中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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沼津アルプス;富士山・駿河湾の眺望を楽しむ

2013年01月28日 12時07分59秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                                 <徳倉山から富士山を望む>

      沼津アルプス;富士山・駿河湾の眺望を楽しむ
           (ARENAオフミ)
        2013年1月27日(日) 快晴

<登山地図>




■沼津駅集合
 今回の参加者は総勢14名と盛況である.
 幹事長から頂戴した案内書の指示では東海道本線大船7時55分発熱海行列車に乗車すれば集合時間に十分間に合うが,丹沢へ出掛けるときは,何時も5時44分発の電車に乗っているので,朝の時間を持て余してしまう.
 6時過ぎまで自宅でグズグズしていたが,遂に時間を持て余してしまい,7時前に大船駅到着してしまう.所定の電車に乗るには,まだ小1時間間がある.仕方なく駅構内のBecker'sに入り込んで30分以上コーヒーを賞味する.
 十分時間を費やしてから,漸く所定の電車に乗車する.もう遅い時間の電車なので,どこかへ出掛ける高校生の集団や,一般の旅行客で車内は結構混雑している.茅ヶ崎までは立ちん坊.熱海で乗り換えて,集合時間の分前,9時28分にようやく沼津駅に到着する.
 本日の参加者は14名(男性9名,女性5名)と盛況である.
 「なんだ・・・今頃,ご到着ですか.いつも早く来て,どこかでお茶飲んで居られるので,今日は欠席かと思っていましたよ・・・」
と冷やかされる.
 参加者が多いので,タクシー相乗りで,登山口の八重坂峠へ向かう.

<沼津駅集合>

■いきなりの急登
 9時50分,八重坂峠登山口に到着する.
 各自適当にストレッチを行った後,9時58分にいよいよ登山開始.私達が出発する1~2分前に男性1人と女性6~7名のグループが登っていく.全員がダブルストックで足許がたどたどしげに見える.私は心の中で,
 「ああ,このグループは途中でバテそうだな・・」
と直感する.
 登山を開始すると,いきなりの急登である.
 まだ,当グループに参加して間もない方々に,頑張らないで極力ユックリ歩きように注意する.

<登山口からいきなりの急登が続く>

■まずは横山山頂
 急坂の途中で,私達より先に出発したグループが,もう休憩を取っている.歩き始めに頑張りすぎたのだろう.このグループに黙礼をして先に行かせてもらう.
 10時24分,沼津アルプス最初の山,横山山頂(標高183m)に到着する.ここで衣服調整のために小休止する.
 山頂は木立に囲まれていて,眺望は殆どない.

<横山山頂>

■横山峠を通過
 横山山頂を過ぎると,なだらかな下り坂となる.
 尾根沿いの東側をトラバースして,11時11分,横山峠に到着する.峠を過ぎると再び急な登り座になる.

<横山峠を通過>

■徳倉山山頂
 尾根道伝いに暫く歩き続けて,11時11分,徳倉山山頂(256m)に到着する.
 山頂は広場になっている.広場には休憩を取っている登山客が何人か居られる.

<徳倉山山頂>

南アルプスが見える
 徳倉山山頂からの眺望は実に見事である.
 今日は快晴で暖かい.お天気にも恵まれている.眼下には駿河湾と沼津市街地が広がっている.その遙か向こうには雪を頂く南アルプスの山々が屏風のように連なっているのが見えている.
 私は,ここから見えているほぼすべての南アルプスの山々に登っているが,どの山が何という山か良く分からない. 

<駿河湾と南アルプスの眺望>

■心地よい尾根道
 10分ほど展望休憩の後,11時21分に徳倉山山頂を出発する.
 急な下り坂を過ぎると,雑木林に囲まれた野趣豊かな尾根道になる.実に長閑な雰囲気が漂っている.常緑樹の間からのこぼれ日を浴びながら,ノンビリと歩き続ける.

