<大日小屋から剱岳遠望>
北アルプス;大日岳縦走;第2日目(3);大日小屋からの絶景;2日目の総括
(塔ノ岳常連有志)
2018年8月2日(木)~4日(土)
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第2日目;2018年8月3日(金) 晴 (つづき)
<午後の大日小屋>
▇大日岳登頂はパス
大日小屋にチェックインを済ませ,一旦,割り当てられた部屋落ち着く.そろそろ,大日岳(標高2501メートル)を往復しようということになる.
13時03分,大日小屋を出発する.
小屋から少し歩いたところで,大日岳山頂までの登山道を見上げる.岩礫累々の登山道のようである.
”これはシンドそうだ.重い登山靴で登り下りしたら,明日の標高差1400メートルを超える下山に耐えられないかもしれな…”
と咄嗟に判断した私は,大日岳往復はパス.すぐに大日小屋に戻る.
大日小屋から,登るのを諦めた大日岳を見上げる.ちょっと残念.
大日岳の西側斜面から雲がわき上がっている.この雲が間もなく大日小屋にも掛かり視界がきかなくなる.
<大日岳>
▇軒下で雑談
14時30分頃,大日岳山頂まで登った4人が大日小屋に戻ってくる.
夕食までまだ時間がたっぷりあるので,小屋の軒下で雑談.
<軒下で雑談>
▇コーヒーを所望
辺り一面,霧に覆われていて眺望は全くないが,小屋の中に居ても仕方がないので,外のベンチでコーヒーを賞味しながらノンビリと時間を過ごす…が,次第に飽きてくる.
何時まで経っても視界が悪いので,諦めて小屋の中に入る.
<コーヒー>
<霧が晴れたぞ…>
▇素晴らしい展望
小屋の中で早々と布団を敷いて横になる.
17時頃,誰かが,
「剱岳が見えるよ…」
と言っている.
それを聞いて私たちもすぐに外に出てみる.
なるほど,雲海に浮かぶように剱岳が見えている.素晴らしい眺望である.
<雲海に剱岳が浮かんでいる>
▇雲海に浮かぶ剱岳
夕日を浴びて襞の陰影がくっきりと見えている.
もう何年前のことになるのかな.私も剱岳に憧れてやっと登ったことがある.剱岳を見上げながら,あのときの感動が昨日のことのように思い出す.
<雲海に浮かぶ剱岳>
▇夕食
17時30分から夕食.
今夜の宿泊客は30人ぐらいかな.食堂は結構混雑している.メニューは下の写真の通りである.
味噌汁がおいしいと好評のようである.
30分ほどで夕食を終える.
<夕食>
<夕暮れの展望>
▇再び剣山
夕食後,まだ明るいので外で展望を楽しむ.
雲が随分と消えて,剱岳が一段と厳しい表情で屹立している.
<剱岳>
▇北アルプスの山々
剱岳の向こうに白馬岳・鹿島鑓ヶ岳などの北アルプスの名峰が連なっているのが見える.素晴らしいパノラマである.この風景を見られるのも,苦労してここまで登ってきた甲斐があったというものだ.
<北アルプス展望>
▇早々と就寝
展望を堪能した後,19時頃から早々と就寝.
敷き布団が,センベイなので背中が痛いが,贅沢は言っていられない.とにかくシンドイ一日だった.
<ラップタイム>
6:54 雷鳥沢ヒュッテ発
7:38 標高2380メートル地点(7:42まで休憩)
8:20 標高2470メートル地点(8:36まで休憩)
9:27 奥大日岳山頂(9:55まで休憩)
10:54 標高2385メートル地点(10:40まで休憩)
12:21 大日小屋着
[山行記録]
▇水平歩行距離 6.3km
▇累積標高(+) 581m
▇累積標高(-) 451m
▇所要時間(休憩時間込み)
雷鳥沢ヒュッテ発 6:54
大日小屋着 12:21
(所要時間) 5時間27分(5.45h)
水平歩行速度 6.3km/5.45h=1.16km/h
(2日目終わり)
(3日目に続く)
つづき(3日目)の記事
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