横須賀市内中心部社寺史跡巡りと猿島周遊
(鎌っこ倉ぶ:第68回例会)
2007年9月8日(土)
1.開催日 2007年9月8日(土)
2.集合場所・時間 JR横須賀駅前 10:00
3.解散場所・時間 京急横須賀中央駅前 16:00頃
4.コース
JR横須賀駅前→ヴェルニー公園・記念館→ドブ板通り←三笠公園→三笠桟橋
==(観光船)==>猿島(ピクニック広場・日蓮洞窟・愛のトンネル・司令部など)
==(観光船)==>三笠桟橋←戦艦三笠見学(解散)

5.参加者
約20人余り
[ハイキングの概要]
■JR横須賀駅に集合
私は十分余裕を持って家を出発したが,何処かで人身事故があったとかで,横須賀線は大幅に遅延している。それでも,何とか集合時間ギリギリの9時49分に,JR横須賀駅に到着することができた。案の定,かなりの参加者が遅刻するが,これは止むを得ないことだろう。
定刻より,30分余り遅れて,歩き出す。
今日の道案内も,何時もの通り「お師匠さん」である。お師匠さんは,flower-hillの鎌倉散策のお仲間で,もう,かれこれ10年以上の長いお付き合いになる。相変わらず,こまめに事前調査をされるお師匠さんは,例によって,非常に精密な資料を用意して,参加者全員に配布してくれる。

<JR横須賀駅に集合> <ヴェルニー記念館>
■ヴェルニー記念館
この所,好天気には恵まれない。連日のように雨が降っていたが,どういう訳か,今日だけは,まあまあのお天気である。むしろ蒸し暑くて閉口する。JR横須賀駅前を,10時32分に出発した私達は,海沿いの道を東に歩き,10時36分,最初の見学場所であるヴェルニー記念館に到着する。ここで30分ほど館内を見学する。

<ヴェルニー公園の案内板> <3トン蒸気プレス>
浅学な私にはヴェルニーという人物のことは全く分からないが,館内の説明書きによると,江戸幕府の横須賀製鉄所の建設に関わったフランス人技師らしい。
館内で圧巻なのは蒸気圧で動く2台のスチームハンマーである。まず,電気ではなく,蒸気圧で動くことに意表を突かれる。そして,明治時代の機械にしては,あまりの巨大さにビックリする。昔々,私は仙台にある田舎大学の工学部に学んだ。その頃,工作実習という必修の授業があった・・・あのときは,このハンマーよりずっと小さな実習用のハンマーで,断面が丸い鉄の棒を四角の鉄棒に加工するという実習があった。あのときの大きな音と,「ガン,ガン」と手許に響く振動が,昨日のことのように思い出す。

<ヴエルニーの胸像> <小栗上野介忠順の胸像>
11時07分にヴェルニー記念館を出る。そして,ヴェルニー公園をドブ板通り方面に散策する。公園内にはヴェルニー胸像や,日本初の渡米委使節,小栗上野介忠順胸像,海軍の碑などが並んでいる。
■電気自動車ELIICA
11時07分にヴェルニー記念館を出る。広い道路を渡って,横須賀芸術劇場の大きな建物の前に到着する。近代的で随分と大きな建物だが,何となく直角,直角ばかりで,無機質な雰囲気が漂っている。このような四角四面の近代建築は,私の情感には合わない。お師匠さんの話だと,この芸術劇場で美空ひばりも公演したことがあるという。

<横須賀芸術劇場> <電気自動車ELIICA>
建物の前には,何処かで見たことのある“いかつい車”が展示されている。前輪4個,後輪4個の物々しい乗用車である。近くに真新しい背広をぎこちなく着た若い男性が数名立っている。私はELIICAへの好奇心から,
「この車,何ですか? どこのメーカー?」
と聞いてみる。
「私達,慶応大学のものです。私達が開発した電気自動車です・・・」
「ところで,ELIICAは何の略ですか?」
「Electric %△&‘!?△△・・・◇“#・・・の略です」(聞いた途端に忘れた)
と答える。
この物珍しい車を眺めている内に,仲間達はドンドン先へ進んでしまう。1人取り残された私は,皆がどっちへ行ったのか,一瞬,分からなくなり,どっちへ行こうかと戸惑ってしまう。
■ドブ板通り
取り残された私は,しばらく戸惑ったが,多分ドブ板通りを通るだろうと思って,そちらとおぼしい方向へ急ぐ。やがて,一行が道幅一杯に広がって歩いている後ろ姿を見付ける。
11時15分,ドブ板通りの入口に到着する。入口には「DOBUITA STREET」と書いた案内板が建っている。私には,もう,何十年も前に,ドブ板通りを通った記憶がおぼろげながらある。何だか近寄りにくくて狭い通りだったような気がする。ところが今はすっかり明るくて広い通りになっている。道路は化粧煉瓦で舗装され,エキゾチックな店が建ち並んでいる。時間があったら,ゆっくりとウインドウショッピングしたいところだが,今日は団体行動なので,勝手な行動はできない。まことに残念だが諦めて一行の後を追う。