<野趣豊かな尾根道>

■千金岩
 緩やかな登り下りを繰り返しながら,尾根道を南に向かう.
 やがて,視界が一気に開けるところに到着する.ここからやや急な下り坂になる.
 11時54分,下り坂の途中にある千金岩に到着する.ここで景色を堪能しながら昼食を摂る.
 一昨年の1月30日にも,今回とほぼ同じメンバーで,沼津アルプスを歩いた.あのときも,ここで昼食を摂ったが,えらく寒かったことを思い出す.ところが今日は日射しもタップリで暖かいので,実に心地が良い.

<徳倉山山頂>

■眺望を楽しみながら昼食
 千金岩付近に座り込んで,眺望を楽しみながら昼食を摂る.
 前方には,午後から登る鷲頭山が聳えている.あんな所まで登るのかと思うと,気が滅入ってくる.鷲頭山の右手には駿河湾と伊豆半島が見えている.実に素晴らしい眺望である.
 
<千金岩付近で昼食>                          <千金岩から駿河湾と伊豆半島を望む>

■志下坂峠を通過
 昼食を言えて,12時25分,千金岩を出発する.
 暫くの間,下り坂が続く.
 12時50分,志下坂峠を通過する.ここから登り坂になる.

<志下坂峠>

■前方に聳える鷲頭山
 行く手には,これから登る鷲頭山が聳えている.ここからさらに下って,志下坂から長い急登を
しなければ鷲頭山へは到着しない.
 “まだ,まだ、随分と長いな・・・”
と気が重くなる.

<鷲頭山遠望>

■さざなみ展望台
 なだらかな起伏の尾根道が続く.そして,12時42分,さざなみ展望台を通過する.進行方向右手には駿河湾の穏やかな海が見えている.

<さざなみ展望台>

■志下山山頂
 12時44分,志下山山頂(標高214m)に到着する.ここで,数分間,展望給水休憩を取る.
 眼下には,相変わらず駿河湾が広がっている.

<志下山山頂>

■奥駿河パノラマ台ときらら展望台
 12時48分,奥駿河パノラマ台に到着する.眼下に駿河湾が広がっているのが見える.
 次いで,12時52分,きらら展望台を通過する.
 
<奥駿河パノラマ台>                             <きらら展望台>

■ぼたもち石
 13時丁度にぼたもち石を通過する.なぜこの岩をぼたもち石と言うのかは良く分からない.何か言い伝えでもあるんだろうか.それとも,単に形状がぼたもちに似ているだけなのだろうか.
 この辺りが良く分からない.
 
<ぼたもち石>                                                                 

■中将宮
 13時01分,志下峠を通過する.
 以前は,ここから下鷲頭山まで急な坂道を直登するコースを通っていたが,途中,道路の崩落があったとかで,今は中将宮を迂回するコースを歩くことになっている.旧道を右手に見送って,薄暗くて少々陰気な迂回路に入る.
 13時07分,廻り込むようにして中将宮に到着する.
 傍らに詳細な説明文が掲示されているが,長い文章なので何となく読む気がしない.でも後になって後悔しないように,一応,写真に撮っておく.そして,格子戸の隙間から石造りの座像をデジカメに収める.
 
<中将宮>                                            <石造座像>

■小鷲頭山
 中将宮を過ぎると,間もなく,直登路に突き当たる.ここから上は,露岩と木の根が交差する急勾配の登り坂になる.一同喘ぎながら登り続ける.
 13時26分,小鷲頭山山頂(標高330m)に到着する.これまでの尾根道よりも一段と標高が高い所なので,眺望もそれだけ広くなる.枯れ枝の向こうには相変わらず富士山が見えている(富士山の写真は省略).
 ここで5分ほど休憩を取る.

<小鷲頭山>

■鷲頭山山頂
 急傾斜の登り下りを繰り返して,13時51分,鷲頭山山頂(標高392m)に到着する.
 ここで数分の休憩を取る.
 山頂では,かなり沢山の登山客が休憩を取っている.ここからも,相変わらず素晴らしい眺望を楽しむことができる.

<鷲頭山山頂>

■露岩帯のヤセ尾根の連続
 13時55分,鷲頭山山頂を出発する.
 ここからが,沼津アルプスの核心部,ヤセ尾根が続くようになる.まずは繁茂する樹木の間を縫うようにして歩く尾根道に入る.樹木の知識がほとんどない私には,この妙な木の名前は分からない.
 口の悪いお一人が,
 「ここを(狭い木の間のこと)通れますか・・・」
と後続の少々太めの人をからかっている.

