ぶらり鎌倉ひとまわり
(単独山行)
2007年5月23日(水) 晴・暑
■気持ちの良い晴天
朝から良い天気である。
昨日,塔ノ岳を大倉尾根経由で往復したばかりなので,今日はのんびりと自宅で過ごすのが適当だろうが,こんなに良い天気だと,どうもジッとしていられない。
「とりあえずは,天園ハイキングコースのどこかで,涼風を浴びながら昼飯をたべよう・・・」
と思い立つ。
<散歩道で見かけた花>
■ネコのプリンちゃん
ほとんど何も持たずに手ぶらで,10時20分に家を出る。何時ものように,山の上ロータリーから尾根道を辿って山ノ内浄水場から山道に入る。道端には綺麗な花が咲いている。私は,相変わらず,花の名前などは全く分からない。でも,つくづく綺麗だなと思う。デジカメを撮りだして,花の写真を何枚も撮り続ける。途中の見晴台から,綺麗な花の向こうに,六国見山が見えている。
<山ノ内浄水場付近から六国見山を望む>
緑陰の尾根道を下って,10時53分に北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る。ここでオニギリを2個購入して,北鎌倉駅に到着する。駅前は,相変わらず沢山の観光客で溢れている。北鎌倉駅近くの踏切を渡って,円覚寺側の道を建長寺方面へ進む。途中の「ネコの家」のガラス扉は閉まっているが。扉の内側でシロネコのプリンちゃんが,何かにじゃれついている。久々にプリンちゃんを見かけたので嬉しい。早速,ガラス越しにプリンちゃんの写真を撮る。
<窓越しのプリンちゃん:何か熱心に見詰めている>
■勝上嶽へ
11時06分に名月院脇を通過して,名月谷に入る。まだ,アジサイの時期ではないので,明月院付近はまだ訪問客はそれ程多くなく閑散としている。
11時10分,登山口から登山道に入る。ヘビに合ってもおかしくない時期なので,足下に注意しながら,ジメジメした登山道を登り詰める。勝上嶽と天園ハイキングコースの分岐点で,ガイドブックを片手に持った若い女性から,瑞泉寺方面に行くのはどちらの道ですかと聞かれる。
11時30分,勝上嶽展望台に到着する。明月谷登山口からここまでは全く人に会わなかったが,この展望台には,沢山の観光客が訪れている。残念ながら,今日の展望台からは富士山は見えない。数名の観光客が展望台の欄干に凭れながら,新緑の建長寺を眺めている。私は軽く会釈をしてから,十王岩方面へ向かう。
■百八ヤグラ群
今日は五月にしては蒸し暑いが,それでも天園ハイキングコースを沢山の登山客が楽しんでいる。特段急ぐわけでもないので,私も新緑を楽しみながら,ノンビリと歩き続ける。そして,11時44分に百八ヤグラ前の十字路に到着する。そこで,地図を片手に持ったまま迷っている2人の女性に出会う。何も持たずにブラブラと歩いている私を地元の人間だと思ったのだろう。
「済みません・・・どこかお寺に降りられる道はどちらでしょう」
と私に聞いてくる。私は,地図を指さしながら,
「今,百八ヤグラって書いてあるところに居ます。覚園寺へ降りるならこちら,瑞泉寺に行くならあちらの道ですよ・・・」
と答える。1人が,
「百八ヤグラって聞いたことあります。この近くにあるんですか・・・」
と聞き返す。丁度そのときに,先ほど勝上嶽で私に道を聞いた若い女性が,私達の近くを通りかかる。
成り行きで,3人の方を連れて,百八ヤグラの第2層だけ案内する。
■大平山山頂
12時丁度に,3人と別れて百八ヤグラを出発する。少々ノンビリしすぎたので,昼食を撮るために峠の茶屋まで急ごうと思う。そして,12時12分に太平山山頂(標高159m)に到着する。山頂手前の急坂で,夫婦連れが喘ぐように,超ユックリペースで登っている。すぐに追いついてしまった私は,追い越すのも悪いので,5メートルほど離れて付かず離れずに登った。
「いやあ・・・大変な坂ですね」
と汗ビッショリになった男性が私に話しかける。
「あそこにお寺があるんですか?」
