<昼セリ市場>
富山の名勝地・映画ロケ地とグルメを楽しむ旅;第2日目(4);新湊漁港の昼セリと紅カニ
(神奈美・阪急交通社)
2018年11月18日(日)~19日(月)
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第2日目:2018年11月19日(月) (つづき) 雨時々曇
<ルート地図>
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<昼セリ見物>
▇内田邸から新湊漁港へ
内田邸の見学を終えて専用車に戻る.私達を乗せた専用車は,12時15分に内田邸前を出発する.例によってどこを走っているのか全くわからないが.12時45分,新湊漁港の一角にあるセリ小屋に到着する.
雨こそ落ちてこないが,相変わらずどんよりとした曇り空である.
<セリ小屋に到着>
▇昼見物客で一杯の屋内テラスから見下ろす
建物の外階段を登って,セリの現場を見下ろす屋内テラス(廊下?)に入る.
プ~ンと生臭い臭いが鼻につく.あまり良い気分ではない.
私達以外にも何組かの団体観光客が来ていて押すな押すなの大盛況である.テラスが人の重さで落ちないかと心配になる.
こうなるともう昼セリを見物する処の話ではない.見えるのは二重三重に重なる人の頭だけ.
”こんなところ,なんで観光コースに入っているんだろう…”
一刻も速く逃げ出したい気分になるが,我慢,我慢.
観光客の頭越しにやっと数枚の写真を撮る.
コンプリートの床にカニが一列に並べられている.カニ10杯(ぐらい?)を一塊にしているようである.
何時とはなしに20人ほどの仲買人(?)が集まって何かやっている.説明がないので何をしているのか分からないが,とにかく商売をしているんだろう.
私の市場のイメージは,売人の叫び声,忙しく動き回る台車を連想していたが,実際の市場は至って静かなようである.
下の写真を撮ったら,
”もういいや…”
で,ソソクサとテラスの人混みから逃げ出す.
<昼セリ>
<新湊かに小屋>
▇専用車で移動
13時12分,専用車に戻る.
すぐに発車,ものの1分足らずで,新港かに小屋前に到着する.辺り一面の生臭い臭いが立ちこめている.
添乗員の案内で,日に小屋に入る.
<カニ小屋に到着>
▇長~い…案内
係員の女性に案内されて所定の場所に座る.私達の席は入口近くの寒いところ.落ち着かない.ビックリするほど沢山の客が入っている.
手許にはお盆,箸,はさみ,カニの身を掻き出す金具が置いてある.
着席する.建物は梁むき出しのプレファブ風,椅子はビール箱をひっくり返した簡素なもの何だか倉庫のようなところだが,食べるのに別に藤生はないので良しとしよう.
カニを茹でるのに時間が掛かっているためか,赤いはっぴ姿の女性が,マイクもなしに大声で色々な話をしている.明らかに時間稼ぎだと分かるが,渾身の大声に免じておこう.
それにしても,外から吹き込む風が冷たい.
<体育館のような食堂>
▇1人1杯のカニ
やがてカニが茹で上がったようである.
「はあ~い…,ではこちらから順番にお盆を持って,カニを受け取りにきてください…」
ということで,まるで給食を貰うようにゾロゾロと後に付く.そして,ホカホカと湯気が立ち上るカニを1杯ずつ頂戴する.
私達は1人1杯のカニだが,中にはカニ食べ放題というツアーがあるらしく,そちらの客は上客なのま奥まった席に着席している.そして先ほどのお姉さんが,
「お替わりの方は,お盆を持って,こちらへ来て下さい…」
と声を掛けている.
別にお替わりなどしたくはないが,それでも差が付いたような気がして,内心では面白くない.
確かにカニは美味しいが,食べるのが面倒くさい.食べ終わった後も,手がベタベタで生臭い.食堂の片隅にある手洗い場で石けんを付けて入念に手洗いするが,なかなか生臭だが取れないので閉口する.
<1人1杯のカニ>
<新湊きっとこ市場>
▇隣の建物は市場
14時過ぎにカニを食べ終わる.
まだ少し時間があるので,カニ小屋の近くにある新湊こっとこ市場をちょっとだけ覗いてみる.
一見したところ,規模の大きな道の駅のような感じである.
”「きっとこ」って…どういう意味だろう?”
「きっとこ」はこの辺りの方言だろうと思うが意味が分からない…が,まあ,どうでもイイカ.
<新湊きっとこ市場入口>
▇大きな食堂
建物の中に入る.いきなり大きな食堂に入った感じである.
今回のツアーは時間が忙しいためか,昼食は各自自分で…ということになっているが,実際の所,昼食を摂る時間はない.要するに予め自分で昼食を用意して,移動中の専用車の中で摂ってくれということである.
”30分ほど時間の余裕があれば,ここで食事が摂れるのに…ブツ,ブツ”
もっとも,昨日,添乗員から,希望者にはます寿司を予約すると言われていたので,2人で1個予約してはいるが…
<いきなり食堂に飛び込む>
▇売店をウロウロ
短い時間だけど,売店をウロウロする.
色々な海産物が並んでいる.でもうっかり購入すると荷物になるので,原則としてジャストルッキングだ.
ここも沢山の観光客で賑わっている.
<豊富な品数の売店>
<専用車に戻る>
▇アンケート用紙とホタルイカ素干し
14時26分,専用車に戻る.
座席にアンケート用紙とホタルイカ素干しが置いてある.
さて,アンケートには何と書こうかな.
”まあ,ユックリと考えて書こう…”
ということで後回し.
<アンケート用紙とホタルイカ素干し>
▇これどうやって分けるの…?
昨日注文した昼食の「鱒寿司」が配られる.2人で1個.1人750円.
でも,箸は1人分しか付いていない.取り分ける器もない.
「これ,どうやって2人で食べるのよ…」
とこの鮨2人で食べなさいと推薦した添乗員に伺いたくなる.
結局,まだ腹が空いていない私は棄権.予め支払っていた750円を頂戴して,相手の方に全部譲る.
このツアーは,こういった細々したところまでは配慮が行き届いていないなと率直に思う.
<2人で1個の鱒寿司>
(つづき)
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