中高年の山旅三昧(その2)

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閑話休題:日々雑感;パソコン用プリンター…同業者を貶してはダメ

2016年06月06日 03時59分06秒 | 閑話休題:日々雑感

 閑話休題;日々雑感;パソコン用プリンター…同業者を貶してはダメ
              (某家電量販店にて)
             2016年5月下旬某日

■私のパソコン用プリンター
 私の愛用のPCはP社製.プリンターは現在C社製のシンプルなものを使っている.
 私は綺麗な写真を印刷するつもりもないので,ごくシンプルな構造のプリンターを使っている.
 例えば,使用インクは3色一体になったものと黒色の2本.
 これまでの使用経験から,色別のインクを使っても,どの色もほぼ同じ時期に使い切るので,在庫管理が面倒でない3色一体型を使うことにした.
 多少インク代が高くなるにしてもである.
 ただ問題なのは,インクがすぐになくなってしまうことである.

■量販店の売り場をブラブラ
 5月某日,私はインクを買いに,何時ものお散歩ルートを歩いて,JR駅近くの家電量販店に出掛けた.
 そして,インクを購入する序でに,売場に並んでいるプリンターを見て回る.今すぐ購入するつもりはないのだが…
 私の目に止まったのはE社製のインク2年間交換しないで済むというプリンターと,機能の割に割安感のあるB社製のプリンターである.

■店員が近付いてくる
 私がプリンターを見ていると,どこからともなく店員が近付いてきて,
 「プリンターお探しですか?」
と話しかけてくる.
 内心では応対するのは少々面倒だなと思いながらも,
 「いえ,今日はインクを買いに来ただけです…今すぐ(プリンターを)買うつもりはありませんが,何れは…」
 私が2年インクが持つというプリンターを見ていたので,店員は,このプリンターの仕組みを説明してくれる.
 ここまでは良かった.

■余計なお節介
 私は,ついつい,

 「このプリンターですがインクが2年間持つ…って言いますが,どんな根拠で2年と言っているんですか…」
と余計な質問をしてしまう.
 すると店員が,逆に私に質問する.
 「お客さんは,インク代,月にいくらぐらい使っていますか…」
 「そうですね,大体,5,000円ぐらいでしょうか…」
 即座に,店員は,
 「そりゃ高い!!」
と言う.
 私は,この答えを聞いて,内心で「むっ」とする,
 勿論,私自身もインク代が高いなとは思っている.だって,仕事にも使っているから,インク代が余計に掛かるのもある程度仕方がないけど….
 "私の事情も知らないあんたにそんなこと言われたくないよ”
と内心では思っている.
 店員は,私が購入した一体型インクを見ながら,
 「それはダメですよ,独立型インクタンクのプリンターが良いですよ.このB社製のプリンターが一番良いですよ…」
と頭ごなしに言う.
 たった今,この店で買った品物を貶され,私は無性に腹が立ってくる.
 ”駄目なものを,なんで売ったんだ!”


■客を小馬鹿にする
 私は腹が立ったが,冷静に,
 「いえ,私には色々な色のインクをそれぞれ在庫管理するのが面倒で…だから,一体型を使うことにしています」
と答える.
 すると店員は畳み掛けるように,

 「一体型では高いですよ.独立型にしたら安くなりますよ,ちなみにお客さん月に何枚ぐらい印刷するんですか.枚数が分かればすぐにインク代がいくらか計算できますよ…」
 私,内心で,
 “そんなのオレにだって簡単に計算できるよ…馬鹿にするな”
と内心では強く反発しているものの表には出さないでいる.
 内心では,
 ”オレは昭和39年からずっとコンピュータメーカで飯を食ってきた人間だぞ…馬鹿にするな…”
と思っている.


■根拠のないことを言う
 ついで,この店員は,C社製のプリンターとB社製のプリンターを見較べながら,

 「どうですか,この作りの差を見て下さい.C社製はダメですよ…B社の方が作りが丁寧ですよ.それにB社のプリンターのシェアーは,日本では小さいけど,世界一ですよ」
 私の記憶では,世界のプリンターのシェアではヒューレトパッカードがトップだったように記憶しているが…
 ここで私も遂に切れる.


■ならば,お前の所は粗悪品を売るのか
 「私が今使っているC社製のプリンターは,この店で買ったものですよ.それもお宅の店員が,C社製のプリンターを推奨したんです.あなたの言っていることが本当ならば,以前,ここでは悪い品物を私に買わせたことになりますよ…」
 一息入れてから,私はさらに,

 「…それに客が一体型インクタンクが良いって言っているのに,何でそれを頭ごなしに否定するんですか.そんなに一体型が悪いんなら,なんでそんな悪いものを,私に売ったんですか…」
 私は遂に切れる.頭にきた.
 店員はシドロモドロになって,
 「いや,そう言うわけではありません…」
と言いながら私から離れている.
 むなしさが残る.

■やっぱり店員の話はウソだった!

 帰宅後,インターネットでプリンターの世界シェアを調べてみる.
 私の記憶通り,世界シェアNo1はヒューレットパッカードである(下記URL参照).件のB社は第4位.店員が貶していたC社やE社よりシェアは少ない.
 もっとも,この統計は1年前のもの.今年どうなっているかは分からない.
 件の店員に言いたい.
 ”お客の外見はクソジジイでも,見下してはダメだよ…どんなクソジジイでも若い頃は厳しい社会生活を送ってきた経験者なんだよ…皆,お前さんより知識も経験も多いそれぞれの道のプロだった人だってことを忘れちゃ駄目だよ!”


■もっと社員教育を徹底しなければ…
 あの店員,本当にこの量販店の社員だったんだろうか.それともB社からの応援だったんだろうか.少なくとも同業他者の製品を貶すようなことは絶対に言うべきでない.

 この程度の教育ができていない人間を売場に立たせてはダメだとつくづく思う.
 お客が逃げるよ! 
                             (おわり)

(参考URL)
http://news.mynavi.jp/news/2014/03/11/123/

注;この記事の初出は「趣味人倶楽部」である.

「閑話休題;日々雑感」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/864778afeb2cd6dd444ed3d3988db942
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