中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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春たけなわの鎌倉中央公園とフラワーセンター大船を巡る

2015年03月28日 03時06分02秒 | 鎌倉あれこれ

                                  <フラワーセンター大船>

    春たけなわの鎌倉中央公園とフラワーセンター大船を巡る
              (単独散策)
         2015年3月27日(金)  晴

<ルート地図>


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<鎌倉中央公園>

■良い天気だ
 素晴らしい天気.
 右足膝の半月板を痛めてから,なるべく遠出は控えているが,こんなに素晴らしい天気だと,とてもではないが家に籠もっているなんて無理である.それに,四六時中,ジッとしているなんて私にはとてもではないが無理である.
 家内は所用があって,午前中から留守.1人ぽつねんと家で日向ぼっこをしているなんて…冗談じゃない!
 私は,ボロデジカメをポケットに忍ばせて,とにかくその辺りを一回りしょうと思う.
 そこで,何時ものようにお散歩の起点であるバス停鎌倉中央公園入口(清水塚口)まで,自宅から移動する.
 鎌倉中央公園に入ると,いきなり緩やかな下り坂になる.私ごとき半月板男には,こんな何の変哲もない下り坂でも,ちょっと歩行速度を速めると膝が軋み出す.
 「…年寄りになると歩けなくなるなって…こういうことなんだな!」
 私は自分が置かれている現実を実感しながら慄然とする.同時に,何としてもこの膝は治さなければ…このまま朽ち果てていくわけにはいかないぞ!

<鎌倉中央公園の桜;as of 9:00a.m.,28/May/2015>

■春の日差しが温かい上の池
 鎌倉中央公園に入る.
 テレビを見ていると,あちらこちらで桜が開花しているようだが,鎌倉中央公園の桜は,開花まで後もう少しというところだ.
 目の前に上の池が広がっている.春の日差しが眩しい.やっぱり春だ.公園の近くに住んでいると思われるご年配の方々や幼児を連れた母親がノンビリと散策している.

<上の池>

■花の写真集
 以下に園内で撮影した花の写真を何枚か披露しよう.
 ただ,私は名にし負う花オンチ.花の名前など殆ど分からないので,いや分かろうとしないので,どの花も,単に「花」と呼ぶことにしよう.
 ただ,もし花のことが分かったら,山歩きやお散歩がさぞかし楽しいだろうなと想像すると,実に口惜しい.










<山崎からフラワーセンター大船へ>

■水温む
 山崎口から公園の外へ出る.小川の水が温んでいるようなので,立ち止まって覗き込む.やっぱり春だなぁ…と嬉しくなる.


■山崎の谷戸道
 山崎の集落から宝積寺跡を通り抜けて天神山の山裾を半周するように進む.民家の庭は花盛りだ.
 半月板のことなどすっかり忘れて散策を楽しむ.

<閑静な山崎の集落>

■妙法寺
 10時28分,やっと妙法寺に到着する.
 脚の調子が悪いので,どうしても歩行速度が遅くなる.ここまで来るのに随分と時間が掛かってしまう.でも,仕方ないなと諦める.

<妙法寺>

<フラワーセンター大船>

■今日のフラワーセンター
 山崎跨線橋を渡って,10時44分,漸く県立フラワーセンター大船植物園に到着する.65歳以上は入園料100円である.これは有り難い(もっとも何年か前までは無料だったが…).
 園内に入る.
 入口右手にある案内板を見ると,ソメイヨシノが「咲き始め」とのことである.その他は,下の写真の通りである.

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入口から園内を見渡す
 目の前に花いっぱいの視界が開ける.今日は平日にもかかわらず,沢山の入園者が訪れている.華やいだ雰囲気だ.
 “こりゃ~ぁ…! 良いぞ!”
 私は,暫くの間,池の畔のベンチに座り込んで日向ぼっこだ.実に心地が良い.

<フラワーセンター入口>

開放感が何とも言えない!
 池を覗き込む.
 この広々感,開放感って言うのかな.見ているだけで気分が晴れ晴れとしてくる.

<開放感溢れる池の畔>

■丘の小径
 池の畔にある丘に登る.
 “どうだい…,この見事さ,美しさ…”
 私は体内に巣喰っているもう一人の私に話しかける.

<丘の小径>

■花を眺めながらブラリ,ブラリ
 暫くの間,花を眺めながら適当にブラリ,ブラリ.
 花の名前を間違えて書くとハズカシイので,以下の写真は総べて「花」という題名にしておこう.






■花の即売場
 展示場脇の花の即売場を覗いてみる.
 “綺麗な花を育てるって,多分,楽しいだろうな…”
 花を育てるには,いろいろと苦労があるんだろうけど,チョッピリ羨ましくなる.とはいえ,私には種から花を育てようとする気力はない.

