中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第8目(2):オークランドへ移動(2)

2014年02月24日 05時18分19秒 | ニュージーランド:ルアペフ・タラナキ

                           <ニュープリマス空港の待合室>
 
[復刻版]
 ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第8目(2):オークランドへ移動(2) 
 
            (山旅スクール5期同窓生)
     2006年1月27日(金)~2月4日(土)

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第8日目;2006年2月3日(金)
オークランドに到着

 
<ルート地図>



<ニュープリマス空港を離陸>

■ニュープリマス空港着
 私達を乗せたバスは,11時40分にニュープリマス空港に到着する.この空港は,日本の地方都市の空港のような雰囲気が漂っている.とにかく空港全体が閑散としている.
 私は,待合室で旅行中の余り物のリンゴ,ヨーグルト,スナックなどの軽食を食べて,昼食代わりにする.売店でサンドイッチを購入して食べている仲間もいる.
 12時を過ぎると,さすがに,何となく空港内が賑やかになり始める.日本人はわれわれ以外に見当たらないようである.

<小さな飛行機>

■階段付きの扉にビックリ

 12時50分,ボーディングが開始される.セキュリティチェックはない.搭乗口から,そのまま歩いて,30~40メートル先に停まっている飛行機に乗り込む.私たちが搭乗する飛行機は,主翼が胴体の上についている双発機である.
 飛行機の中に入ると,中央の通路を挟んで,左右に2列,合計4列の客席が並んでいる。小さな飛行機である.私の席は2C,つまり通路側で,前から2列目である。私の隣にはビアンコさんの旦那が座る.
 
<ハシゴのある扉>                                      <ワンウオーター>

■オークランドへ
 やがて,飛行機の入口が閉められる.入口の扉の裏側が,先ほど搭乗したときに使った階段になっている.
 “なるほど! うまく出来ているな.”
 扉の隣にスチュワーデスが座る席がある.その右奥が操縦席になっている.
 12時50分,飛行機が動き出す.
 若いスチュワーデスが,かしこまった顔をしてスチュワーデス席に座る.
 13時00分,離陸.

 飛行機はすぐに青い海原の上に出る.仲間のお一人は,折角窓際に座っているのに,外の景色を見ないまま居眠りを始める.タラナキ山は,残念ながら雲の中で全く見えない.
 すぐに,スチュワーデスが,
 “One Water.”
と言いながら,小さなカップに入った水を配り始める.ワンウオーターとは面白い表現だなと思う.飲み終わった容器は直ぐに回収される.
 スチュワーデスが,われわれ日本人の所へ来て,日本語で話しかけてくる。彼女は日本語を勉強中だという.それもあって,機内で日本人を見かけると,習いたての日本語を試してみるそうである.
 綺麗なスチュワーデスなので,話しかけられる日本人も満更ではない顔をしている.
 12時27分,スチュワーデスが飴を配り始める.
 そのすぐ後に,
 “Fasten your seat belt.”
というアナウンスがある.
 まもなく 飛行機が揺れ始める.
 13時39分,私たちの飛行機は,無事,オークランド空港に着陸する.
  先ほど機内に格納された階段付きの扉が,また開く.
 今度は,入口から建物まで廊下が延びている.

<オークランド空港に到着>

<オークランド空港に到着>


■バゲージクレイム
 13時44分,ディッセンバーグ.

 13時53分,バゲージクレイムを終わる.
 荷物を受け取ってみると, 私のバゲージの底部が,少し壊れている.当の持ち主の私も,何時,壊れたのか分からない.
 私は,これっぽっちの損傷は,どうでも良いと思っているが,ツアーリーダーのSさんが許さない.早速,航空会社の窓口へクレーム処理をしに行こうと私に提案する.

 私は内心では,
  “面倒くさいな~ぁ・・・これっぽっちの傷,どうでも良いのに・・・”
と思ったが,半ばSさんに引きずられるようにして,少し離れたところにある航空会社の窓口まで,ゴロゴロと荷物を引きずりながら行く.
 Sさんが,太って恰幅の良い窓口の中年おばさんにクレームする.その間にも,何人かの客が,入れ替わり立ち替わり窓口に来る.その度に,私のクレーム処理は中断する.ますます面倒くさいという気分になる.
 結局,航空会社としては責任は持てないが,事故証明書は発行するということになる.
 Sさんは,
 「・・・帰国したら,この書類をアルパインツアー社を経由して保険会社に出しておきます.保険会社が保証してくれるかどうか分かりませんが,もし,出してくれる場合は,保険会社から,直接,連絡があります・・」
と私に説明する.
 Sさんは凄い人だなと,つくづく感心する.

■リッジホテルへ移動
 14時22分,やっと仲間の場所へ戻る.ずいぶんと時間を取ってしまい,申し訳ないなという気持ちで一杯である.
 14時25分,出迎えのバスに乗車する.
 すぐに発車.
 Sさんから,マイクを通じてガイダンスと注意がある.
 「・・・オークランドはニュージーランドで最大の都市です.ニュージーランドの人口は約470万人です.その内,140万人がオークランドに住んでいます・・・ニュージーランドは治安がよい国だといわれています.でも,オークランドのような大都市では,十分注意して下さい・・・」
 太平洋とタスマン海がほとんど接してしまう所を通過する.やがて緑が一杯の素晴らしい住宅地の中に入る.
 少々眠くなる.ついついウトウトとする.

<リッジホテルに到着>

■宿泊手続き
 13時03分,Sさんが,
 「そろそろホテルに到着します.降りる容易をして下さい」
とアナウンスする.
 15時04分,狭い通路を通り抜けて,今夜の宿泊地,リッジスホテル(Rydges Hotel)に到着する.
 Sさんが早速フロントで宿泊手続きをする.
  ビアンコ夫妻
  フクロウとバーダー
  酋長とドッジさんのご主人(愛飲家部屋)
  ドッジさんとスケルトンさん
  Sさんと私
の相部屋となる.

■明日の予定
 続いて,明日の予定の説明を受ける.
  モーニングコール 5時30分
  バゲージダウン   6時30分
  朝食         6時30分
  出発         7時00分
  成田行搭乗     9時30分
  関空行搭乗    10時15分
 15時25分,一旦,お開きになる.
 私たちはすぐに割り当てられた部屋に入り,荷物を確かめてから,すぐのロビーへ戻り,市内観光に出掛ける予定である.
                              (つづく)

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「目次および索引」
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