<展覧会場にて>
炎暑の鎌倉;中央公園から砂押川までブラブラと
(途中から五十三次洛遊会の有志と一緒に)
2011年7月3日(日)
<散策地図>
■相変わらず暑い
鎌倉美術展第3日目.今日は五十三次洛遊会(以下洛遊会と略す)の皆さん7名が,拙い私の絵を見に来てくれる.
昨日は,親族一同が私ども夫婦の金婚式を祝ってくれた.そして,狭い我が家で,15名が一泊.若手孫どもは,めざし状態で枕を並べて就寝.
今朝はやや遅い朝食を済ませる.
洛遊会の皆さんとは,11時50分に鎌倉芸術館前に集合することになっている.私は,まだ,孫達が我が家で遊んでいる11時過ぎに家を出発,徒歩で鎌倉芸術館を目指して歩き出す.夕方帰宅する頃には,多分,孫どもはそれぞれの家に帰宅しているだろう.
先日,塔ノ岳へ昇った日に較べれば,いくらかマシだが,それでも今日は蒸し暑い.こんな炎暑の中を,バスにも乗らずに,わざわざ歩いて行くのだから,考えてみれば酔狂な話である.
丸山口から鎌倉中央公園に入る.森林の緑が豊かな公園に入ると,ホッとする涼しさである.
「ここでゴザでも敷いて,昼寝していたいな・・・」
と思うほどの心地よさである.
折から日曜日.それにしては,公園内を散策している人がほとんど居ないのは残念である.
散策路に沿って植え込んであるあじさいの端が,まだまだ見頃である.
■薬師堂跡から鎌倉芸術館へ
鎌倉中央公園を抜けて,坊の下,薬師堂跡を通過して水道山山麓沿いに北上,横須賀線に架かる小袋谷陸橋を渡る.
離れ山富士見地蔵を拝んだ後,三菱電機情報電子研究所前を通過して,11時45分に鎌倉芸術館に到着する.集合時間の5分前である.
自宅から約3キロメートルほどの道のりを,やや急ぎ足で歩いてきたので,汗ビッショリになっている.館内の冷房が心地良い.
すでに参加者7名(私を含めて8名)全員が揃っている.
■ラ・パットーラで昼食
まずは昼食.
今日の幹事役を担当されているフォールリーブ夫妻の手配で,鎌倉芸術館近くのラ・パットーラ(至りや料理)で,昼食を摂る.そういえば去年の鎌倉美術展のときも,ここで昼食を摂ったなと懐かしく思い出す.
料理の名前は,すぐに忘れたが,上品で美味しい昼食である.食事に着いているアメリカンコーヒーをおかわりしながら楽しむ.
■鎌倉美術展を一回り
8人揃って,展覧会場を,ゆっくりと一回りする.今日は日曜日.会場にも沢山の人が訪れている.
展示されている絵を,何回見ても素晴らしいなと感動する.真似をしたい絵も沢山ある.絵を描く対象についても,飾られている絵から,いろいろとヒントを貰う.
「・・絵は何回見ても良いな・・・」
と思いながら,足を勧める.
ご一行は,私の拙い絵の前で,足を止める.私は正直な所ハズカシイ.もう一寸マシな絵が描けないのかとつくづく思う.
まあ,それはともかく,ここ2~3年は,氷河と高山をテーマに絵の研鑽を進めようと心に決める.
■寅さんモニュメント
14時頃,会場を出る.まだ日が高いので,このまま解散するのは惜しい.少し散歩しようということになる.
そうは言っても,私を含めて大半の方々が,散歩用の靴を履いているわけではない.
「では,砂押川プロムナードでも一回りしましょう・・・」
ということになる.
そよ風が吹いているが,湿度が高いので,多少ムシムシする.鎌倉女子大とイトーヨーカ堂の間の路地を砂押川に向かってノンビリと歩く.ここは,以前,シネマワールドがあった場所である.
樹木に覆われた散策路に入ると,幾分涼しくなる.
50メートルほど歩くと,進行方向左手に,建物の壁に大きく掛かれた寅さんの絵がある.腕枕をして寝転んでいる姿の絵である.
ここで,寅さんを忍んで立ち休憩を取る.
■砂押川プロムナード
やがて砂押川に突き当たる.右折して砂押川左岸を上流に向かってノンビリと歩く.数分歩くと,散策路は突き当たりで終わりになる.ここで橋を渡って,右岸に出る.
今度は右岸を下流に向かって歩く.右岸もサクラとアジサイの散策路になっている.残念ながら,アジサイは見頃を少し過ぎているが,それでも見応えがある.
■大船駅前中通り
途中から,大船駅前の中通りに入る.日曜日の夕方なので,大変な人出である.ウインドウショッピングをしながら,どこか適当な喫茶店はないかなと探し回る.
宛にしていた2軒の喫茶店は,どちらも8名もの人数が固まって座るだけの場所が確保できない.やむなく,大船駅に戻って,駅構内のベッカーズに入る.
ここで,小一時間雑談をして目出度く解散.
沢山の街道仲間に,自分の絵を見て頂き,感謝感謝の一日だった.
17時頃,帰宅.
すでに孫達は帰った後である.またこれから,夫婦二人の平凡な毎日が始まる.
[散策記録]
■水平歩行距離; 5.0km
■累積登攀高度; 15m
■累積下降高度; 60m
■所要時間;
展覧会見学が主目的なので,記録せず.
(おわり)
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