔沿いのレークフロントドライブ(Lake Front Drive)通りに沿って,西の方向に歩く.さわやかなそよ風が,テ・アナウ湖の水面をかすめながら吹いてくる.暫く歩くと,素晴らしく背が高いポプラ並木に到着する.木の頂点を見上げると首筋が痛くなるほどの高さである.素晴らしい景観.私は,ここで5分ほど立ち止まって,このポプラ並木を急いでスケッチする.その間,お相手の方には先に行って貰う.
歩きながらのスケッチだから,1.5mmφの太いボールペンで,サッサと勢いよく書くだけで,残念ながら彩色はしない.それでも,実際に目で見ながらスケッチをすると,その時の情景が,とても良く頭に残る.そのため,後々になって,これらのスケッチを見直すと,そのときの情景をありありと思い出すことができる.
■水門に突き当たり引き返す
湖面の対岸には,なだらかな山並みがくっきりと見えている。湖面のさざ波が,湖面に映る山並みをユラユラとさせている.スケッチをしていて少し遅れた私は,急ぎ足で歩いて,Kさんに追いつく.
16時を過ぎた頃,散策路は岬沿いに南の方向に変わる.テ・アナウの街並みは岬に隠れて見えなくなる.
16時35分,テ・アナウ湖の突端にある水門に到着する.
「まだ,先に先に行けそうですね・・どうしましょう?」
「もう少し行ってみたいけれども,帰りの時間も考えなければ・・」
地図を見ると,散策路は,この水門を越えて,さらに続いているようである.しかし,初めて歩くところなので,さらにその先がどうなっているか良く分からない.そこで,今日の所は,ここから,往路を引き返すことにする.
16時40分,水門前を出発する.そして,そのまま往路を辿り,17時50分にホテルへ戻る.
<テ・アナウ市街地散策>
■ホテルのレストランで夕食
18時30分から,ホテル内のレストランで夕食を摂る.残念ながら,食事の写真やスケッチは残さなかったが,ごく普通の前菜,ステーキ,デザート付きのコースメニューである.
20時頃,夕食が終わる.
今,南半球は夏.しかも,テ・アナウは緯度も高いので,もの凄く昼間の時間が長い.夕食が済んでも,外は真昼のように明るい.このまま寝てしまうのは如何にも勿体ない.そこで,私は一人でテ・アナウの街中をブラブラしてみようと思い立つ.
■小さな市街地
ホリデーイン テ・アナウはレークフロントドライブに面している.先ほどは,此路を西に向かって歩いたので,今度は反対側の東へ向かって歩いてみる.
ホテルから湖畔沿いに,ほんの数分歩く.進行方向左手にガイデドツアー(Guided Toura)の案内書がある.そして,すぐに船着場に到着する.明日は,この船着き場から出発する予定である.
船着場前のT字路を右折して,ガソリンスタンドの角から広い通りに入る.ここが繁華街ミルフォード通りである.道幅は30メートルほどもあるだろうか,道路はやや登り坂になっている.道路の両側には,パラパラと商店が並んでいる.レストラン,本屋,コンビニ,登山用品店,土産展などが並んでいる.中華料理店も2軒あるようだ.
ほんの5~6分歩くと,繁華街を通り抜けてしまう.そして,広々とした敷地の住宅地が続く.
住宅地の中を一回りして,また元の繁華街入口に戻る.今度は同じ道でも反対側の商店街を眺めながら,坂道を下る.途中にインフォメーションセンターがあるが,もう夜なので閉まっている.
ブラブラしていると,添乗員のK島さんとすれ違う.K島さんは,知り合いの日本人女性Iさんと,バッタリ出会ったようである.お互いに,
「あら,今日は・・」
と挨拶をしている.私も何となく黙礼をする。
この女性がアルパインツアー社の添乗員,Iさんである.後日,アルパインツアーと山と渓谷社共同企画の登山スクール「塩見岳コース」で,このIさんのお世話になるとは,このときは夢にも思わなかった.
<散策ルート>
■早めに就寝
21時頃,ホテルに戻る.外はまだ十分に明るいが,寝不足になっても困るので,すぐに風呂に入って就寝する.
こうして,ミルフォードサウンドの旅の2日目は無事終わった.
(つづく)
「ミルフォードサウンド」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/60f031a53f9d612667c63b089076d183
「ミルフォードサウンド」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f0e3e178ecab4a1ebd8cad839b51b1cf
ミルフォードサウンド(6):第2日目(2):魅力的なテ・アナウの街
(スケッチ旅行)
2003年1月28日(火)~2月5日(水)
第2日目:2003年1月29日(水) つづき
<テ・アナウ市街地図>
<テ・アナウ湖畔散策>
■素晴らしいポプラ並木
私たち一行は,ホリデーイン テ・アナウのロビーで一般的な説明を受けた後,夕食までの時間を自由に行動することになった.