<ドブ板通り> <延命地蔵尊>
ドブ板通り入口から,ほんの数分進むと,右側に狭い敷地に延命地蔵尊がある。この地蔵尊にまつわる故事来歴は,全く調べたことがない。従って御利益の程は,全く不明だが,一行の中で信心深い人達が地蔵尊の前で熱心に合掌している。
■三笠桟橋
ドブ板通りを通り抜けた私達は,11時25分に,三笠公園の入口に到着する。ここから綺麗に化粧された路を東に進む。そして,11時31分に神奈川歯科大学,11時35分に横須賀学園の前を通過する。横須賀学園正門脇には「メダカの学校」と書いた看板が建っている。看板にはメダカの学校の詩が刻まれている。
さらに先に進んで,11時40分に,記念艦三笠が設置されている三笠桟橋に到着する。

<記念艦三笠のある三笠桟橋> <猿島公園の全景>
■猿島に到着
今日は休日とあって,猿島行の観光船はピストン運転をしているようである。私達は観光船トライアングル2号に乗って,12時02分に三笠港を出港する。船内は沢山の観光客で賑わっている。船は静かに凪いでいる海面を滑るように走る。 12時09分に猿島港に到着する。港周辺は狭いながらも海水浴場になっている。その砂浜にビッシリと海水浴客が集まっている。彼方此方でバーベキューを楽しんでいる人がいる。砂浜で遊んでいるのは,殆ど若い人達である。若い人に交じって,リュックを担いで歩く私達は,周囲から幾分浮いているように見えているに違いない。
猿島は,南北に長い小さな島である。南北約600メートル,東西約200メートル程だろうか。私達はお師匠さんの先導で,港から島の山頂を目指して歩き出す。売店のある休憩所から山道に右折して,少し登ると小高い広場に出る。ここから入り江の先に観音崎が良く見える。さらに緩やかな登り坂の散策路を進む。大砲座跡を右に見ながら,さらに先へ進んで,展望台広場に到着する。監視所跡広場といわれているところである。広さ500平方メートルほどの小さな広場だが,お師匠さんの指示で,ここで昼食を摂ることになる。日差しが暑いので,なるべく日陰を選びながら,思い思いに座り込む。

<広場の日陰で昼食> <広場から横須賀を眺める>
■猿島の尾根を縦走
昼食を終えた後,13時25分に広場を出発する。一旦,短い階段を降りて,海岸沿いの散策路を進む。13時50分,急な崖に作られた階段を海岸まで降りる。そこに洞窟がある。お師匠さんが,洞窟の由来を説明するが,私は,聞いた途端に,話の内容を忘れてしまう。

<急な階段を下る> <堀割の上から縦坑を覗く>

<堀割の中を行く一行>
※プライバシー保護のために解像度を落としいます。
再び階段を登って,尾根近くのトラバース路を少し進むと,巨大な掘り割りの真ん中にでる。お師匠さんに促されるままに,掘割の上に登ってみる。そこには,何か運搬に使われたと思われる縦坑が残っている。入口の柵からカメラを中に突きだして,縦坑の中の写真を撮る。
掘割を抜けて,再び尾根路まで登る。そして路なりにダラダラと緩やかな下り坂を進む。そして,14時12分に猿島港近くの広場にある売店に到着する。ここで暫くの間休憩になる。
■記念艦三笠
広場に沢山の観光客が集まっている。結構若い人達が沢山居る。やがて,三笠港行の船が出航する桟橋に行列ができはじめる。私達も列に加わることにする。

