<塔ノ岳山頂>
暑くて,寒くて,それに霧雨で散々な丹沢;塔ノ岳(2018年29回目)
(単独山行)
2018年10月26日(土) 曇一時霧雨
<登山地図>
←クリック拡大
天気予報は終日曇り.余り思わしくない.でも,今日を逃すと暫く塔ノ岳に登れないので,多少天気が悪いことを承知の上,何時ものように4時10分に自宅を出発する.外は真っ暗.今朝まで降っていた雨で,道路はビショビショに濡れている.雨雲が低く垂れ込めているらしく,朝からなんとも憂鬱な感じである.大船発東海道下り一番電車に乗車する.気のせいか何時もの土曜日より空いているようである.
渋沢発大倉行1番バスは,土曜日にしては随分と空いている.勿論,今朝は臨時バスもでない.同じバスに乗り合わせてた常連は,YSさん,AIさん,MTさん,KIさん,IMさん,IWIさん他.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7時04分,何人かの常連の皆さんと前後しながら登山開始,体調はマアマアのようである.
まずはバス停大倉から舗装道路を超ユックリの速度で登る.路面は朝方までの雨でベタベタに濡れている.その先の石を敷き詰めた道路もベタベタ.下山するときに苦労しそうである.
7時54分,見晴茶屋を通過して,見晴階段に差し掛かる.階段を登りながら今日はちょっと体が重いなと感じ始める.8時13分,一本松を通過.ここまでの所要時間は1時間09分,
”まあ,まあ,こんな所かな…”
つづいて,駒止階段へ.
ここが思ったより大変,結局駒止茶屋までの所要時間は1時間28分.”こりゃ駄目ダ”
堀山の水平道も何時ものようにサッサと歩く気分になれない.ノロノロと歩いている内に常連に追い抜かれる.
8時55分,堀山の家に到着.気温18℃.この時期にしては随分と高温である.萱場平に向かう途中で霧雨が降り出す.
”どうしよう? 登の止めようかな”
と思いながらも,花立階段に到着.随分と時間を掛けて花立階段を登り切って,9時55分,花立山荘に到着する.この辺りから霧が深くなる.多分雲の中に入ったんだろう.
なんだか体が重いが,ノソノソと登り続けて,10時10分,漸く花立山山頂を通過する.その後も霧に霞む木々の写真を撮りながら,10時44分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は実に3時間40分.つい数年前までは2時間30分台で塔ノ岳山頂まで登っていたのに,いくら加齢のためとはいえ,実に情けない.でもこんな愚痴を言うと,必ず,
「(その年齢で)塔ノ岳山頂まで登れるだけでも凄いじゃないか…」
と言われてしまう.
まあ,それもそうだが,やっぱり同年配で登山をしない余所様と比較するのではなく,自分自身の過去,現在,未来と比較している.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
塔ノ岳山頂の気温は16℃,結構高温である.ただ,辺り一面に霧が掛かり,かなり強い風が吹いているので,とてもではないが寒い.
尊仏山荘に入ろうかとも思ったが,早く下山したいので,吹きさらしの山頂でニギリメシ1つを頬張ってから,10時53分,下山開始.
11時06分,金冷シでラップタイムをノートに記録しようと立ち止まった途端に,立ち眩みがして,ヘタヘタと座り込む.それも見ていた通りすがりの登山者が,
「大丈夫ですか…」
と心配してくれる.
ちょうどそのとき,数名の常連が私を追い越していく.
”「あいつひっくり返ったぞ…」という,大げさなデマが飛びそうだな”
と気になる.でも,まあ,いいか.
5~6分,階段に座って静かにしていると,体調も元に戻る.それからは,慎重に,慎重に下山し続けて,13時35分,無事,バス停大倉に到着する.
13時38分発の路線バスに乗車する,常連が4人乗っている.
「おお間に合ったか…!」
と異口同音に私に話しかける.
「大丈夫ですよ」
と返事をしたものの,内心では,
”そろそろ塔ノ岳登山も矛を収めるときが来たかな…”
と思っている.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて,立ち眩みの原因だが…
帰宅後血圧を測ってみると上94mmHg,下55mgHg.低すぎる.つい先日,掛かり付けの医師に処方して貰った高血圧の頓服薬が効きすぎているようである.来週早々にでも医師ともう一度ちゃんと話をしなければと思う.
帰宅したら,とにかくすぐに風呂だ.ちょっと熱めの風呂を沸かしてノンビリと入る.号楽極楽.
夕方,展覧会に出展する予定の水彩画2枚を搬入代行業者に手渡す.来週は木曜日に富士山すそ野ウォーキングに出掛ける.それ以外の日は火曜日から日曜日まで,ほとんど展覧会場に入り浸しになる予定である.
夕方,うたた寝をしていると,何時の間にか来訪した次女一家に起こされる.突然の来訪だが,訪れてくれるだけでも有難い.
[写真集]
▇バス停大倉
路面が濡れている.
▇日の当たる坂道
丹沢ベースを抜けると,心地よいトラバース道になる.今日は曇っているので日が当たらない.
▇見晴茶屋からの眺望
薄らと相模湾が見えている.
▇見晴階段
毎度のことながらここを登るのはシンドイ.
▇駒止茶屋
駒止階段を登って,ようやく駒止茶屋に到着する.この先,暫くの間,平らで心地よい堀山の尾根道が続く.
▇小草平にある「堀山の家」
帰りにここに立ち寄るのが楽しみである.
▇萱場平
人の気配がなくひっそりとしている.霧雨が降り出したので,ここから下山してしまおうかと迷う.
▇花立山荘
花立階段を登るのが実にシンドかったが,何とか登って,花立山荘に到着する.霧が深くなる.相変わらず霧雨が降っている.
▇花立山山頂
なんとか花立山山頂に到着する.晴れていれば景色の良いところだが,今日はほとんど何も見えない.
でも,霧の中の樹木がとても綺麗なので,写真を取りながら金冷シへ.
▇塔ノ岳山頂
晴れていれば富士山が見えるはずだが…
大倉から3時間40分も掛かってしまった,疲労困憊,
<ラップタイム>
7:04 大倉歩き出し
7:34 観音茶屋
7:54 見晴茶屋
8:32 駒止茶屋
8:55 堀山の家
9:55 花立山荘
10:18 金冷シ
10:44 塔ノ岳着
10:53 〃 発
11:06 金冷シ
11:27 花立山荘
12:08 堀山の家(萱場平で5分休憩)
12:30 駒止茶屋(12:34まで36休憩)
13:00 見晴茶屋
13:17 観音茶屋
13:35 大倉着
[山行記録]
▇水平歩行距離 7.0km(片道)
▇累積登攀下降高度 1,269m
▇上り所要時間(休憩時間込み)
大倉発 7:04
塔ノ岳着 10:44
(所要時間) 3時間40(3.67h)
水平歩行速度 7.0km/3.67h=1.91 km/h
登攀速度 1,269/3.67h=346m/h
▇下り所要時間(休憩時間込み)
塔ノ岳発 10:53
大倉着 13:35
(所要時間) 2時間32分(2.53h)
水平歩行速度 7.0km/2.53h=2.77 km/h
下降速度 1,269m/2.53h=502m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ec48b842b7f17b8b4d92534c99b203c5
「丹沢の山旅」の次回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5955c15a5eca6948074027974ce12513
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.
最新の画像[もっと見る]
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前