中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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趣味三昧;セピア色の画集:疑似絵(2);グランドキャニョン谷底を歩く』

2018年02月05日 20時28分53秒 | 趣味三昧:セピア色の画集

   趣味三昧;セピア色の画集:疑似絵(2)『グランドキャニョン谷底を歩く
        (2018神奈美公募展出品予定の水彩画)
            2018年2月5日(月) 晴れ

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/273395544bdda6346072a07b6f4a25ac

 ※実際の絵は展覧会開催前なので公表できません.
  従って,今回は絵の雰囲気だけをPowerPoitを使って作りました
  展覧会終了後,改めて当ブログで披露させていただきます
 
 南岸低気圧の影響かどうか分からないが,私が住んでいる鎌倉でも,このところ寒い日が続いている.新しい年が始まって以来,何かにつけて慌ただしい毎日が連続しているが.そんな中,今年4月に開催予定の展覧会に出品する水彩画の制作に精を出している.
 このほど,漸く2枚目の絵を完成する間際までこぎ着けることができた.
 私は2階の自室から,公園の森を眺めながら,.
 ”ああ,何とか(水彩画の)2枚目も描き上げたぞ.展覧会に間に合った.良かった! 良かった!”
と胸をなで下ろす至福の時である.
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 実は,先日,当ブログで披露した1枚目の絵と並行して,今回完成間際の2枚目の絵も制作中であった.でも,今回も,毎度のことながら,なかなか自分の思うように絵が描けないので,制作の途中で何回も,何回も,破り捨てたくなった.
 そんなときは,描きかけの絵を暫く放置しておく.すると不思議なもので,その内にまた画くのを続けたくなってくる.
 そんなことを繰り返しているうちに数ヶ月も過ぎてしまう.
 でも,まあ,何とか出展できるところまで来たなと思う.そこで,前回同様に疑似絵でこの絵を披露することにしよう.もちろん,展覧会が終わり次第,もう一度,本物を,ここで披露させていただくつもりである(冒頭の絵).
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 昨年2月,私はグランドキャニョン谷底トレッキングを楽しんだ.
 まずは観光ルートでも有名なサウスリムから谷底を目指す.当日は1日がかりで谷底まで下った.下り口付近は残雪たっぷりの冬である.途中までは,軽アイゼンを使用して,残雪の登山道をジグザグと下る.
 乱雑に切り崩したような断崖沿いのジグザグ道が連続する.
 断崖は,ず~っと,ず~っと下まで続いている.周囲には赤茶けた無機質な地層が幾重にも積み重なっている.これは太古の時代から現在までの地球の履歴書のようなものである.
 断崖の途中で昼食.
 この辺りの地層にはマンモスの化石が入っているかな…などと突拍子もないことを連想する.
 そして夕方まで下り続けて,ようやくコロラド川の川岸に到着する.ここが正真正銘のグランドキャニョン谷底である.
 谷底は地表とは隔絶した別世界である.
 谷底を流れるコロラド川の川岸から,両側のそそり立つ断崖を見上げる.しかし,近くの断崖は良く見えているものの,地表に近い断崖は死角になっていて全く見えない.言ってみれば”胃の中の蛙”状態である.
 しかし井戸の中には,それなりに別世界が広がっている.
 コロラド川沿いにテント場とロッジが並ぶ.ここは切り立った断崖に囲まれた地底の集落である.上空はあくまで真っ青.周囲はまるで初夏のような心地良さである.
 私たちは,こんなところで,2泊3日のテント生活を始める.
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 2日目,私たちはコロラド川の支流を,リボン滝まで遡る.
 上流に進むにつれて谷底は狭まり神秘的になる.
 私は歩きながら極々簡単なスケッチを試みたり,写真を撮ったりで忙しい.
 歩き進むにつれて,渓谷は急に狭まったかと思うと,今度はここが他の底かと思えるほどに広がる.丁度,草木がない木曽谷のような感じである.
 木曽谷に似た谷間を歩き進んでいる間に,不思議なことに,前方に仏の顔そっくりの岩が現れる.
 ”えっ! これが偶然のなせる業か!”
 私は仏の顔を見上げて,思わずビックリ!
 今回,私は描きためた当日のスケッチから,ここを題材にした絵を選んで,水彩画に仕上げることにした.これがこの絵である(今回は疑似絵だけ).
 私はこの岩を「仏岩」と勝手に命名する.
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 3日目.今度は谷底から地表まで1日掛けて登る.これがまた結構シンドイ.難行苦行,疲労困憊の一日だった.
 その後はラスベガスに1泊してから無事帰国した.
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 私は完成したばかりの絵を額に入れてみる.
 額に入れた絵をしみじみと見続ける.
 額は神社の鳥居のようなもの.額の内側が絵の世界である.額縁を通して見る絵はまた格別である.
 さて,
 ”深い渓谷の雰囲気が十分に表現できているか.”
 ”慎重に歩いている人達の心情がにじみ出ているか”,等々.
 ”う~ん! まだもうちょっと手を加えないとだめだな…”
 ”まあ,来週の土曜日,とにかく塔ノ岳詣ででもしながら考えよう.
 ひょっとしたら,何か良いことが思いつくかも知れない.
                             (つづく)
つづきの記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8908503e2f8e5118d21fa7c9efd581fb

[参考記事]
グランドキャニョン谷底トレッキングの詳細記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5af65f36dc434f32b7f18600720f25c7

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