<貞宗寺>
鎌倉大船地区の社寺を一回り(4);植木を経由して貞宗寺・園光寺・九成寺へ
(独りウォーキング)
2020年1月29日(水) 晴・暖 (つづき)
まえの記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3aee70aa566ae4de1a011e26eef72fe6
<ルート地図>
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※再掲
<植木を経由して貞宗寺へ>
■商業施設コーナン
14時17分、諏訪神社の参拝を終えて境内から外へ、
”さて、次はどこへ行こうかな…”
気楽な一人旅は、いつもこれからどこへ行くかで迷う.でも、こうして迷うのも結構楽しいのだ.
”さぁ~てっ…と、この辺りで梅が楽しめるところはどこだろう…”
私は頭の中の乏しい知識をぐるぐると巡りながら、まずは貞宗寺へ行ってみようと決める.
龍宝寺前のバス通りを横断して、植木の住宅地に入り、西南西の方向にひたすら歩く.そして、大規模商業施設コーナンの前を通過する.施設入り口付近は、ここを訪れる買い物客の自動車が多いので何となく慌ただしい.駐車場入口で係員がせわしなく交通整理をしている.この係員の指示にしたがって、頭を下げ恐縮するような仕草をしながら小走りで駐車場入口を横断する.
<大規模商業施設のコーナン>
■電柱の案内板を頼りに…
前方に大きな建物が見える.徳州会湘南鎌倉総合病院の建物である.進行方向右側沿いの電信柱を注意してみながら先へ進むと、「貞宗寺」の案内板が取り付けられている電柱がある.その電柱が立っている三つ角を右折する.この道はすぐにもう一本の道に突き当たる.そこを右折する.左手に駐車場を見ながらほんの20~30メートル歩くと、また「貞宗寺」の案内板が取り付けられている電柱がある.ここで左折して突き当たりが貞宗寺(テイソウジ)である.
<電柱に取り付けられた案内板>
<貞宗寺>
■紅梅が美しい
14時32分、ほんの少し上り坂を登った路地の突き当たりに位置している貞宗寺に到着する.
ここは浄土宗の寺.山号は玉縄山.徳川2代目将軍徳川秀忠の母お愛の局の母、貞宗院が晩年、この地に隠居していたという(『鎌倉観光文化検定公式テキストブック』p.100).
梅の種類は私には分からないが、紅色の花がチラホラと咲いている.まぶしいほどに明るい青空が逆光になってしまい、なかなか上手く撮影することができないが、まあ雰囲気ぐらいは伝わるだろう.
来る2月4日に絵仲間を案内して大船周辺を散歩するが、貞宗寺まで足を伸ばすのはちょっと無理かな…残念だな.
<貞宗寺に到着>
■振り返ると六国見山
今来た道を振り返ると、鎌倉の秀峰六国見山がスッシリと聳えている.手前に見えているのが大船の市街地.六国見山が大波が打ち寄せているように見える大船の海に浮かんでいるように見えてくるから不思議である.この感じを抽象画で表現したら面白いだろうな…という悪戯心が沸いてくる.
”この悪戯心、実際に絵にしてしまおうかな…”
<境内から六国見山を眺める>
■小さなお堂
石柱2本の門から境内に入る.上の写真の左下に移っている小さなお堂を覗いてみる.小屋の中には石塔2基と天井付近にはたくさんのわら草履が納められている.多分、あの世に旅立つときの履き物だろうなと勝手に想像する.
<2基の石塔とたくさんの草履が祀られている>
■静かな境内
さらに坂道を登ったところに転宗寺の本堂がある.まずは合掌.
しばらくの間、凜として静かな寺院の雰囲気を肌で感じながら立ち休憩を取る.
<貞宗寺>
<園光寺>
■圓光寺参道の石段
14時33分、貞宗寺の参拝を終える.
