<天園峠の茶屋>
鎌倉:山ノ内・天園縦走ハイキング
(単独ハイキング)
2009年9月22日(火)
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何となく丹沢塔ノ岳に行きそびれた私は,久々に,鎌倉天園ハイキングコースを一蹴した.秋の訪れとともに,鎌倉のハイキングコースを散策している人が増えている.
まだ,残暑,幾分蒸し暑い天気だが,緑の多いハイキングコースに入ると,途端に涼しくなる.
久々に天園の峠の茶屋を訪れた.お馴染みのEさんが,いつものようにお仲間と一緒に宴会を開いている.
瑞泉寺口から鎌倉駅へ戻る.江ノ電は超満員.電車待ちの人たちが市役所前辺りまで行列を作っていた.
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<散策地図>
<プロフィールマップ>
■塔ノ岳に行きそびれた
今日は「国民の休日」である.
塔ノ岳へ登るつもりで,早朝4時に起床する. 念のため,天気予報をチェックすると,午前中は曇り.ただし,場合によっては小雨がぱらつくかもしれないというご託宣である.また,雨の中をショボショボと歩くもの敵わないので,迷ったあげく,すんでの所で,中止する.
しかし,実際には降雨はなく,空は曇ってはいるものの雨の心配はなさそうである.そこで,10時過ぎから,久々に鎌倉アルプスを一回りしようかと思いつく.
勝手が十分に分かっている鎌倉のハイキングなので,極々,軽装のまま,10時20分頃,バス停鎌倉中央公園入口から歩き出す.
■思いがけず歩行速度を競う
山の上ロータリーを左折して,梶原の尾根道を経由して,山ノ内配水場を目指して,住宅地の中を歩く.
私と同じように,涼しい天気に誘われて,散策に出掛ける方々がチラホラ居られるようである.私が山ノ内配水場手前のやや急な登り坂を歩いているときに,私の後ろから来た年輩者に追い越される.彼はハアハアと荒い息をしているうえに,汗びっしょりになっている.追い越しざまに,私に,
「お散歩ですか・・?」
と話しかけてくる.突然なことだったので,
「はい・・・」
とだけ返事をする.すると,
「平素,歩かれていないと,なかなか速くは歩けないですよね・・」
と私を見下すようなことを言う.あるいは私を慰めるつもりだったのかも知れない.
私は,内心で,
「冗談じゃない・・陽気が良いからノンビリ歩いているだけだよ」
と声を出さずに心の中だけで言い返す.
「はあ・・まあ,そうですが・・では,いつもの通りの速度で歩くことにします」
と返事をして,一気に加速する.
私は足は,丹沢のご常連に比較すれば,それほど早くはない.でも,平素登山をしていない人に較べれば速いに決まっている.彼は,すぐに,私に追いつくのを諦める.私は一瞬「ざまぁ~みろ」という気分にはなったが,すぐに「大人げないことをしたな」と後悔する.
■山ノ内の展望台
10時35分頃,山ノ内配水場手前で左折して山道に入る.
10時42分,山ノ内の展望台に到着する.道端に咲く真っ赤なハゲイトウが鮮やかである.コスモスが咲き乱れる先には,六国見山が大きく聳えている.私は2~3分の間,初秋の山々の展望を楽しむ.
毎度思うことだが,鎌倉の散歩道も捨てたものではないなと再認識する.
<コスモスの向こうに六国見山;山ノ内の展望台>
■六国見山が良く見える休憩所
尾根道を辿って,10時45分,最近整備された山ノ内の休憩所に到着する.ここからは,六国見山が一層大きく見えている.
「ここで昼食を摂るのも悪くはないな・・・」
<緑陰と六国見山>
■富士山の眺望が良いグラウンド
10時47分,北鎌倉女子学園グラウンドに到着する.今日は休日なのに,沢山の女子学生がグラウンドでいろいろな競技をしている.若い女の子の黄色くて勇ましい掛け声が絶え間なく聞こえてくる.
ここは富士山を展望するのには絶好の場所だが,今日の富士山は厚い雲に覆われていて,全く見えない.
<富士山が見えるはずの北鎌倉女子学園グラウンド>
■北鎌倉駅前のスリーエフ
住宅地の中の路地を辿って,10時58分に北鎌倉駅前のスリーエフに立ち寄る.できれば,店主のご主人にお会いしたかったが,店内に姿がない.奥さんと,奥さんに瓜二つの娘さんが,テキパキとレジをしている.ご主人の様子を伺いたかったが,何となく伺うのが憚られる.
天園の山頂で食べるオニギリを2個購入して店を出る.
■ネコ不在の猫の箱
11時12分,北鎌倉駅に到着する.駅周辺は沢山の観光客でごった返している.観光客があまりに多いので,見ているだけで,精神的に草臥れてくる.
猫の箱の前を通過する.今日はプリン,ごはん,オデン達全員が店には出てきていないようである.ネコ達に会えるのを楽しみにしていたが残念.
■名月院登山口から登山道に入る
11時32分,右折して住宅地内の急傾斜の登り坂を登って,登山道に入る.登山道入口に桐暮(とんぼ)茶屋という小さな店が開店している.このところ,この辺りを歩いていないので,今日,初めてこの店が開店していることを知る.コーヒーが200円.まあ,まあ,お手ごろな価格のようである.
