中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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天城山縦走(7):初冬の天城山縦走(2)

2006年12月27日 05時54分54秒 | 関東・伊豆箱根・上信越
        こぼれ日と日だまりの散歩道

           天城山縦走(7)

           初冬の天城山縦走(2)

           湘南カラビナ隊忘年会
         2006年12月18日(月)~19日(火)

<初冬の天城山縦走(2)>

■八丁池寸景

 早朝7時47分に水生地を出発した私達は,のんびりと初冬の尾根道を楽しみながら,9時54分に八丁池に到着する。歩いている分には,殆ど寒さを感じないが,湖畔で一休みしていると,途端に寒さが身に凍みる。
 八丁池は予想していたよりも,ずっと大きな池である。湖面の殆どが固く氷結している。何人かが岸辺の氷の近くを歩いている。誰かが,
 「危ないよ・・・」
と声を掛ける。
 素晴らしい湖をカメラに収めようと思うが,湖が広すぎて,ほんの一部しか撮れない。



           <八丁池寸景>

■白田峠
 10時07分に八丁池を出発する。なだらかな窪地を北北西の方向に少し下って,再び登る。そして,なだらかな丘陵を越える。登山道は北東に向きを変える。進行方向右手には,10メートルほどの高さのなだらかで優しい尾根が併行して続いている。やがて,尾根道は下り坂になり南東に向きを変え,さらに100メートルほど進むと,今度は東北東に向きが変わる。再び北北東に標高差10メートルほど下り,10時46分,白田峠に到着する。ここは鞍部の十字路になっている。近くには朽ちかけたベンチが2脚,その先に「八丁池2.5km,戸塚峠1.6km」と書いてある案内板が建っている。
 地形図とコンパスで現在地を確かめる。日田峠の位置が,地形図と実際では,かなりずれている。この辺りから地形図に記載されている登山道と,実際の登山道が大分違っているのが気に掛かる。地形図とエリアマップの戸塚峠の位置がずれている。「峠」を“鞍部”と解釈するか,それとも“道の交差点”と解釈するかの違いだろう。


■戸塚峠
 白田峠をそのまま通過する。小さな丘陵を越えると鞍部を通り過ぎる。登山道は次第に東に向きを変える。水平に近い尾根道が続く。辺りは綺麗なブナの林である。丹沢の鍋割山周辺のブナよりも若いブナが多いためか,何とも気分がよい。
 進行方向右手に,木の根が数本に分かれた大きなブナの木が生えている。根の上がいきなり数本に枝分かれしている。屈強な若者数名が向かい合って大空に手を広げているような姿である。淡い冬の日差しが,枝分かれした根元に影を作っている。
      
             <ブナの大木>
 やがて,尾根幅が大分狭くなり,左右の谷間がやや深くなる。再びなだらかな鞍部を通り過ぎて,ほんの小さな丘をこえて,11時08分に戸塚峠に到着する。足並みが揃っているために,大分時間を稼ぐことができた。
 再び地図とコンパスで現在位置を確認する。地形図で示す戸塚峠から戸塚峠に至る山道の位置が,実際とかなり異なっている。

         <位置が微妙な戸塚峠>

■小岳山頂で昼食
 立ち休憩を2分ばかりとってから,11時10分に戸塚峠を出発する。前方のやや右手に,これから登る小岳(1360m)が聳えている。地形図に示されている登山道は,この辺りでは,あまり当てにならないようである。ほんの100メートル余り進むと,小岳の山麓に到着する。ここからいきなり急勾配の登り坂になる。
 登り坂に少々弱いドッジさんが先頭になる。ユックリペースで登るので,その後についた私は少々焦れったい思いをし続ける。周囲は相変わらずブナ林になっている。標高差で60~70メートルほどの急勾配を登ると,登山道が東南東に向きを変える。この辺りから勾配が極端に緩くなる。ドッジさんが先に行くように薦める。山頂も近いので,お言葉に甘えて,ドンドン先へ進み,11時51分に小岳山頂に到着する。ドッジさんと酋長さん以外のメンバーが次々に山頂に到着する。そして,2~3分遅れて,ドッジさんと酋長さんも山頂に到着する。

           <静かな小岳山頂>
 小岳の山頂はブナ林に囲まれた素晴らしい広場になっている。時間があれば,ここで日差しを浴びながらユックリと居眠りしたいところである。晴大明神GLの判断で,ここで早めの昼食となる。日溜まりに座り込んで,気持ちの良いランチタイムを過ごす。
                          (つづく)


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