中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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東海道五十三次宿場巡り全15回(12)

2007年09月24日 14時47分49秒 | 街道:東海道五十三次

             歩いて巡る東海道五十三次宿場巡り全15回(12)
                      (小田急トラベル)
              第5回:茅ヶ崎駅から二ノ宮駅まで(その2)

2007年9月9日(日)

<大磯宿>

■江戸方見付跡と北組問屋場跡

 13時08分に化粧井戸を通過した私達は,そのまま西へ歩き続ける。井戸の側には,虎御前ゆかりの曾我兄弟仇討ちの絵が掲示されている。

                  <曾我兄弟仇討ちの絵>


                <三界萬霊供養塔説明板>

  13時27分,江戸見付跡を通過する。そして,13時28分に,再び国道一号線と合流する。その後,東海道本線のガードを潜って,線路より海よりの道を辿る。

 13時34分,北組問屋場跡を通過する。当時の様子を示す絵と説明文が記載された案内板が建っている。

                 <江戸見付跡の案内板>


                 <北組問屋場跡の案内図>


                    <本陣の案内図絵>


                   <大磯宿案内板>


                     <北組問屋場>

 13時38分,古い門構えの「新杵」を通過する。ここから再び旧東海道に入る。

                     <新杵>

 13時39分,南組問屋場跡を通過する。ここにも絵と説明文がセットになった案内板が建っている。

                  <南組問屋場の説明板>

■鴫立庵と湘南発祥の碑
 13時49分に「湘南発祥の地」と書いた石碑に到着する。
 この辺りから,何となく落ち着いた雰囲気になってくる。

                  <湘南発祥の地の案内板>

 「湘南発祥の地」の後には,しっとりとした和風の大きな建物が建っている。茅葺きの入母屋造りの屋敷である。鴫立庵(しぎたつあん)という。旅行社の資料によると,ここは1664年,小田原の崇雪が草庵を結んだのが始まりだという。京都嵯峨野の落柿庵,大津の無名庵と合わせて,日本3大俳諧道場と言うらしい。無粋の私には,俳句のことは,さっぱり分からないが,如何にも落ち着いた雰囲気に心が和む。
 
           <鴫立庵>                     <湘南の碑>

 私は忙しなく石碑や鴫立庵の写真を撮る。これまでも,写真を撮る度に,列の先頭から真ん中付近まで後退してしまう。写真を撮り終わると,また急ぎ足で,列の前の方に移動する。こんなことを際限なく繰り返す。

■大磯町役場で休憩
 鴫立庵を通り過ぎて直ぐ左折して,13時50分,大磯町役場に到着する。私の住んでいる鎌倉の市役所に比較すると,人気が少なくて落ち着いた雰囲気の役場である。ここで休憩となる。

                  <大磯町役場>

 何人かの方々が,歩き疲れたのか,役場前の縁石にへたり込むように座る。
 役場の建物の周囲には,見事な松林が続いている。とても落ち着いていて静かである。

■東海道松並木
 14時13分に大磯町役場を出発する。相変わらず蒸し暑い国道1号線に沿って西へ,西へと歩く。そして,14時17分に上方見付を通過する。
 
      <東海道松並木の説明文>              <松並木を行く一行>

 この辺りには素晴らしい松並木が続いていたらしく,「東海道松並木」と書いた説明版が建っている。今でもその面影が残っていて,道路の両側には素晴らしい松が沢山並んでいる。私達は松並木に沿って作られている遊歩道を進む。松の緑に囲まれた遊歩道を心地よい気分で歩き続ける。

                          <「松の年輪」説明文> 

■松浪閣
 14時24分,私達は大きな洋館の前に到着する。洋館には人気がなく,やや荒廃した印象を受ける。ここは伊藤博文公ゆかりの「松浪閣」である。それ以上のことは,浅学の私には分からない。
 ここでも,私は写真を撮っている間に,一行の先頭から遅れて,中程まで後退する。心の中で,
 「せわしないったら,ありゃしない・・・」
とぼやく。
 
     <伊藤博文の碑>                     <滄浪閣>


<二ノ宮へ>

■大磯城山公園
 松浪閣を過ぎると,やや単調な道が暫く続く。ほぼ一直線に西に続く国道1号線に沿って,黙々と歩き続ける。その間,松並木が途切れたり続いたりしている。
 14時41分,私達は大磯城山公園入口に到着する。この近くに旧吉田邸があるはずだが,ガイドの話では,見学の予定はないという。
 城山公園で20分ほど休憩になる。平素の山歩きに比較すると,今回のような平地歩きは,多少歩いても,ほとんど疲労しないので,私は休憩時間を利用して,城山公園を一回りしてしまおうと思い立つ。