<木の幹を潜るように先へ進む>

■一寸緊張する露岩帯
 露岩帯のヤセ尾根が連続する.結構,長時間m小さな登り下りを繰り返す.足場が余り良くないところもあって,もっとも緊張を強いられるところである.
 沼津アルプスに初参加の方々には,少々怖く感じるかもしれないなと思いながら歩き続ける.

<露岩帯を登ったり降りたり・・・>

■展望の良い所で一呼吸
 やがて露岩帯が終わって,14時38分,展望の良い所に到着する.ここで展望を楽しみながら一呼吸入れる.
 前方には大平山が大きく見えている.
 
 <展望を眺めながら立ち休憩;前方に大平山が見える>      <富士山の展望を楽しむ>

■多比口峠
 立ち休憩を終えて再び歩き始める,急勾配の下り坂になる.
 14時41分,多比口峠に到着する.ここから大平山山頂を往復するには30分余りの時間が掛かる.すでに14時半を過ぎているので,大平山山頂を往復するのは少々きつい.そこで幹事長の判断で,今回は大平山往復を省略して,多比口峠からバス停多比に下山することに決定する.

<多比口峠>

■1袋100円のミカン
 多比口峠からの下り坂も結構急傾斜でザレている所が多い.足許に充分注意しながら下山し続ける.
 14時54分,無事多比登山口まで下山する.ここから先は舗装道路の下り坂である.
 海岸近くまで降りると多比の集落に入る.途中の無人のミカン販売所で,1袋100円のミカンを購入する.

 <無人のミカン販売所に群がる>

■バス停多比から沼津駅へ
 海岸通りに近付くと,何軒かの無人のミカン販売所がある.何も上の方で慌てて買う必要もなかった.
 15時17分,バス停多比に到着する.
 15時23分,バスに乗車する.バスには,殆ど乗客が乗っていなかったが,私達14人が乗車すると,座席はほぼ埋まってしまう.
 沼津駅までは,予想以上に沢山の停留所がある.遂に運賃が500円を超えてしまう.ここのバスはSUICAもPASMOも使えないので,一寸不便な感じがする.途中から立ち席が出る.
 15時50分,バスは漸く沼津駅に到着する.

<バス停多比に到着>

沼津駅でコーヒーブレーク
 沼津駅で解散.
 大多数の皆さんは,沼津駅前の回転寿司に立ち寄って宴会だそうである.下戸の私は割り勘分けするのが悔しいので宴会には不参加(これは上段,本当はアルコールがほとんど飲めないからだ).
 私と同じように不参加の方お二人と沼津駅構内の某コーヒーチェーン店で,軽くコーヒーブレーク.歩き終わった後のコーヒーは,また,格別である.

<沼津駅構内喫茶店でお茶>

■熱海駅で乗り換えて無事帰宅
 沼津16時38分発熱海行電車に乗車する.熱海で東京行の電車に乗り換えて,18時04分に大船駅に到着する.
 自宅近くを通るバスの接続は余り良くなかったが,18時半頃無事帰宅する.
 久々の沼津アルプスは天気に恵まれて,十分に風物を堪能することができた.
 良かった! 良かった!

<ラップタイム>

 9:58  歩き出し
10:24  横山(183m)(10:26まで休憩)
11:11  徳倉山(256m)(11:21まで休憩)
11:54  千金岩(12:25まで昼食)
13:26  小鷲頭山(13:30まで休憩)
13:51  鷲頭山(13:55まで休憩)
14:41  多比口峠
15:16  バス停多比着

[登山記録]

■水平歩行距離   6.7km

■累積登攀高度   732m

■累積下降高度   757m

■所要時間
   八重坂峠 発    9:58
   多比    着   15:16
  (所要時間)  5時間18分(5.30h)
   歩行速度   6.7km/5.30h=1.26km/h
                                (おわり)

「伊豆・箱根・富士山の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/31c10cfc73a49f2406fcb4d302c998de
「伊豆・箱根.富士山の山旅」の次回の記事
(なし)



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