<光る海> <観光船に乗車>
私達も14時46分猿島港発の船に乗りこむ。今度,私達が乗船した船はトライアングルシーフレンド1号である。先ほど乗った2号と,どこがどう違うか良く分からない。14時54分に三笠港に到着する。広場は相変わらず蒸し暑い。とりあえずは,広場で一休みする。ここで,一旦,解散。希望者だけ記念艦三笠を見学することにする。
お師匠さんの先導で,15時12分に記念艦三笠に入館する。入館者は余り多くないので内部は閑散としている。まずは甲板を散策する。私は船が予想以上に意外に大きな代物あbいのに少々戸惑う。続いて船橋上部に登ってみる。高いところから三笠公園がとても良く見える。頭上から残暑の太陽がジリジリと照りつける。
私の近くにいたお師匠さんが,
「下へ行きましょう・・・冷房が利いていて涼しいですよ」
と私を誘う。

<戦艦三笠> <勅語>

<日本海海戦の絵>
お師匠さんの後に付いて,甲板の下の展示場を見学する。ここで初めて東郷元帥の写真を拝見する。子供の時代から見慣れていた絵画も飾られている。少年時代に,ある種の憧れを抱いていた絵である。それにしても明治時代の偉人は,今の日本人に比較して,随分と「凛」としている印象を受ける。

<皇国の興廃> <艦長室>
■JR横須賀駅から横須賀線経由で帰宅
15時37分に記念鑑三笠を出る。三笠公園で集合写真を撮って,15時54分に解散となる。過半数の皆さんは,喫茶店でお茶をした後,横須賀中央駅から帰宅する予定である。私は早く帰宅したかったので,真っ直ぐJR横須賀駅に向かうことにする。私と同じように横須賀駅に戻る仲間,数名と一緒に駅に向かって歩き始める。
横須賀駅から横須賀線とバスを乗り継いで,17時30分頃,無事,帰宅。
[ハイキング記録]
10:32 JR横須賀駅から歩き出し
10:36 ヴエルニー記念館見学(11:07まで)
11:15 ドブ板通り入口
11:25 三笠公園入口
11:31 神奈川歯科大前
11:35 横須賀学院前(メダカの学校碑)
12:02 三笠港発
12:09 猿島港着
※猿島周遊
14:46 猿島港発
14:54 三笠港着
15:12 記念鑑三笠見学(15:37まで)
15:54 三笠公園で解散
■歩行距離 約8.5km
■行動時間(休憩時間を含む)
歩き出し 10:32
解散 15:54
(行動時間 5時間22分[5.37h])
■歩行速度
8.5km/5.37h=1.58km/h
(おわり)
(鎌っこ倉ぶ:第68回例会)
2007年9月8日(土)
1.開催日 2007年9月8日(土)
2.集合場所・時間 JR横須賀駅前 10:00
3.解散場所・時間 京急横須賀中央駅前 16:00頃
4.コース
JR横須賀駅前→ヴェルニー公園・記念館→ドブ板通り←三笠公園→三笠桟橋
==(観光船)==>猿島(ピクニック広場・日蓮洞窟・愛のトンネル・司令部など)
==(観光船)==>三笠桟橋←戦艦三笠見学(解散)

5.参加者
約20人余り
[ハイキングの概要]
■JR横須賀駅に集合
私は十分余裕を持って家を出発したが,何処かで人身事故があったとかで,横須賀線は大幅に遅延している。それでも,何とか集合時間ギリギリの9時49分に,JR横須賀駅に到着することができた。案の定,かなりの参加者が遅刻するが,これは止むを得ないことだろう。
定刻より,30分余り遅れて,歩き出す。
今日の道案内も,何時もの通り「お師匠さん」である。お師匠さんは,flower-hillの鎌倉散策のお仲間で,もう,かれこれ10年以上の長いお付き合いになる。相変わらず,こまめに事前調査をされるお師匠さんは,例によって,非常に精密な資料を用意して,参加者全員に配布してくれる。


<JR横須賀駅に集合> <ヴェルニー記念館>
■ヴェルニー記念館
この所,好天気には恵まれない。連日のように雨が降っていたが,どういう訳か,今日だけは,まあまあのお天気である。むしろ蒸し暑くて閉口する。JR横須賀駅前を,10時32分に出発した私達は,海沿いの道を東に歩き,10時36分,最初の見学場所であるヴェルニー記念館に到着する。ここで30分ほど館内を見学する。