往路の枝道を元の路地まで戻り、左折して路地の続きを歩く.ごく緩やかな上り坂が続く.路地の両側にはびっしりと住宅が建ち並んでいる.車の往来は全くなく、人影も疎らで静まりかえっている.
路地を歩きながら左手に分岐する小道を逐次覗き込む.次にお参りする圓光寺はちょっとした路地の突き当たりにあるので、ぼんやりしていると見落としてしまうからである.
14時37分、左手の突き当たりに圓光寺の石段が見える路地に到着する.左折して、14時38分、圓光寺に到着する.
石段の登り口に「真言宗城護山圓光寺」という刻字のある立派な石柱が立っている.石段の脇にある梅はまだ数輪咲き始めたばかりである.
<圓光寺の石段>
■圓光寺参拝
石段を登ると背後を山で囲まれた本堂がある.ここは参道入口の石柱にも書いてあったとおり、真言宗(大覚寺派)の寺.山号は城護山.北条氏時が玉縄城中、城下の平安を祈って創建したが、玉縄城が廃城になり現地に移ったという(前掲書、p.85).
14時39分、圓光寺の参拝を終える.
<圓光寺>
<久成寺>
■どちらへ行こうか迷う
往路の枝道を先ほどの路地まで戻り左折する.そして路地の続きを歩く.しばらく歩くと上り勾配がややきつくなる.そして、14時43分、この路地は別の道に突き当たって終わりになる.突き当たりを左に曲がると、長い階段がある.この階段を上り切ったところにと二伝寺がある.階段の上はもう藤沢市である.
二伝寺を訪れてから藤沢駅までブラブラ歩きを楽しむのも良いなと思う.でも、この三叉路を右折して久成寺から玉縄城趾を回って大船駅に出るもの良いな…どちらも歩行距離は同じようなもの.どちらも魅力的である.正直な所、ここでどっちへ行こうかと随分と迷う…が、結局は.時間が押しているし、駅からの帰りが少し楽な大船へ向かうことにして三叉路を右折する.
<二伝寺に向かう長い石段>
■久成寺に到着
右折してすぐにバス通りに突き当たる.そこを左折する.やや急な上り勾配の道である.近くに神奈中バスのバス停久成寺前がある.放談歩道を渡って、14時46分、久成寺入口に到着する.10~20メートルの参道の突き当たりに山門がある.山門の向こうにはいかにも急そうな石段が見えている.その先にある本堂が大きな屋根が山門と重なっているように見える.
この寺を訪れるのは久々である.半年ぶりぐらいだろうか.
<久成寺の山門>
■日蓮上人立像
山門を潜ると杉目の前に石段がある.
石段に向かって左側に日蓮上人立像が祀られている.もちろんこの寺は日蓮宗.山号は光円山.
余談になるが…
鎌倉には日蓮宗の寺が多い.その多くの寺には日蓮上人立像が祀られているが、同じ日蓮上人なのに、その容姿が寺によってかなり違うのが面白い.久成寺の日蓮は実に若々しく溌剌としているように見える.妙本寺や長勝寺の日蓮は恰幅が良くて、久成寺の日蓮より年増に見えるのが面白い.
私は、時々、鎌倉市内の日蓮宗の寺で日蓮立像が拝見できるところを全部回って、そのお姿を写真に収めたいなと思ってはいるが、反面、面倒くさいことに気が進まないこともあって実現できていない.
<久成寺の日蓮上人立像>
■石段を登って本堂へ
石段を登って本堂を詣でる.
物音ひとつしない静かなただずまいである.どうやら本堂周辺には梅の木は見当たらないようである.でも、確か10年ほど前に、本堂の裏手まで行って庭を拝見したが、確か梅の木もあったような気がするが定かではない.今回は時間も押しているし、無断で裏手まで入り込むのは気が引けるので、この辺りでやめておこうと思う.
<石段を登ると本道がある>
(つづく)
つづきの記事
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