中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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善光寺西街道;第2回;第2日目(1);早朝のダム湖とふれあいの森 

2015年06月08日 06時40分40秒 | 善光寺街道・善光寺西街道

                                                                     <ダム湖展望>

     善光寺西街道;
第2回;第2日目(1);早朝のダム湖とふれあいの森        
             (五十三次洛遊会)
        2015年5月29日(金)~31日(日)
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第2日目;2015年5月30日(土)  

<ルート地図>



<小仁熊川ダム湖へ>

■早朝のお目覚め
 夜中に目が覚めてしまうが,今回の宿泊は1人部屋ではないので,勝手に起きてしまうのは同室の方に迷惑が掛かる.私は布団の中で,長い間,目覚めたままジッとしていた.しかし,ジッとしているのも結構苦痛である.
 「朝食前に,ホテルの周りを,少し散歩しましょうか…」
とどちらからともなく言い出す.
 朝食は7時30分からである.まだまだ十分に時間がある.
 5時15分,私達の隣の男性群の部屋をノックして,
 「ちょっと散歩に出掛けますよ…」
と声を掛けてから,1階のロビーに降りる.

■ホテルから歩き出す

 カウンターでホテルの従業員の男性に,どの辺りが散歩に良いかを伺う.男性は手書きの地図を参考にしながら,お薦めにコースを教えてくれる.
 この手書きの地図は,昨夜,同行のABさんからの質問でこの男性がわざわざ書いてくれたものである.さすが旅行に手慣れたABさんである.
 私達は,玄関前で従業員の男性の見送りを受けながら,この手書きの地図を頼りに、5時28分,旅館「とくら」から歩き出す.
 
<従業員の方から頂いた地図>          <玄関で従業員の方から散歩道を教えて貰う> 

■切通とグラウンド
 歩き出してすぐに切通を通過する.立派な舗装道路である.辺りの様子から見ると,この道路ができてから,まだそれほどの歳月が経っているようには見えない.
 5時37分,進行方向左手にグラウンドの一角が見え始める.
 朝の空気はひんやりとしていて清々しい.
 
<ホテルを出るとすぐに切通道になる>                <グラウンドの脇を通過する>

■HTさんが合流
 5時34分,三叉路に到着する.そこには「富蔵沢ふれあい広場」の案内板が立っている.私達は,右折してふれあい広場とは反対側の道を歩き続ける.
 暫くすると後ろに人の気配を感じる.誰だろうと思って振り返ると,何時の間にかアンパンマンさんこと,HTさんが私達の後ろを歩いておられる.
 「あれ~っ…おや,まあ,随分速いですね」
 私達は率直に驚く…というのも,昨日,立峠を登っているときに,HTさんはかなり疲れたような感じだったからである.
 「私,毎日,朝,散歩していますよ…だから速歩には馴れていますよ」
とこともなげに仰る.さすが五十三次を歩かれた方である.疲れても鯛の骨である.
 ここから先は3人一緒に行動する.
 
<ふれあい広場の案内板のある三叉路>                 <HTさん合流>

■早朝の釣り人
 やがて前方に赤い欄干のある橋が見え始める.
 橋の上から左手にダム湖が見下ろせる.まだ,速い時間なのに,もう船を出して釣りをしている人がいる.
 私には釣りの趣味はないが,こんなに早朝から没頭できる趣味を持っている人が羨ましくなる.
 もっとも,私も仙台で学生時代を送っていた頃,釣り好きの友人に誘われて,ふな釣りやハゼ釣りを何回かしたことがあるが,釣れないのが焦れったくて,退屈でもうダメ…と思ってからは完全に“ヤ~メタッと”である.

<釣り船が浮かぶダム湖>

■ダムが見える
 5時47分,前方にダムが見える場所に到着する.
 ホテルの方からはダムまで言ってみるように進められていたが,所要時間が気になるので,ここで満足して,おうろをひきかえすことにする.