<花の即売場>

■花の会写真展
 展示場の前に「花の会写真展」の案内板が目に止まる.
 “ちょっと覗いてみるか…”
 …というのも,私自身,下手の横好きで絵を画いているので.写真にも多少の興味がある.
 会場に入る.
 上品な姿形の紳士が,
 「いらっしゃいませ…」
と丁寧に出迎える.私,ドギマギ.
 場内には沢山の写真がズラリと飾り付けてある.
 花の会がどんな組織化知る由もないが,どうやら会員が16人の小さな組織のようである.ただ,同種の会が他の地域にもあって,他の地域の会に所属する方々の写真も一緒に展示されているようだ.
  
<花の会の案内板>                              <展示会場>

■素晴らしい写真ばかり
 かなり時間を掛けて会場を一回りする.
 特に気に入った写真が3点あったので,案内掛の方に,
 「写真を撮らせて頂いて良いですか…?」
と伺う.
 「どうぞ,どうぞ,…何かお気に入りの写真がありましたか」
 これを切っ掛けにして,いろいろと雑談をさせて頂く.
 私は,デジカメを使っているのか,PCのプリンターで印刷をしているのかなど,いろいろ伺ってみる.
 係の方の説明によると,殆ど全ての写真はフィルムカメラで撮影して,従来通りの方法で現像焼き付けをしているそうである.
 私は,“なるほどな”と同感する.拝見した写真は,どれも何ともいえない落ち着きがあって,とてもプリンターなどでは印刷できそうもない感じだったからである.
 伺うところによると,係員の男性は,カラー写真を自分で焼き付けるとのこと.
 私も,学生時代に押し入れの中に入って,白黒写真を現像,焼き付けをしたことがあるが,カラー写真の焼き付けは,ややこしくて,とても素人の手に負えないので,何時の間にか私の興味は写真から遠ざかってしまった.

お気に入りの写真3枚
 許可を得てお気に入りの写真3枚の写真を撮る…が,私のデジカメで撮影してみると,これらの写真の風合いの良さが,すべて吹っ飛んでしまっているのに気がつく.
 ”ヤッパリ,デジカメは,デジカメだな…”
 ガッカリ.
 でも,自分用の記録として,ブログ記事に収録しておこう.なお作者名などは伏せておこう.
  
<私のお気に入りの3枚>

■池の鯉
 展示場から外へ出る.
 展示場近くの池の畔で,池を眺めながらボンヤリしている.今日の陽気は暑くも寒くもなく実に良い気分である.
 池を覗き込むと,大きな鯉がノンビリと泳いでいる.
 “こいつ何を考えているんだろう…”
 そう思うと,何だか妙な気分になってくる.

<鯉に自我ってあるのかしら?>

■桜が見頃
 園内西側に種々の桜が植えてある.今が見頃の桜が見事だ.
 この辺りを散策していると,桜にも色々な種類があることが,良く分かる…が,私にはどの桜が何かは良く分からない.
 …ま,とにかく桜の写真を何枚かブログに収録しておこう.




■賑わう広場
 桜ゾーンを抜けて熱帯植物園(正式な名称忘れた;以下単に温室と表記)へ向かう.
 途中の広場は,家族ずれで賑わっている.平和で長閑な風景だ.こんな風景を眺めていると,つくづくと平和の有り難さが身に染みる.
 ”この平和な日常を末永く保たなければ…”
と,ついつい力んだ気持ちになってしまう.これも私達のような焼け跡派共通の心情ではないかと思う.

<長閑で平和な雰囲気の広場>

■温室に入る
 温室に入る.何時も温室に入ると,ムッとした湿気と熱気を感じるが,今日は外気との差は餘感じない.ただ,室内に入った途端に,むせかえるような花の匂いが漂っている.
 室内には色鮮やかな花が沢山咲いている.花の名前など到底覚えられないが,とにかく多種多様である.どれもこれも原色に近い鮮やかな色合いの花ばかり.私の個人的趣味では,繊細な色合いの日本の花が親しみやすいが,その辺は人それぞれだろう.

<温室の中の色鮮やかな花>

■蓮の池
 温室の中の曲がりくねった道を進むと,突然広々とした池が広がる.素晴らしい所だ.
 池の畔に座り込んで,色々な蓮(?)の花を楽しみむ.

<池がある明るい空間>

■池の中は小宇宙
 池の中を覗き込む.
 なんとまあ,池の中には数え切れないほど沢山の小魚が住んでいる.池全体で何百匹いや何千匹を居るようである.
 水面が一寸揺れると,あちらこちらから沢山の小魚が集まってくる.小魚の中にも大きい奴と小さいのがいる.皆,実に活発に泳ぎ回っている.
 いくら小さな魚とはいえ,ちゃんと目的を持って泳ぎ回っているのだろう.そんな小魚の動きを見ていると不思議な気分になってくる.
 “この小さな池も,彼らにとっては無間に近い広い空間に思えるだろうな…”
 私は盛んに動き回る小魚を見ている内に不思議な気分になってくる.