過半数の方々は,土ホタルとやらを見学するオプショナルツアーに参加するという.私は,たまたま同室となった少々偏屈そうな風体のK老人と一緒に,テ・アナウ(Te Anau)の郊外を散策することにする.
15時30分,私たちはホリデーインを出発する.
まずは,テ・アナウ湖畔沿いのレークフロントドライブ(Lake Front Drive)通りに沿って,西の方向に歩く.さわやかなそよ風が,テ・アナウ湖の水面をかすめながら吹いてくる.暫く歩くと,素晴らしく背が高いポプラ並木に到着する.木の頂点を見上げると首筋が痛くなるほどの高さである.素晴らしい景観.私は,ここで5分ほど立ち止まって,このポプラ並木を急いでスケッチする.その間,お相手の方には先に行って貰う.
歩きながらのスケッチだから,1.5mmφの太いボールペンで,サッサと勢いよく書くだけで,残念ながら彩色はしない.それでも,実際に目で見ながらスケッチをすると,その時の情景が,とても良く頭に残る.そのため,後々になって,これらのスケッチを見直すと,そのときの情景をありありと思い出すことができる.
■水門に突き当たり引き返す
湖面の対岸には,なだらかな山並みがくっきりと見えている。湖面のさざ波が,湖面に映る山並みをユラユラとさせている.スケッチをしていて少し遅れた私は,急ぎ足で歩いて,Kさんに追いつく.
16時を過ぎた頃,散策路は岬沿いに南の方向に変わる.テ・アナウの街並みは岬に隠れて見えなくなる.
16時35分,テ・アナウ湖の突端にある水門に到着する.
「まだ,先に先に行けそうですね・・どうしましょう?」
「もう少し行ってみたいけれども,帰りの時間も考えなければ・・」
地図を見ると,散策路は,この水門を越えて,さらに続いているようである.しかし,初めて歩くところなので,さらにその先がどうなっているか良く分からない.そこで,今日の所は,ここから,往路を引き返すことにする.
16時40分,水門前を出発する.そして,そのまま往路を辿り,17時50分にホテルへ戻る.
<テ・アナウ市街地散策>
■ホテルのレストランで夕食
18時30分から,ホテル内のレストランで夕食を摂る.残念ながら,食事の写真やスケッチは残さなかったが,ごく普通の前菜,ステーキ,デザート付きのコースメニューである.
20時頃,夕食が終わる.
今,南半球は夏.しかも,テ・アナウは緯度も高いので,もの凄く昼間の時間が長い.夕食が済んでも,外は真昼のように明るい.このまま寝てしまうのは如何にも勿体ない.そこで,私は一人でテ・アナウの街中をブラブラしてみようと思い立つ.
■小さな市街地
ホリデーイン テ・アナウはレークフロントドライブに面している.先ほどは,此路を西に向かって歩いたので,今度は反対側の東へ向かって歩いてみる.
ホテルから湖畔沿いに,ほんの数分歩く.進行方向左手にガイデドツアー(Guided Toura)の案内書がある.そして,すぐに船着場に到着する.明日は,この船着き場から出発する予定である.
船着場前のT字路を右折して,ガソリンスタンドの角から広い通りに入る.ここが繁華街ミルフォード通りである.道幅は30メートルほどもあるだろうか,道路はやや登り坂になっている.道路の両側には,パラパラと商店が並んでいる.レストラン,本屋,コンビニ,登山用品店,土産展などが並んでいる.中華料理店も2軒あるようだ.
ほんの5~6分歩くと,繁華街を通り抜けてしまう.そして,広々とした敷地の住宅地が続く.
住宅地の中を一回りして,また元の繁華街入口に戻る.今度は同じ道でも反対側の商店街を眺めながら,坂道を下る.途中にインフォメーションセンターがあるが,もう夜なので閉まっている.
ブラブラしていると,添乗員のK島さんとすれ違う.K島さんは,知り合いの日本人女性Iさんと,バッタリ出会ったようである.お互いに,
「あら,今日は・・」
と挨拶をしている.私も何となく黙礼をする。
この女性がアルパインツアー社の添乗員,Iさんである.後日,アルパインツアーと山と渓谷社共同企画の登山スクール「塩見岳コース」で,このIさんのお世話になるとは,このときは夢にも思わなかった.
<散策ルート>
■早めに就寝
21時頃,ホテルに戻る.外はまだ十分に明るいが,寝不足になっても困るので,すぐに風呂に入って就寝する.
こうして,ミルフォードサウンドの旅の2日目は無事終わった.
(つづく)
「ミルフォードサウンド」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/60f031a53f9d612667c63b089076d183
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