<起点から37キロメートル地点からの眺望>
香港トレイル50km大踏破;第4日目(2);排水路と滝のセクション7
(アルパインツアー社)
2016年1月28日(木)~2月1日(月)
前の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e55e2a8d6380442199d23c7e9349a3f7
第4日目;2016年1月31日(日) 曇・強風
<ルート地図>
←クリック拡大
<退屈な排水路沿いの道>
■ストレッチを済ませて歩き出す
8時35分に昨日の終点に到着する.そこで専用車を下車.道路を渡り,階段を降りて広場でストレッチを終えた後,8時44分に広場から歩き出す.いよいよセクション7の歩き出しである.
毎度のことながら,何時もモタモタしている私は,今日もまた列のビリの方に付いて歩く.
排水路沿いの平坦な道が連続する.トレイルは急坂の途中に設けられたトラバース道である.進行方向右手は崖下である.繁茂する木々の間からビル群がちらちらと見えている.そして左側を見上げると急な崖になっている.
8時49分,標識069(起点から34.5キロメートル)を通過する.この辺りからトレイルは左に大きくカーブしてほぼ真北の方向に向けて歩き続ける.やがて,トレイルは排水路から一寸離れて,木々が繁茂する森林の中を通る草道となる.
8時56分,標識H070(起点から35.0キロメートル)を通過する.
9時00分,標識H071(起点から35.5キロメートル)を通過,南へ向かって歩いている.あいかわらず余り見通しのない森林の中の路が連続する.
9時06分,標識H072(起点から36.0キロメートル)を通過する.
10時46分,相変わらず用水路沿いの道を歩いている.同じような感じの道がずっと続いている.少々飽きが来る.
<セクション7を歩き始める> <相変わらず排水路沿いの道が続く>
■やっと視界が開ける
9時12分,標識H073(起点から36.5キロメートル)を通過する.
9時16分,進行方向斜め後ろを振り返る.大潭港(Taitam Harbor)の北端が見えている.その奥に,大きな堤防が見える.
「ああ,あそこに堤防がみえる.昨日,あの辺りを歩いたんでしょうね…」
とどなたかが言っている.
地図で確かめると,セクション6の終点,つまり今日のセクション7の始点はあの堤防の右端近くに位置していることが分かる.私達は,多分,後方に見えている山の右の方を歩いてきたのだろうと勝手に想像する(間違っているかもしれない).
いずれにしても,これまでの見通しのない水路沿いの道から見通しの良い道に出たのが嬉しい.
<視界が開ける>
<見え隠れする入り江>
■入り江の景観
9時25分,標識H074(起点から37.0キロメートル)を通過する.大潭港沿いに高巻きするトラバース道が連続する.相変わらず,排水溝沿いの道だが,進行方向右手の眺望が利くようになる.
9時27分,広々とした入り江が見える場所に到着する(冒頭の写真).
地図で確かめると,写真右手に見えているビル群は,多分,大潭童軍中心(Tai Tam Scoout Centre)辺りだろうと思われる.良く分からないが…
とにかく視界が全くない排水路沿いの道から抜け出たのが嬉しい.
<視界が開ける>
■石碑山尾根の東側を北へ
9時34分,標識H075(始点から37.5キロメートル)を通過する.この辺りで,トレイルは地形に沿って大きく右にカーブして,北の方向に向かう.
私達は石碑山(Obelisk Rim;標高164メートル)と歌連臣山(Mt.Collinson;標高348メートル)から流下する川の谷筋を右岸沿いに北の方向に歩いている.
相変わらず排水溝沿いの道が連続する.再び視界が殆どない密林の中の道である.
9時40分,標識H076(始点から38.0キロメートル)を通過する.殆ど同じような道を歩き続けて,9時47分に標識H077(始点から38.5キロメートル)を通過する.この辺りで谷を渡って左岸を南東の方向に向きを変えて歩き続ける.
9時54分に標識H078(始点から39.0キロメートル)を通過する.
