中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

晩秋の鎌倉;鎌倉中央公園・台峯緑地・源氏山公園・鎌倉駅周遊

2019年12月01日 04時41分13秒 | 鎌倉あれこれ

                                       <源氏山の紅葉>

     晩秋の鎌倉;鎌倉中央公園・台峯緑地・源氏山公園・鎌倉駅周遊
                (独り散策)
           2019年11月29日(金) 晴れ

<ルート地図>


←クリック拡大

<まずは鎌倉中央公園>

■気になって仕方がない
 先日,台峯の「おろち桜」を見物に行ったら,予期せぬ藪漕ぎをしてしまった.私個人は藪漕ぎも別に厭わないが,実は来る12月3日に予定しているグループの案内のことが気になって仕方がない.そこで,重い腰を上げて,今日,予定コースの気になるところを下見に出かけた.
 気になるところは,山崎小学校付近から北鎌倉女子学園グラウンドに抜けるコースである.今回はそのコースを含め,鎌倉中央公園から台峯緑地,源氏山公園を通って鎌倉駅まで歩いてみた.結果的には多少の倒木はあるものの,すでに通れる状態になっていて,立入禁止にもなっていない.これならば,天気さえよければ何とかなりそうだと安堵する.
 今回歩いたコースは冒頭のコース地図に記したように水平歩行距離5.13キロメートル,累積標高(+)が160メートル,累積標高(-)が207メートルの軽ハイキングコースである.
 出発点はいつもの通り,鎌倉中央公園清水塚口である.

■まずは上池
 午後,少し日が傾きかけた頃,鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.
 まずは上池の紅葉を眺める.下の写真のように,紅葉の見頃を迎えてはいるものの,今年の紅葉は今ひとつの感が否めない.
 とはいえ,一頃の蒸し暑さとは異なり,冷涼な空気が心地よい.

<上池の紅葉>

■休憩舎付近の紅葉
 見頃はもう少し先かな?
 ただ,台風のためか例年より葉っぱが少なくて,何となくスカスカ感が漂う.

<休憩舎付近の紅葉>

<山崎から台峯緑地入口へ>

■薬師堂跡

 山崎口から公園の外へ出る.
 山崎の集落を抜けて,薬師堂跡の三叉路に到着する.黄色い花がびっしりと咲いている.花オンチの私には正確な花の名前などわからないが,きれいなので反射的に写真を撮る.

<薬師堂跡>

■山崎小学校
 薬師堂跡の三叉路を右折して谷戸の奥へ向かう.進行方向右手は山地.左手にはマンションが建ち並んでいる.緩やかな上り坂を道なりに歩き進む.
 途中から魯山人釜跡まで足を伸ばそうかとも思ったが,今回は歩き出しの時間が遅いので省略し,山崎小学校沿いの舗装道路を道なりに歩く.

<山崎小学区>

■山崎切通で右折
 山崎小学校のすぐ先の山崎切り通しで右折して枝道に入る.運動公園の先に神明神社の社殿が見えている.右手には台の集落が見下ろせる.
 ここから先,しばらくは舗装道理が続くが,結構きつい上り坂である.

 
<神明神社が見える>

<台峯緑地へ>

■台峯緑地入口
 分岐から2~3分,坂道を上ると舗装道路が終わって土道になる.ここが台峯緑地の入口である.緑地に入った途端に何となく癒やされた気分になる.
 実は,ここから先,北鎌倉女子学園グラウンドまでの尾根道コースが歩けるかどうか心配だった.
 念のため,入口に「立入禁止」の案内板などがないことを確かめる.実は,12月3日の散策ではここを通る予定にしているので,立入禁止になっているのか,ずっと気になっていた.

<台峯緑地入口>

■穏やかな尾根道が続く
 所々に倒木が見えるが散策路はきれいに整備されていて,いつも通りの穏やかで心地よい散策路が続いている.どうやら歩くのには全く問題がなさそうである.
 ”良かった!”
 途中で犬を連れた中年の女性とすれ違う.互いに軽く挨拶を交わす.

<静寂そのものの散策路>

■藤沢方面の眺望
 途中,樹木の間から,藤沢方面と思われる眺望が開ける.雲一つない青空が広がっている.気分最高.
 しばらくの間は極々緩やかな上り勾配の道が続く.

<眺望が開ける>

■野外食に絶好の場所だ
 緩やかな上り勾配が,ほんの少しの間だけ勾配がちょっときつくなる.この辺りは尾根の幅が広くなっていて,昼食を摂るのに絶好の場所だなと思う.12月3日の散策では,この辺りで少し早めの野外食にしてもいいかなと思い始める.