「いえ,あれはゴルフ場のクラブハウスですよ」
■峠の茶屋
<「峠の茶屋」でスプライト:人物は無関係>
12時20分に峠の茶屋に到着する。私の顔を見るなり茶屋の主人が,機先を制して,
「おゃ,今日は。今日は,仙人,まだ顔を出していませんよ・・」
と教えてくれる。そういえば,この所,仙人に合っていないなと気が付く。
ご常連はお一人だけ。茶屋の片隅で遠くの方を眺めながら一人ビールを舐めている。私は気付かれないように離れたところに座って,暫く休憩を取る。
<緑陰:獅子舞下り口>
12時38分に峠の茶屋を後にする。そろそろ歩くのが厭になってくる。そのまま平凡にハイキングコースを進み,13時07分に瑞泉寺登山口に到着する。そのまま歩き続けて,13時18分に鎌倉宮に到着する。別に疲れているわけではないが,何となく歩くのが厭になる。成り行きで大塔の宮13時32分発のバスで鎌倉駅に出る。
私は応分の年輩なので,京急バスの優待定期券(6ヶ月で2万円;全線有効)を持っている。だから,すぐにバスに乗りたくなる。困ったものである。
13時44分に鎌倉駅に到着する。ここから源氏山公園を越えて歩いて帰るか,途中までバスで帰るか,また迷う。でも,家の近くまで行くバスの時刻までは,まだ小一時間間がある。また,思いつきで,鎌倉駅13時57分発の横須賀線に乗車して大船へ出る。大船からバスに乗って,14時45分に帰宅する。
今日,半日,私は一体何をやっていたのだろうか。
[ラップタイム]
10:20 出発
↓
10:36 山ノ内浄水場
↓
10:46 北鎌倉スリーエフ着
10:51 〃 発
↓
10:53 JR北鎌倉着
10:57 〃 発
↓
11:06 名月院
↓
11:30 勝上嶽展望台
↓
11:44 百八ヤグラ着
12:00 〃 発
↓
12:12 太平山
↓
12:20 天園:峠の茶屋着
12:38 〃 発
↓
13:18 大塔の宮着
13:32 〃 発
∥ (京急バス)
13:44 鎌倉駅
(おわり)
(単独山行)
2007年5月23日(水) 晴・暑
■気持ちの良い晴天
朝から良い天気である。
昨日,塔ノ岳を大倉尾根経由で往復したばかりなので,今日はのんびりと自宅で過ごすのが適当だろうが,こんなに良い天気だと,どうもジッとしていられない。
「とりあえずは,天園ハイキングコースのどこかで,涼風を浴びながら昼飯をたべよう・・・」
と思い立つ。
<散歩道で見かけた花>
■ネコのプリンちゃん
ほとんど何も持たずに手ぶらで,10時20分に家を出る。何時ものように,山の上ロータリーから尾根道を辿って山ノ内浄水場から山道に入る。道端には綺麗な花が咲いている。私は,相変わらず,花の名前などは全く分からない。でも,つくづく綺麗だなと思う。デジカメを撮りだして,花の写真を何枚も撮り続ける。途中の見晴台から,綺麗な花の向こうに,六国見山が見えている。
<山ノ内浄水場付近から六国見山を望む>
緑陰の尾根道を下って,10時53分に北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る。ここでオニギリを2個購入して,北鎌倉駅に到着する。駅前は,相変わらず沢山の観光客で溢れている。北鎌倉駅近くの踏切を渡って,円覚寺側の道を建長寺方面へ進む。途中の「ネコの家」のガラス扉は閉まっているが。扉の内側でシロネコのプリンちゃんが,何かにじゃれついている。久々にプリンちゃんを見かけたので嬉しい。早速,ガラス越しにプリンちゃんの写真を撮る。
<窓越しのプリンちゃん:何か熱心に見詰めている>
■勝上嶽へ
11時06分に名月院脇を通過して,名月谷に入る。まだ,アジサイの時期ではないので,明月院付近はまだ訪問客はそれ程多くなく閑散としている。
11時10分,登山口から登山道に入る。ヘビに合ってもおかしくない時期なので,足下に注意しながら,ジメジメした登山道を登り詰める。勝上嶽と天園ハイキングコースの分岐点で,ガイドブックを片手に持った若い女性から,瑞泉寺方面に行くのはどちらの道ですかと聞かれる。
