中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

閑話休題:屋根裏のネコが消えた!

2010年07月23日 07時34分42秒 | 閑話休題:日々雑感
                               <横浜の運河とビル>

       閑話休題:屋根裏ネコが消えた!

2010年7月20日(火)
 晴・暑い

 朝から猛烈な暑さ.梅雨が明けた途端に,猛暑が続いている.
 早朝4時に,何時ものように起床.夏至を過ぎてから暫く経つので,東の空が明るくなる時間が,幾分遅くなったような気がする.
 梅雨時,隣家の屋根の下で,終日,心地良さそうに昼寝をしていた三毛ネコが,梅雨が明けた途端に姿を見せなくなった.多分,冷房の効いた室内で過ごしているんだろうなと想像する.
 さて,幾分,旧聞になるが,毎週金曜部に発行される「タウンニュース」という地方新聞がある.その7月16日付の新聞に,先日開催された「鎌倉美術展」の記事が掲載されていた.その記事に1枚の写真が添付されている.会場の雰囲気を撮ったものである.
 何と,その写真の一角に,私の拙い絵が偶然写っている.ビックリ仰天.
 記事によると,鎌倉美術展開催期間中に5000人の来場者があったようである.
 同美術展に出品された作品は約400点.審査委員長のY氏の講評によると「荒削りではあるが,若い感性と自由な発想の力作が多数入選したことは頼もしい」とのこと.
 私は,この講評を眺めながら,「荒削り」というところだけは,私の絵に合っているなと思った.


 今私は,一昨年訪れたペルー山岳地帯でスケッチした絵の中から,印象に残っているものを何枚か20号の水彩画にしたいなと思っている.
 まずは,先日描き始めた「ワスカラン山」の雄姿を仕上げたい.
 私のような駆け出で,山好きだけの人間には,ワスカラン山に登ることは出来ない.ただ,山麓から凄い山だなと見上げるだけだ.
 ペルー訪問中にお世話になった登山家三井氏と,現地山岳ガイドのクラウディオさんが,昨年,ワスカラン山へ登頂中に氷河の雪崩に飲み込まれて,クレパスの中へ落ちて亡くなった.私はお世話になったお二人への鎮魂の気持ちを込めて,この絵を描いている.
 亡くなったクラウディオさんの可愛い息子さんのことを思い出すと,涙が出てくる.
 午後から,所用があって,鎌倉駅前まで出る.
 避暑地の筈の鎌倉でも,今日はさすがに暑い.出掛ける間際の,私の部屋の室温も32℃に達している.何時もならば,鎌倉駅前までブラブラ歩きをするのだが,今日は自重して,往復バスを利用する.
 冷房の効いたビルに履いたり,ヒンヤリするバスに乗ったりする度に,気持ちはよいが,外に出たときに,暑い衝撃を受ける.こんなことを繰り返している内に,何となくだるくなる.


2010年7月22日(水) 晴・猛暑

  今日もとてつもなく暑かった.
 熊谷など群馬県では,最高気温が,軒並み39℃を越えたという.
 猛暑は日本だけではなく,ロシアではウオッカをあおって,川に飛び込んで,沢山の死者がでたとのことである.
 今日辺りは,塔ノ岳を往復したかったが,登山をするには余りにも暑い.私は,自分の年齢を考慮して,今日ばかりは,軽く冷房を掛けた自室に終日籠もっていることにする.
 テレビを見たり,鎌倉関係の書物を眺めたりしながら,終日を過ごす.
 夕方,隣家の屋根でバリバリという音がする.薄暗くなっている.
 何時の間にか,何時もの所で昼寝をしていた三毛ネコが,波板の軒から地面に飛び降りて,ノソノソとどこかへ消えた.多分,軒の上で夕涼みをしていたのだろう.ネコは気楽で良いな.つくづく羨ましい.