<広々とした尾根筋>

<富士山・丹沢遠望>

■北鎌倉女子学園グラウンドが見え始める
 尾根道が終わりにさしかかる頃,進行方向右手の木の枝の間から北鎌倉女子学園グラウンドが見え始める.
 ここまで何の障害もなく歩ければ,私が描いていた散歩コースは問題なく歩けそうである.
 ”良かった!”


■泥んこ道

 散策路は北鎌倉女子学園グラウンドの脇で山ノ内方面へ向かう道路に突き当たる.北鎌倉女子学園グラウンドの上を通る道である.
 昨日までの雨のためかどろんこ道になっている.ここでも犬を散歩させる中年女性とすれ違う.
 「どろんこが酷いですねえ」
と私に独り言のような挨拶をして,すれ違う.

<どろんこ道>

■白い富士山
 グラウンド上から雪を被った富士山がよく見えている.空の色とほとんど見分けがつかないほどかすんでいるので,果たしてデジカメで写るかどうかわからないがとにかくシャッターを押す.


<富士山が見える>


■丹沢の山並み
 富士山の右側に丹沢の山々が見えている.この風景を眺めながら,明日の土曜日は予定通り丹沢の塔ノだけに上るぞと思い始める.
 西の空に少し雲がわいてきたようだ.

<丹沢が見える>

<台峯の展望台>


■久々に訪れる台峯の展望台
 北鎌倉女子学園グラウンドのすぐ近くにある台峯の展望台に到着する.
 この辺りは,いつも散策しているところだが,直近では2~3週の間のご無沙汰である.その意味ではここに立ち寄るのは久々のことである.

<台峯の展望台>

■鎌倉の秀峰六国見山を望む
 展望台に立つ.周囲には全く人影がなく静まりかえっているが,時々眼下の北鎌倉駅付近から横須賀線の電車が通る音がかすかに聞こえてくる.
 前方には鎌倉の秀峰,六国見山が聳えている.この頃は一年間で日が傾くのが一番早くなる時期に近づいている.展望台には近くの木々がつくる日陰が覆い始めている.
 ”あんまりゆっくりできないな.”

<台峯の展望台からの眺望>

道を塞ぐ倒木と迂回路
 台峯の展望台から山之内配水池方面に向かう.
 途中,一カ所だけ倒木が道を塞いでいるが,この倒木を迂回する踏み跡ができている.ここはこの辺りにすんでいる人たちが北鎌倉に降りるときに使う生活道路でもある.そのためにここを通る人も多いので,自然にできた迂回路なんだろう.
 もちろん私たちが通行するにも何の障害もない.

<倒木と迂回路>

<葛原岡神社へ>

■銭洗弁天参道入口
 散策路は山之内配水池の脇で,北鎌倉に降りる舗装道路に突き当たる.この突き当たりから北鎌倉方面に200~300メートルほど歩いたところに小さな三叉路がある.入口に「銭洗弁天」の案内板が岩に打ち付けてある.この道に入る.

<銭洗弁天参道入口>

■葛原岡神社
 この道は葛原岡神社に突き当たる.
 時間が少し遅いためか,いつもなら観光客で賑わっている境内も,人影まばらである.いつも観光キャムで賑わっているところなので,ちょっと時間を外すと,もうこんなに静かになるとはまさに驚きである.

<葛原岡神社>

■天園の眺望
 葛原岡神社の境内から,天園ハイキングコースがある山並みを望む.残念ながら台風の被害のため,今は進入禁止になっている.

<天園の山々を望む>

<源氏山公園の紅葉>

■例年よりちょっと寂しいが…
 葛原岡神社から源氏山公園へ,途中工事中のために入れないところもあるが,途中の三叉路を右へ向かう.
 今年も,あずま屋付近の紅葉が見事である.ただこの前の台風で葉が大分落ちてしまったらしく,少々寂しい感じがする(冒頭の写真).
 ここでたくさんの写真を撮ったが,その内の何枚かを記録に残しておこう.





<源氏山公園の紅葉>

<源氏山公園から寿福寺へ>

■吹き飛んだ案内板
 化粧坂方面へ向かう.三叉路に立っていた案内板が台風で吹き飛ばされたのか,枠しか残っていない.その先に倒木が見えている.

<枠だけ残った案内板>

■源頼朝座像
 毛祝坂入口を通過して,源頼朝座像が鎮座する広場に到着する.もう少し早い時間だったら観光客で賑わっていただろうが,今は地元に人らしい方々が数名おられるだけで静かである.
 やっぱり今年の紅葉は今ひとつだな…

<源頼朝立像>

■太田道灌墓
 源氏山の山裾を迂回して英勝寺の墓地に突き当たる.墓地沿いの道を下る.途中,太田道灌墓の前を通過する.
 この道は鎌倉駅方面に降りる近道だが,平素から大分荒れている.今日は,足下が濡れていて,段差の大きいところを降りるときには要注意である.