11時30分,勝上嶽展望台に到着する。明月谷登山口からここまでは全く人に会わなかったが,この展望台には,沢山の観光客が訪れている。残念ながら,今日の展望台からは富士山は見えない。数名の観光客が展望台の欄干に凭れながら,新緑の建長寺を眺めている。私は軽く会釈をしてから,十王岩方面へ向かう。
■百八ヤグラ群
今日は五月にしては蒸し暑いが,それでも天園ハイキングコースを沢山の登山客が楽しんでいる。特段急ぐわけでもないので,私も新緑を楽しみながら,ノンビリと歩き続ける。そして,11時44分に百八ヤグラ前の十字路に到着する。そこで,地図を片手に持ったまま迷っている2人の女性に出会う。何も持たずにブラブラと歩いている私を地元の人間だと思ったのだろう。
「済みません・・・どこかお寺に降りられる道はどちらでしょう」
と私に聞いてくる。私は,地図を指さしながら,
「今,百八ヤグラって書いてあるところに居ます。覚園寺へ降りるならこちら,瑞泉寺に行くならあちらの道ですよ・・・」
と答える。1人が,
「百八ヤグラって聞いたことあります。この近くにあるんですか・・・」
と聞き返す。丁度そのときに,先ほど勝上嶽で私に道を聞いた若い女性が,私達の近くを通りかかる。
成り行きで,3人の方を連れて,百八ヤグラの第2層だけ案内する。
■大平山山頂
12時丁度に,3人と別れて百八ヤグラを出発する。少々ノンビリしすぎたので,昼食を撮るために峠の茶屋まで急ごうと思う。そして,12時12分に太平山山頂(標高159m)に到着する。山頂手前の急坂で,夫婦連れが喘ぐように,超ユックリペースで登っている。すぐに追いついてしまった私は,追い越すのも悪いので,5メートルほど離れて付かず離れずに登った。
「いやあ・・・大変な坂ですね」
と汗ビッショリになった男性が私に話しかける。
「あそこにお寺があるんですか?」
「いえ,あれはゴルフ場のクラブハウスですよ」
■峠の茶屋
<「峠の茶屋」でスプライト:人物は無関係>
12時20分に峠の茶屋に到着する。私の顔を見るなり茶屋の主人が,機先を制して,
「おゃ,今日は。今日は,仙人,まだ顔を出していませんよ・・」
と教えてくれる。そういえば,この所,仙人に合っていないなと気が付く。
ご常連はお一人だけ。茶屋の片隅で遠くの方を眺めながら一人ビールを舐めている。私は気付かれないように離れたところに座って,暫く休憩を取る。
<緑陰:獅子舞下り口>
12時38分に峠の茶屋を後にする。そろそろ歩くのが厭になってくる。そのまま平凡にハイキングコースを進み,13時07分に瑞泉寺登山口に到着する。そのまま歩き続けて,13時18分に鎌倉宮に到着する。別に疲れているわけではないが,何となく歩くのが厭になる。成り行きで大塔の宮13時32分発のバスで鎌倉駅に出る。
私は応分の年輩なので,京急バスの優待定期券(6ヶ月で2万円;全線有効)を持っている。だから,すぐにバスに乗りたくなる。困ったものである。
13時44分に鎌倉駅に到着する。ここから源氏山公園を越えて歩いて帰るか,途中までバスで帰るか,また迷う。でも,家の近くまで行くバスの時刻までは,まだ小一時間間がある。また,思いつきで,鎌倉駅13時57分発の横須賀線に乗車して大船へ出る。大船からバスに乗って,14時45分に帰宅する。
今日,半日,私は一体何をやっていたのだろうか。
[ラップタイム]
10:20 出発
↓
10:36 山ノ内浄水場
↓
10:46 北鎌倉スリーエフ着
10:51 〃 発
↓
10:53 JR北鎌倉着
10:57 〃 発
↓
11:06 名月院
↓
11:30 勝上嶽展望台
↓
11:44 百八ヤグラ着
12:00 〃 発
↓
12:12 太平山
↓
12:20 天園:峠の茶屋着
12:38 〃 発
↓
13:18 大塔の宮着
13:32 〃 発
∥ (京急バス)
13:44 鎌倉駅
(おわり)