<ダムが見える>

<釣り人と雑談>

■三叉路まで引き返す
 暫くの間,往路を引き返す.今度は進行方向右側にダム湖が見えている.つまり小仁熊川の右岸沿いを上流方向に向かって歩いていることになる.
 5時50分,先ほどの三叉路に再び戻る.今度は三叉路を右折して,往路とは別の道に入る.進行方向左手には広大なグラウンドが広がっている.
 
<三叉路を右手に曲がる>                          <進行方向左手に広大なグラウンドが広がる>

■観音橋
 5時54分,観音橋の袂に到着する.橋の上からダム湖の眺望を楽しむ.
 今歩いてきた下流を眺めると長い橋が架かっている.橋脚の会田に雪を被った高山が見えているが,写真には上手く写らない.

<ダム湖と橋>

■釣り人と雑談
 橋の上から釣りをしている人がいる.
 「何を釣っているんですか…?}
と話しかける.
 「ブラックバスです…」
 雑談を一言二言している内に,すぐに1匹釣れる.写真を撮らせて貰う.
 「これはまだ小さいです…」
ということで,釣った魚をすぐにダム湖へ戻す.
 なるほど! 釣りってそういうことか.折角釣ったのに…
 
<釣り人と雑談><釣った魚>

<ふれあい広場>

■ふれあい広場の案内板
 6時02分,ふれあい広場に到着する.
 広場の駐車場に1台の車が停まっている.2~3人の若者が釣りの準備をしている.目の前に広々とした公園が広がっている.
 公園の入口には案内図が立っている.案内図に書いてある「現在地」を頼りに,ホテルへ帰る道の見当を付ける.


<ふれあいの森の案内図>

■広場を散策
 私のイメージでは,西条はえらく山の中のような気がしていたが,実際に来てみるとリゾート施設が完備した素晴らしい所だと再認識させられる.
 広場の小高い所には,いくつかの遊具が揃っている.比較すると問題になるかもしれないが,私が住んでいる鎌倉にはこんな素敵なところはない(あくまで個人的な感覚だが…). 
 
<ふれあいの森の入口>                          <広場の片隅の遊具>

<ふれあい広場から「とくら」へ>

■遊具のある山裾を登る

 沢山の遊具が設置されている山裾を左手に見ながら,広場を通過する.
 広場を過ぎると,やや急な上り勾配の道になる.内心で,
 ”道,間違っていないかな…ちゃんとホテルへ戻れるかな”
と少々心配になる.
 6時15分頃,坂道を登り切って,下り坂に差し掛かる.すると前方に何となく見覚えのある風景が広がっている,
 ”これで,間違いなくホテルに戻れるな…”

<広場を横切って上り坂へ>

■同じ苗字の墓が並んでいる
 少し坂道を下ると,進行方向左手の斜面が墓地になっている.そこには「花岡」というどこかで聞いたことのある苗字の墓が沢山並んでいる.
 余談になるが,岡谷にも華丘城趾があるし,長野市の郊外に花岡山という名前の山がある.一体,花岡氏一族は,どこから来たんだろう.
 そんなこと,まあ,どうでも良いことだが,少々気になる.
 6時18分,坂道を下りきって,三叉路に突き当たる.三叉路を左折する.今度は田植えが済んだばかりの田んぼの中の一本道である.昨夜賑やかに聞こえてきた蛙の声は,この辺りの田んぼからに違いない.
 前方に「とくら」をはじめ幾つか大きな建物が見えている.
 
<花岡家の墓が立ち並ぶ>                        <田んぼの中の一本道>

■「とくら」へ戻る
 田んぼの中の一本道をノンビリと歩き続ける.「とくら」の手前にある大きな建物は公民館である.
 公民館の前を通過して,6時24分に「とくら」へ戻る.
 朝食まで,まだ1時間ほどの待ち時間がある.一旦,自室に戻って,朝食の時間まで休憩,ということにしよう.
 
<「とくら」が見えて来た>                        <「とくら」へ戻る>

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善光寺西街道」の目次
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「善光寺西街道」の索引
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