山道にはいると,薄暗い緑陰の中を歩く.緑の中に入ると,途端に涼しくなるから有り難い.
■勝上嶽
11時53分,勝上嶽(“嶽”の正字は「山」冠に「献」)に到着する.建長寺から沢山のハイカーが勝上嶽を目掛けて登ってくる.展望台は沢山の人たちで満員である.床が抜けるのではないかと心配になる.
一夏の間に,展望台周辺の木が一段と伸びて,随分と眺望が悪くなっている.
■十王岩展望台
11時56分,勝上嶽を出発する.沢山のハイカーとすれ違う.
12時丁度に十王岩展望台に到着する.一番展望の良いところで,家族連れがマットを敷いて昼食を摂っている.残念ながら,眺望を楽しめないまま,十王岩を通過する.
<わめき十王>
■百八やぐら
12時12分,百八やぐら脇の十字路に到着する.相変わらず,ここは涼しい風の通り道になっている.暫くの間,立ったまま涼風を楽しむ.
■大平山
12時25分,大平山山頂に到着する.ここは鎌倉で一番標高が高い山である.露岩帯の下の広場は,沢山の観光客で賑わっている.特に家族連れが多いようである.
■天園「峠の茶屋」で昼食
12時34分,天園の「峠の茶屋」に到着する.
茶屋に立ち寄らずに,そのまま通過しようかとも思ったが,店の人に顔を忘れられても困るので,やっぱり茶屋に立ち寄ることにする.
茶屋はハイカーで賑わっている.中にはいると,店の女将がめざとく私を見つけて,
「あら~っ・・! 暫く,いらっしゃい・・どこへ行っていたんですか? この間,お髭が来ましたよ.今日はエンちゃんも来てますよ」
と質問する.
「北アフリカへ行って来ましたよ・・最近は塔ノ岳ばかりです.1週間ばかり前にお髭に会いましたよ」
「北アフリカですか・・良いですね」
1本150円也のスプライトを購入する.そして,エンちゃんに挨拶をする.エンちゃんが,
「この所,お髭は大分弱くなったんじゃないですか・・なかなか,ここまで登ってこなくなっちゃた・・」
と細い目を一層細めて,私に言う.私は,
「お髭ですか・・そうですか? 弱くなったかな.まあ,お互いに年ですから・・つい,10日ほど前に,お髭に会いましたよ.まあ,まあ,元気でしたよ・・」
と答える.
私も,峠の茶屋のベンチに座って,昼食を摂る.その間にも,絶えず客が出入りしている.休日だから仕方がないが,何とも落ち着かない.
<賑わう峠の茶屋>
<峠の茶屋からの眺望>
■瑞泉寺登山口へ下山
12時48分に峠の茶屋を出発,天園ハイキングコースをそのまま辿って,13時23分,瑞泉寺登山口に下山する.途中,貝吹地蔵,北条首やぐらの写真を撮る.
瑞泉寺からは沢山の観光客と一緒になる.永福寺跡近くのテニスコートの土手には,例年通りに沢山の彼岸花が咲いている.
13時33分,鎌倉宮に到着する.丁度そのとき,鎌倉行のバスが到着する.
最初は,鎌倉中央公園近くの自宅まで歩いて帰る積もりだったが,バスを見た途端に,反射的にバスに乗ってしまう.途中,ものすごい交通渋滞で,むしろ歩いた方が早かったのではないかと思うほどである.
<貝吹地蔵>
<北条首やぐら>
■大変な交通渋滞
13時52分,余りの交通渋滞にたまりかねた私は,若宮大路で下車する.
また成り行きで,島森書店や駅前の東急デパートをウロウロした後,鎌倉駅西口に向かう.こちら側も大変な混雑で,江ノ電に乗るのを待っている観光客が歩道一杯になって,鎌倉市役所前の交差点まで並んでいる.
観光客の列をかき分けながら,14時40分,バス停鎌倉市役所前に到着する.
14時50分発鎌倉中央公園行のバスに乗るつもりだったが,交通渋滞のためか,バスは数分遅れた.それでも,16時10分頃,無事,帰宅する.
<テニスコート脇の彼岸花>
<大混雑の江ノ電:市役所前まで列が並んでいる>
[ラップタイム]
10:20 鎌倉中央公園入口歩き出し
10:32 日当公園
10:42 山ノ内展望台
10:47 北鎌倉女子学園グラウンド
10:58 北鎌倉駅前スリーエフ(11:10まで買い物)
11:12 JR北鎌倉駅
11:32 名月院登山口
11:53 勝上嶽展望台(11:56まで休憩)
12:00 十王岩
12:25 大平山
12:34 天園峠の茶屋(12:48まで昼食)
13:02 貝吹地蔵
13:09 北条首やぐら
13:23 瑞泉寺登山口
13:33 鎌倉宮 着
[ハイキング記録]
■水平歩行距離 8.2km
■累積登攀高度 307m
■累積下降高度 343m
■所要時間(休憩時間込み)
鎌倉中央公園入口 発 10:20
鎌倉宮 着 13:33
(所要時間) 3時間13分(3.22h)
水平歩行速度 8.2km/3.22h=2.54km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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