<ヴェルニー公園の案内板> <3トン蒸気プレス>
浅学な私にはヴェルニーという人物のことは全く分からないが,館内の説明書きによると,江戸幕府の横須賀製鉄所の建設に関わったフランス人技師らしい。
館内で圧巻なのは蒸気圧で動く2台のスチームハンマーである。まず,電気ではなく,蒸気圧で動くことに意表を突かれる。そして,明治時代の機械にしては,あまりの巨大さにビックリする。昔々,私は仙台にある田舎大学の工学部に学んだ。その頃,工作実習という必修の授業があった・・・あのときは,このハンマーよりずっと小さな実習用のハンマーで,断面が丸い鉄の棒を四角の鉄棒に加工するという実習があった。あのときの大きな音と,「ガン,ガン」と手許に響く振動が,昨日のことのように思い出す。


<ヴエルニーの胸像> <小栗上野介忠順の胸像>
11時07分にヴェルニー記念館を出る。そして,ヴェルニー公園をドブ板通り方面に散策する。公園内にはヴェルニー胸像や,日本初の渡米委使節,小栗上野介忠順胸像,海軍の碑などが並んでいる。
■電気自動車ELIICA
11時07分にヴェルニー記念館を出る。広い道路を渡って,横須賀芸術劇場の大きな建物の前に到着する。近代的で随分と大きな建物だが,何となく直角,直角ばかりで,無機質な雰囲気が漂っている。このような四角四面の近代建築は,私の情感には合わない。お師匠さんの話だと,この芸術劇場で美空ひばりも公演したことがあるという。


<横須賀芸術劇場> <電気自動車ELIICA>
建物の前には,何処かで見たことのある“いかつい車”が展示されている。前輪4個,後輪4個の物々しい乗用車である。近くに真新しい背広をぎこちなく着た若い男性が数名立っている。私はELIICAへの好奇心から,
「この車,何ですか? どこのメーカー?」
と聞いてみる。
「私達,慶応大学のものです。私達が開発した電気自動車です・・・」
「ところで,ELIICAは何の略ですか?」
「Electric %△&‘!?△△・・・◇“#・・・の略です」(聞いた途端に忘れた)
と答える。
この物珍しい車を眺めている内に,仲間達はドンドン先へ進んでしまう。1人取り残された私は,皆がどっちへ行ったのか,一瞬,分からなくなり,どっちへ行こうかと戸惑ってしまう。
■ドブ板通り
取り残された私は,しばらく戸惑ったが,多分ドブ板通りを通るだろうと思って,そちらとおぼしい方向へ急ぐ。やがて,一行が道幅一杯に広がって歩いている後ろ姿を見付ける。
11時15分,ドブ板通りの入口に到着する。入口には「DOBUITA STREET」と書いた案内板が建っている。私には,もう,何十年も前に,ドブ板通りを通った記憶がおぼろげながらある。何だか近寄りにくくて狭い通りだったような気がする。ところが今はすっかり明るくて広い通りになっている。道路は化粧煉瓦で舗装され,エキゾチックな店が建ち並んでいる。時間があったら,ゆっくりとウインドウショッピングしたいところだが,今日は団体行動なので,勝手な行動はできない。まことに残念だが諦めて一行の後を追う。


<ドブ板通り> <延命地蔵尊>
ドブ板通り入口から,ほんの数分進むと,右側に狭い敷地に延命地蔵尊がある。この地蔵尊にまつわる故事来歴は,全く調べたことがない。従って御利益の程は,全く不明だが,一行の中で信心深い人達が地蔵尊の前で熱心に合掌している。
■三笠桟橋
ドブ板通りを通り抜けた私達は,11時25分に,三笠公園の入口に到着する。ここから綺麗に化粧された路を東に進む。そして,11時31分に神奈川歯科大学,11時35分に横須賀学園の前を通過する。横須賀学園正門脇には「メダカの学校」と書いた看板が建っている。看板にはメダカの学校の詩が刻まれている。
さらに先に進んで,11時40分に,記念艦三笠が設置されている三笠桟橋に到着する。


<記念艦三笠のある三笠桟橋> <猿島公園の全景>
■猿島に到着
今日は休日とあって,猿島行の観光船はピストン運転をしているようである。私達は観光船トライアングル2号に乗って,12時02分に三笠港を出港する。船内は沢山の観光客で賑わっている。船は静かに凪いでいる海面を滑るように走る。 12時09分に猿島港に到着する。港周辺は狭いながらも海水浴場になっている。その砂浜にビッシリと海水浴客が集まっている。彼方此方でバーベキューを楽しんでいる人がいる。砂浜で遊んでいるのは,殆ど若い人達である。若い人に交じって,リュックを担いで歩く私達は,周囲から幾分浮いているように見えているに違いない。
猿島は,南北に長い小さな島である。南北約600メートル,東西約200メートル程だろうか。私達はお師匠さんの先導で,港から島の山頂を目指して歩き出す。売店のある休憩所から山道に右折して,少し登ると小高い広場に出る。ここから入り江の先に観音崎が良く見える。さらに緩やかな登り坂の散策路を進む。大砲座跡を右に見ながら,さらに先へ進んで,展望台広場に到着する。監視所跡広場といわれているところである。広さ500平方メートルほどの小さな広場だが,お師匠さんの指示で,ここで昼食を摂ることになる。日差しが暑いので,なるべく日陰を選びながら,思い思いに座り込む。