<太田道灌墓>

■ここにも倒木
 通行にはあまり障害にならないが,この道も倒木が道を横切っている.倒木の下をくぐり抜けて先へ進む.
 路面もかなり荒れている.

<道を横切る倒木>

■寿福寺境内
 デベッカ家の墓付近から寿福寺境内に入る.
 寿福寺の紅葉を期待していたが,今年は今ひとつでどうもいただけない.寿福寺からトンネルをくぐって,刃稲荷方面へ向かう.

<デベッカ家の墓>

<今小路を経て鎌倉駅へ>

■刃稲荷
 トンネルの先の閑静な住宅地内の路地を道なりに歩いて,刃稲荷に到着する.この辺りは刀工正宗の住居跡だ聞いている.
 刃稲荷のすぐ先で今小路に突き当たり,右に曲がって鎌倉駅方面へ向かう.

<刃稲荷>

■巽神社(巽荒神)
 進行方向左手に位置する巽神社に立ち寄る.ここは坂の上田村麻呂が東征のときに葛原岡に荒神を迎えたのが始まりのようである(境内の案内板より).また,ここは寿福寺から見て巽(南東)に位置していて寿福寺の鎮守だという.

<巽神社>

■諏訪神社と猿田彦(?)
 巽神社の境内社として諏訪神社と猿田彦天神(?)が祀られている.諏訪神社には立派な鳥居があり小さいながらも社殿が設けられている.猿田彦天神は大きな石塔である.この石塔に彫られている字が猿田彦天神」と読めそうなので,一応,ここでは猿田彦としてあるが,正しいかどうかはわからない(『かまくら子ども風土記』にもこの説明はない).
 ”まあ…分からなくてもいいや…”
 
<諏訪神社と猿田彦天神(?)>

■鎌倉駅
 ようやく鎌倉駅に到着する.
 夕暮れが近いので,広間の時間帯に比較すると,観光客が少なくなっていてかなり空いている感じである.
 私はこれから電車で大船駅に向かう.17時から元勤務先で一緒だった仲間3人とドイツビールを飲みながら懇親会を開く予定である.
 横須賀線上り電車は大混雑.外人3人が迷っている.この電車東京へ行くかと私に英語で聞く.
 ”ム,ム7,ム,…日本に来て英語で聞くな…”
と一瞬思うが,”行くよ”と英語で答える.
 ”この電車が早く着くか”
と聞くので.大船か戸塚で東海道本線の電車に乗り換えれば,数分早く着くかもしれない…と答えたつもりだが,内容がややこしいらしく「ぽかん」としている.細かい説明など英語じゃ無理だよ…日本語で聞いてくれよ.
 そんなことをしている内に大船に到着する.
 ”いい旅を…”
とか捨て台詞を残して大群と一緒に下車する.

■仕上げはコーヒー
 まだ待ち合わせ時間の17時00分まで,ちょっと時間がある.
 大船ルミネ1階の行きつけのコーヒー屋に入り込む.ここなら鎌倉市内より割安でおいしいコーヒーが飲める.ただ混雑していて席が空くまで,ちょっと待たされる.

<仕上げはコーヒー>

<ラップタイム>

13:40  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:47       〃    山崎口
13:54  薬師堂跡
13:59  山崎小学校
14:02  台峯緑地入口
14:14  北鎌倉女子学園グラウンド上
14:18  台峯の展望台(14:20まで)
14:28  銭洗い弁天入口
14:34  葛原岡神社
14:34  源氏山公園あずま屋
14:45  源頼朝座像
14:55  太田道灌墓
15:01  寿福寺
15:07  巽神社(15:11まで)
15:21  鎌倉駅表口着

[ウォーキング記録]

■水平距離              5.13km

■沿面距離              5.14km

■累積標高(+)                   160m

■累積標高(-)         204m

■所要時間(休憩時間込み)
 清水塚口歩き出し       13:40
 鎌倉駅表口着         15:21
 (所要時間)     1時間40分(1.67h)
 水平歩行速度    5.13h÷1.67h=3.07km/h
                              (「鎌倉あれこれ」おわり)
                              (ドイツビールに続く)
「ドイツビール」の記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e7c2f987c571c483d4d163491902fa4e

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d6e3b58e0245c289de63df0116b6be72
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b222d025f6eabdb95223adaf52dc85c0

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
  また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです.













最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。