<池の中で盛んに泳ぎ回る小魚の群れ>

■そろそろ出口へ
 フラワーセンターに入園してから大分時間が経過した.そろそろフラワーセンターにオサラバしようかなと思う.
 辺りの草花を眺めながら,出口の方へ向かう.

<花壇を眺めながら出口へ>

<大船駅へ>

■玉泉寺
 12時20分,フラワーセンターから外へ出る.
 当初,貞宗寺,園光院,久成寺,二伝寺を経由して藤沢まで歩こうかと思っていたが,フラワーセンターで随分とノンビリしてしまったので,予定を変えて大船駅まで戻ることにする.
 フラワーセンターから,まずは玉泉寺を目指す.
 12時25分,玉泉寺に到着する.境内には人気がなくひっそりと静まり返っている.
 特にめぼしい草花もないので,本堂に向かって合掌を済ませてからそそくさと立ち去る.

<玉泉寺>

■玉縄小学校の桜
 12時32分,玉縄小学校脇を通過する.ここの桜の開花具合が気になっていたが,まだほんの2~3分先という所かな.

<玉縄小学校の桜>

■トンネルを潜って大船駅方面へ
 12時37分,トンネルを潜って,柏尾川沿いの道に突き当たる.途端に自動車や電車の騒音が聞こえてくる.
 ”トンネルを抜けると騒音だった”
 トンネルの先で左折して大船駅方面に向かう.
 12時40分,玉縄首塚に到着する.この首塚については,当ブログでもしばしば取り上げているので,今回は説明を省略する.
 首塚の前から裏道に入る.
 途中,山ネコ料理店や大船軒に立ち寄って昼食でも摂ろうかと思ったが,何となく気後れしてやり過ごしてしまう.
 
<トンネルを潜る>                            <玉縄首塚>

■大船観音
 途中から大船駅に通じる長い高架橋を渡る.
 高架橋の途中から,大船観音がとても良く見える.この観音様,顔立ちが実に美しい.ついつい観音様の写真を撮る.
 ”そういえば,ここ20年ぐらい,一度も大船観音寺を訪れていないな…”

<大船観音>

<大船駅界隈を一回り>

■中通りで昼食
 12時58分,大船駅に到着する.
 “さて,どうしよう…”
 家に帰っても,今日は家内が留守なので,自分で昼食を造らなければならない.面倒だ.
 …という訳で,中通りの某水産会社が経営する食堂で,マグロ丼を賞味する.店員がやたらに大きな声で,
 「…ラっしゃい…!」
とがなり立てるのがうるさくて気になるが,新鮮な魚料理は私の好物である.
 大満足.

■ヤマダ電機と本屋を巡る
 昼食後ヤマダ電機にまわる.実はこのほどやっと購入したWindows8.1のパソコンに,これまで使ってきたWindows7パソコンのソフトウエアや設定を引っ越しするソフトウエアを購入したかったから.
 いろいろ品定めをして,ソースネクスト社製の『おまかせ引っ越』を購入する・
 つづいて,近くの西友6階にある本屋を訪れる.ここでWidows8.1関係の本を少々立ち読みする.でもなかなかお目当ての本が見つからないので,本屋は立ち読みだけで済ませる.

最後は”ヤッパリ”バスに乗車
 本屋で立ち読みしている間に,随分と時間が経ってしまう.
 ”こりゃ~いかん!”
 私はソソクサと大船駅に戻る.駅に到着したのが14時45分.予想以上に無駄時間を費やしてしまった.
 大船駅14時55分発のバスに乗車する.
 16時07分頃,何とか帰宅する.
 随分長い間あちらこちらを歩き回っていたような気がするが,歩行距離はたったの5.8キロメートルに過ぎない.でも,この右膝の故障に免じて,今日の所はこれで良しとするか.
 でも,本音は一日も早く右膝の故障を治して,塔ノ岳に復帰したいな~

<ラップタイム>

 9:50  鎌倉中央公園入口歩き出し
 9:55  鎌倉中央公園山崎口
10:28  妙法寺
10:44  フラワーセンター鎌倉着
12:20        〃      発
12:25  玉泉寺
12:40  玉縄首塚
12:55  大船駅
14:45  ふたたび大船駅

[散策記録]

■水平歩行距離       5.8km

■累積登攀高度       54m 

■累積下降高度       99m

■所要時間(休憩時間込み)
 中央公園入口発        9:50
 大船駅着                       14:45

 (所要時間)      4時間55分(4.92h)
 水平歩行速度        5.8km/4.92h=1.18km/h
                                                                 (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7d5c735cbe31ba92988f310e716a51f8
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
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