<広場の日陰で昼食> <広場から横須賀を眺める>
■猿島の尾根を縦走
昼食を終えた後,13時25分に広場を出発する。一旦,短い階段を降りて,海岸沿いの散策路を進む。13時50分,急な崖に作られた階段を海岸まで降りる。そこに洞窟がある。お師匠さんが,洞窟の由来を説明するが,私は,聞いた途端に,話の内容を忘れてしまう。


<急な階段を下る> <堀割の上から縦坑を覗く>

<堀割の中を行く一行>
※プライバシー保護のために解像度を落としいます。
再び階段を登って,尾根近くのトラバース路を少し進むと,巨大な掘り割りの真ん中にでる。お師匠さんに促されるままに,掘割の上に登ってみる。そこには,何か運搬に使われたと思われる縦坑が残っている。入口の柵からカメラを中に突きだして,縦坑の中の写真を撮る。
掘割を抜けて,再び尾根路まで登る。そして路なりにダラダラと緩やかな下り坂を進む。そして,14時12分に猿島港近くの広場にある売店に到着する。ここで暫くの間休憩になる。
■記念艦三笠
広場に沢山の観光客が集まっている。結構若い人達が沢山居る。やがて,三笠港行の船が出航する桟橋に行列ができはじめる。私達も列に加わることにする。


<光る海> <観光船に乗車>
私達も14時46分猿島港発の船に乗りこむ。今度,私達が乗船した船はトライアングルシーフレンド1号である。先ほど乗った2号と,どこがどう違うか良く分からない。14時54分に三笠港に到着する。広場は相変わらず蒸し暑い。とりあえずは,広場で一休みする。ここで,一旦,解散。希望者だけ記念艦三笠を見学することにする。
お師匠さんの先導で,15時12分に記念艦三笠に入館する。入館者は余り多くないので内部は閑散としている。まずは甲板を散策する。私は船が予想以上に意外に大きな代物あbいのに少々戸惑う。続いて船橋上部に登ってみる。高いところから三笠公園がとても良く見える。頭上から残暑の太陽がジリジリと照りつける。
私の近くにいたお師匠さんが,
「下へ行きましょう・・・冷房が利いていて涼しいですよ」
と私を誘う。


<戦艦三笠> <勅語>

<日本海海戦の絵>
お師匠さんの後に付いて,甲板の下の展示場を見学する。ここで初めて東郷元帥の写真を拝見する。子供の時代から見慣れていた絵画も飾られている。少年時代に,ある種の憧れを抱いていた絵である。それにしても明治時代の偉人は,今の日本人に比較して,随分と「凛」としている印象を受ける。


<皇国の興廃> <艦長室>
■JR横須賀駅から横須賀線経由で帰宅
15時37分に記念鑑三笠を出る。三笠公園で集合写真を撮って,15時54分に解散となる。過半数の皆さんは,喫茶店でお茶をした後,横須賀中央駅から帰宅する予定である。私は早く帰宅したかったので,真っ直ぐJR横須賀駅に向かうことにする。私と同じように横須賀駅に戻る仲間,数名と一緒に駅に向かって歩き始める。
横須賀駅から横須賀線とバスを乗り継いで,17時30分頃,無事,帰宅。
[ハイキング記録]
10:32 JR横須賀駅から歩き出し
10:36 ヴエルニー記念館見学(11:07まで)
11:15 ドブ板通り入口
11:25 三笠公園入口
11:31 神奈川歯科大前
11:35 横須賀学院前(メダカの学校碑)
12:02 三笠港発
12:09 猿島港着
※猿島周遊
14:46 猿島港発
14:54 三笠港着
15:12 記念鑑三笠見学(15:37まで)
15:54 三笠公園で解散
■歩行距離 約8.5km
■行動時間(休憩時間を含む)
歩き出し 10:32
解散 15:54
(行動時間 5時間22分[5.37h])
■歩行速度
8.5km/5.37h=1.58km/h
(おわり)