9時57分,やや大きな堤防の上を渡る.
<堤防の上を通過>
■再び眺望が開ける
10時58分,進行方向右手の眺望が開ける.
前方に見えるビル群の形から,先ほど見えていた大潭童軍中心と同じところを見ているに違いない.地図と見較べて,私達がビル群の手前に見えている岬を廻って来たことが確認できる.
<大潭童軍中心遠望>
<幾つもの谷を渡る>
■大きな滝
トレイルが左に曲がって,10時04分,小さな谷筋を渡る.ここに標識H079(起点から39.5キロメートル)がある.
続いて,10時10分,標識H080(起点から40.0キロメートル)で,また谷筋を渡る.
10時13分,水が激しく流下する谷を渡る.谷の前では沢山の観光客が立ち止まって,滝の写真を撮っている.
現地ガイドのMKさんの説明によると,昨日降った雨が土には殆ど染みこまずにそのまま流下するので,雨の後はあちらこちらに滝が出現するとのこと.
<大きな滝に到着>
←クリック拡大(滝の全景)
■崖の中腹を歩く
10時19分,標識H081(始点から40.5キロメートル)を通過する.
続いて,10時28分,標識H082(始点から41.0キロメートル)を通過する.ここで滝のような谷川を渡る.
相変わらず急峻な崖の中腹をトラバースする道が続く.道幅が狭く,道の両側に柵が続く.まるでモノレールの線路を歩いているような気分になる.
<崖の中腹をトラバースする道>
■滝のような急峻な川
標識H082の地点で滝のような急峻な川を渡る.
地図で現在地を確かめる.私達はどうやら銀坑村(Ngan Hang Village)という所を通過しているようである.
<銀坑村付近の滝のような川>
■標識H083で休憩
10時39分,標識H083(始点から41.5キロメートル)を通過する.標識の側に「香港径 Hong kong Trail」の標識が立っている.どうやら近くにトイレもあるようだ.
MKさんが,
「…ここで一寸,休憩を取ります,お腹が空いた方は何か食べて下さい」
という.
私も道端に座り込んで,ランチボックスからパンを取り出して食べる.あまりお腹は空いていないが…
<パンで小腹を満たす>
<セクション7の終点へ>
■心地よい散策路
トイレ休憩を終えて,10時47分,再び歩き出す.暫くの間,緑陰の中の心地よい散策路が続く.
10時50分,緩やかな勾配の一寸した下り坂に入る.
<緑陰の散策路> <下り坂>
■今度は登り坂の尾根越え
10時52分,大きく左に曲がりながら急な登り坂に入る.ここから尾根近くを通る自動車道まで坂道が続く.
地図で現在地を確かめると,私達は,今,土地湾村(To Tei Wan Village)を歩いている.
こんなことを書くと嫌みになるかもしれないが,私は丹沢塔ノ岳の常連の中では劣等生.そんな私でも,焦れったくなるほどの超ユックリのペースで坂道を登る.
私は前の人を次々に追い越したいなという衝動に駆られるがジッと我慢の子である.
<超ユックリペースで坂道を登る>
■セクション7の終点
坂道を登り切って,11時03分,標識H084(起点から42.0キロメートル)を通過する.
11時08分,鶴咀半島(D'aguilar Peninsula)を集回する自動車道路(標高140メートルに)に突き当たる.
ここが,セクション7の終点である.
セクション7を歩き出したのが8時35分だったので.セクション7を歩くのに要した時間は,休憩時間を含めて2時間32分(2.48h)である.また,セクション7の水平距離は7.5キロメートル.したがって,水平歩行速度は,
7.5km/2.48h=3.02km/h
ということになる.
<セクション7の終点>
(つづく)
次の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/869d39066cffa6168afd14e4969c4c76
「香港トレイル50km」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/66e122691315c1628f0ac6b16c47b250
「香港トレイル50km」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0c78d4a15e2d1fb5ee7dd88c5d0bad50
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.