<弓折乗越から槍ヶ岳を望む:2日目>
やっぱり北アルプスはいいな:弓折岳・笠ヶ岳縦走(1)
(白馬館北アルプス総合案内所)
2008年8月22日(土)~24日(月)
プロローグ
久々に北アルプスへ出掛けた.これまでに,北アルプスの山々に登り続けてきたが,なぜか乗鞍岳と笠ヶ岳が未登のままになっている.私は100名山登頂には拘っていないが,北アルプスの山々を訪れるたびに,とても良く見える笠ヶ岳が気になっていた.
そこで,急遽,笠ヶ岳に行こうと思い立つ.
昨今,山岳遭難が多いようなので,安全を買う意味でも,今回からは,積極的にツアー登山を利用することに宗旨替えをした.
とはいっても,私は十分に高年齢.ツアー会社によっては,年齢を言っただけで断られそうである.そこで,数年前に,北アルプス「下の廊下」のツアーでお世話になったことのある白馬館北アルプス総合案内所(東京)に恐る恐る電話をしてみる.すると,参加履歴が残っているのか,すんなりと参加できることになった.
いざ参加となると,逆に気が重くなる.もし,事故などを起こして,同行者や旅行社に迷惑を掛けることになれば大変だし,万一,怪我でもしたら,若い人なら許されることでも,年輩者だったら,
「・・・それみたことが! そういうのを年寄りの冷や水っていうんだよ・・!」
と言われてしまうだろう.そのことが,とても気になるのである.
私は,慎重な上にも慎重に,下準備をした.
まずは,定期的に丹沢塔ノ岳往復を繰り返して,自分の基礎体力の維持を心がけてきた.笠ヶ岳に登るだけの体力は,まあ,まあ,何とかなりそうである.
問題は装備である.
日程が2泊3日となると,下山最終日に温泉に浸かったときの下着1式ぐらいは持ちたいし,防寒具一式,救急用品一式,それに非常食も少し余計に持たなければならない.さらに,最終日には,標高差約1500メートルの長くて急な下り坂もあるので,平素,全く使わないストックも必要だろう.さらに,炎暑の中,長時間縦走をするので,携帯する水も2リットル程度は欲しい.万一,眼鏡を壊したときに備えて予備の眼鏡も忘れては困る.
そんなことを考えていると,持ち物がどんどん増えてしまう.一方では,いくら縦走登山とはいえ,持ち物の重量は,せいぜい7~8キログラム程度に収めたい.
こんなことを考えながら,リュックに何を入れようかと四苦八苦する.
実は,昨年(2008年)9月,山旅スクール卒業生の方々と笠ヶ岳へ行くつもりだったが,天候不良で中止した.そのときに作ってあった笠ヶ岳のプロフィールマップがある.それを出発日前日(8月21日)に取り出して,もう一度チェックをする.このプロフィールマップを見る限り,特に笠新道の下りが難物のようである.
今回は,山仲間の誰にも相談せずに,1人で申し込んだ.どんな方々と一緒になるかも,とても不安であった.
8月24日(月),2泊3日のツアーを無事終えて帰宅した.
「やっぱり,北アルプスは良いな!」
また,直ぐにでも,北アルプスのどこか別の山へ行きたくなる.
次回から,笠ヶ岳登頂の詳細記録を掲示することにしよう.
<登山地図>
<プロフィルーマップ>
■沿面距離 25.8km
■累積標高(+) 2445m
(つづき)
「北アルプスの山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/678bf796c841fbd8702013f63db3e897
「北アルプスの山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c6670f636b53cdf07642cf54e708f951
やっぱり北アルプスはいいな:弓折岳・笠ヶ岳縦走(1)
(白馬館北アルプス総合案内所)
2008年8月22日(土)~24日(月)
プロローグ
久々に北アルプスへ出掛けた.これまでに,北アルプスの山々に登り続けてきたが,なぜか乗鞍岳と笠ヶ岳が未登のままになっている.私は100名山登頂には拘っていないが,北アルプスの山々を訪れるたびに,とても良く見える笠ヶ岳が気になっていた.
そこで,急遽,笠ヶ岳に行こうと思い立つ.
昨今,山岳遭難が多いようなので,安全を買う意味でも,今回からは,積極的にツアー登山を利用することに宗旨替えをした.
とはいっても,私は十分に高年齢.ツアー会社によっては,年齢を言っただけで断られそうである.そこで,数年前に,北アルプス「下の廊下」のツアーでお世話になったことのある白馬館北アルプス総合案内所(東京)に恐る恐る電話をしてみる.すると,参加履歴が残っているのか,すんなりと参加できることになった.
いざ参加となると,逆に気が重くなる.もし,事故などを起こして,同行者や旅行社に迷惑を掛けることになれば大変だし,万一,怪我でもしたら,若い人なら許されることでも,年輩者だったら,
「・・・それみたことが! そういうのを年寄りの冷や水っていうんだよ・・!」
と言われてしまうだろう.そのことが,とても気になるのである.
私は,慎重な上にも慎重に,下準備をした.
まずは,定期的に丹沢塔ノ岳往復を繰り返して,自分の基礎体力の維持を心がけてきた.笠ヶ岳に登るだけの体力は,まあ,まあ,何とかなりそうである.
問題は装備である.
日程が2泊3日となると,下山最終日に温泉に浸かったときの下着1式ぐらいは持ちたいし,防寒具一式,救急用品一式,それに非常食も少し余計に持たなければならない.さらに,最終日には,標高差約1500メートルの長くて急な下り坂もあるので,平素,全く使わないストックも必要だろう.さらに,炎暑の中,長時間縦走をするので,携帯する水も2リットル程度は欲しい.万一,眼鏡を壊したときに備えて予備の眼鏡も忘れては困る.
そんなことを考えていると,持ち物がどんどん増えてしまう.一方では,いくら縦走登山とはいえ,持ち物の重量は,せいぜい7~8キログラム程度に収めたい.
こんなことを考えながら,リュックに何を入れようかと四苦八苦する.
実は,昨年(2008年)9月,山旅スクール卒業生の方々と笠ヶ岳へ行くつもりだったが,天候不良で中止した.そのときに作ってあった笠ヶ岳のプロフィールマップがある.それを出発日前日(8月21日)に取り出して,もう一度チェックをする.このプロフィールマップを見る限り,特に笠新道の下りが難物のようである.
今回は,山仲間の誰にも相談せずに,1人で申し込んだ.どんな方々と一緒になるかも,とても不安であった.
8月24日(月),2泊3日のツアーを無事終えて帰宅した.
「やっぱり,北アルプスは良いな!」
また,直ぐにでも,北アルプスのどこか別の山へ行きたくなる.
次回から,笠ヶ岳登頂の詳細記録を掲示することにしよう.
<登山地図>
<プロフィルーマップ>
■沿面距離 25.8km
■累積標高(+) 2445m
(つづき)
「北アルプスの山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/678bf796c841fbd8702013f63db3e897
「北アルプスの山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c6670f636b53cdf07642cf54e708f951