2010年7月23日(木) 晴・猛暑

 相変わらずの猛暑である.
 高齢者の私が,暑い昼日中に外を彷徨くのは,熱射病に罹患する可能性があるので控えるべきであろう.しかし,用事があるので,どうしても横浜「みなとみらい」まで出掛けなければならない.
 10時頃家を出る.暑い中,電車を乗り換えるのも面倒なので,根岸線の電車に乗って桜木町駅まで.このクソ暑いのに,沢山の観光客が集まっている.そういえば,小学校はもう夏休みだったな.
 フライパンのように熱くなったアスファルト道路を歩くのは,とても嫌だが,仕方がない.インターネットからダウンロードした地図を片手に,某スポーツ用品店を訪問.私の体格に合ったザックの寸法を測って貰う.これが今日の私の仕事.
 「なぁ~んだ!・・・用事ってそんなこと!」
なんて言われそう.でもサンデー毎日氏には,こんな些細なことでも,面倒なのである.
 用事が終わってお店から外に出る.入ったときと違う出入口から外へ出たので,一瞬方向が分からない.でも,まあ,久々の横浜だから,わざわざ方向を確かめずに,適当に歩いてみたくなる.
 適当に勘だけが頼りで,歩き回る.蒸し暑いが,“適当歩き”はとても楽しい.

<ギャラリーのような楽しい囲い:某ビル建設現場>

 その内に,何となくだだっ広い場所である.こんな大都会の真ん中に,こんなに広々とした場所があるとは驚きである.4~5百メートル先に,日産の大きなビルが見えている.多分,横浜駅はあっちの方だろうと見当を付けて,適当に歩く.
 どこを,どう歩いたのか分からないが,暑い最中を30分ほど歩いて,JR横浜駅前の地下街に入る.
 もう,お昼を過ぎているので,どこか適当なところで昼食を食べようかとも思ったが,どのお店もお客が列を作って順番を待っている.たかが昼食を並んで食べる気にもならない.
 駅近くになったとき,通路の片隅に立っているどこかの食堂の店員に,
 「席が空いていますよ・・」
と声を掛けられる.天の邪鬼(アマノジャク)な私は,空腹にもかかわらず,反射的に無視.通過してしまう.腹が減っているのに・・・
 そのうちに,駅に着いてしまう.そのまま成り行きで,横須賀線の電車に乗って,大船へもどる.
 「えェ~ぃ! こうなったら,絶対,家で昼食だ~っ!」
 ・・・で,結局は家に帰ってから,随分と遅い昼食を摂る.独りボソボソと.
 「短気は損気だなぁ~」
私には苦い昼食となった.
 天気予報では,“猛暑”が土曜日まで続くと言っている.猛暑の間は“激しい運動は控えるように”と盛んに注意している.私はそろそろ塔ノ岳に登りたい周期になっているが,自分の年齢を考慮して,天気予報の忠告に従っている.
 柄にもなく,午後から昼寝.たった15分ほどうたた寝するつもりが,2時間以上も熟睡してしまう.こんなことをしていたら,生活のリズムが狂ってしまう.夕方になる.まだ,まだ暑い,隣家の三毛ネコは夜になっても現れない.きっと冷房の利いた部屋で居眠りをしているに違いない.
 昔から“涼しいところはネコに聞け”と良く言う.でも,今,隣の三毛に聞いたら,
 「冷房の利いた部屋が一番」
と答えるに決まっている.やっぱり,ここは尊仏山荘のミー君に聞くのが一番だ.ミー君に聞くには,やっぱり,塔ノ岳に登らなければならない.
 残念なことに土,日は所用があって,塔ノ岳には行けない.でも,来週早々には,どんなに暑くてもミー君に会いに行かなければならないな.待てよ! 来週の小屋番はOさんじゃないな.これはまずいな.
 そんなこと考えている内に,夕方になる.
 あ~ぁ・・こんなグウダラで,良いんかなぁ~・・・オレ,認知症になっちゃうよ!
                                 (おわり)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ed47874270bb3df1b75bba8dcdd984bd
「閑話休題」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d874da68b9080c3656da1d7446aaee08


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。