空(カラ)のCD
<<エピローグ>>
私は旅行中に迂闊にも空(カラ)のCD,つまり中身の入っていないCDの容器だけを買ってしまった。私がカラだと気が付いたのは,購入してから2~3日経ってからであった。あのとき,私は,もうあっさりとCDを入手することを諦めてしまった。ところが親切な添乗員,Sさんから,いろいろとお骨折りを頂いた。しかし,私は,
「どうせ,手許には戻らないだろう」
と思っている。
2月某日,見慣れない封筒が私の元に届いた。封筒の表には,フエルトペンを使って,仮名釘流のローマ字で,私の住所と名前が書かれている。
「・・まさか!」
と思いながら半信半疑で封筒を開ける。
中には,CDが1枚,素っ気なくゴロンと入っている。手紙は入っていない。
私は,正直なところ,大変ビックリした。
回を改めて,このCDの中から,特に美しい映像を,このブログで紹介する。
(第38回おわり)
<<エピローグ>>
私は旅行中に迂闊にも空(カラ)のCD,つまり中身の入っていないCDの容器だけを買ってしまった。私がカラだと気が付いたのは,購入してから2~3日経ってからであった。あのとき,私は,もうあっさりとCDを入手することを諦めてしまった。ところが親切な添乗員,Sさんから,いろいろとお骨折りを頂いた。しかし,私は,
「どうせ,手許には戻らないだろう」
と思っている。
2月某日,見慣れない封筒が私の元に届いた。封筒の表には,フエルトペンを使って,仮名釘流のローマ字で,私の住所と名前が書かれている。
「・・まさか!」
と思いながら半信半疑で封筒を開ける。
中には,CDが1枚,素っ気なくゴロンと入っている。手紙は入っていない。
私は,正直なところ,大変ビックリした。
回を改めて,このCDの中から,特に美しい映像を,このブログで紹介する。
(第38回おわり)