                 <城山公園の展望台>

 公園入口から,小高い丘に向かって登る階段を大急ぎで駆け上がる。ほんの数10メートル登ると,尾根に出る。さらにここから西に延びる尾根を登り詰めると,丘の頂上に出た。そこには八角形の大きな屋根の展望台がある。
 展望台からの眺望は素晴らしい。大磯の海岸から小田原方面の丘陵地帯が良く見えている。

                  <展望台からの眺望>

 展望台からの眺望をほんの1分ほど楽しんだ後,今来た尾根を引き返す。そして鞍部から,登り口とは反対側に降りると,原っぱが広がっている。その片隅に町立の展示場が建っている。建物の中に入って見る。時間がないので,展示物を鑑賞している時間はないが,大磯町に関係する史跡,社寺,観光資源などのパネルや展示がされているようである。入館している人は,私以外に誰も居ない。

                  <大磯町の展示場>

 展示場を飛びだして,再び,鞍部に戻る。途中から左側に逸れると,古墳の跡がある。鎌倉にある「ヤグラ」と良く似ている。数個の「ヤグラ」らしい穴が並んでいるのをチラリと見て,直ぐに鞍部を経由して,公園入口に戻る。

■国府本郷一里塚
 休む間もなく,15時02分に,再び「エイ,エイ,オー・・」の掛け声をあげて,城山公園を出発する。そして,国道1号線に沿って,トコトコと歩き続ける。そして,15時12分に江戸日本橋から17番目の国府本郷一里塚跡を通過する。
 早速写真を撮ろうと思ったが,残念ながらSDカードが満杯になっている。ナップザックから,新しいSDカードを取りだして,入れ替えたいが,一行がドンドンと先へ進んでしまうので,交換している時間がない。もう本日の終点,JR二ノ宮駅も間近い。そこで,残念ながら,デジカメに風物を記録するのは,これで終わりにしようと思う。

                   <城山本館の写真>

■JR二ノ宮駅で解散
 その後は,何の変哲もない道路を淡々と歩き続けて,15時43分に,JR二ノ宮駅に到着する。駅前の「ガラスのウサギ像」をチラリと見て,本日は解散。
 いつの間にか,西の方から厚い雲が垂れ下がり始めている。雨になるかも知れないので,道草するのをよして真っ直ぐ帰宅する。

[歩行記録]

10:05  JR茅ヶ崎駅歩き出し
10:08  国道1号線に出る
10:22  南湖入口
10:28  南湖
10:37  相模川旧橋脚(10:44まで休憩)
10:52  産業道路と交差
11:00  馬入川渡り始め
11:07   〃 渡り終わり
11:08  陸軍架橋の碑
11:11  馬入一里塚跡
11:25  平塚駅前通りと交差
11:38  見付台公園(12:42まで休憩)
12:49  脇本陣跡
12:50  高札所
12:52  平塚本陣跡
12:55  平塚問屋場跡(ここから旧道に入る)
12:57  平塚の碑
13:00  京方見付
13:06  花水川横断
13:15  旧道に入る
13:18  化粧井戸
13:21  大磯一里塚跡
12:27  江戸方見付跡
13:28  国道1号線と合流
13:34  北組問屋場跡
13:38  旧道に入る
13:39  南組問屋場跡
13:49  湘南発祥の地
13:50  大磯町役場(14:13まで休憩)
14:17  上方見付跡
14:24  松浪閣
14:41  大磯城山公園(15:02まで休憩)
15:12  国府本陣一里塚跡
15:12  二ノ宮駅着(解散)

■歩行距離         16.3km
■歩行時間(休憩時間込み) 5時間42分(5.70h)
■歩行速度   16.3km/5.70h=2.86km/h
■登攀・下降距離         tr.
                       (おわり)



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1 コメント

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どこで、こんにちは!できるでしょうネ (ランドセル少年です。)
2007-09-25 19:14:37
こんにちは、コメントありがとうございました。
ひと月違いのスタートですね。
とても詳細に、きちんとしたレポートをお書きになっていて、自分のが恥ずかしくなりました。

ぜひ、どこかで、こんにちは!と出会えたらいいですネ。また、楽しみが増えました。

その時まで、一歩一歩、元気に歩きましょう!
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