<ラフタル湖>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第3日目(2);高所順応日;ラフコルタ湖
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9a248c02948a09d799f8213db59b25b3
第3日目;2016年9月8日(木) 晴 (つづき)
<ルート地図>
■第3日目の行程
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■ワラス→ラフコルタ湖 (北の方向に要注意)
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<ラフコルタ湖を目指して>
■アンディーノクラブホテルを出発
7時58分,専用車に乗車した私達は,アンディーノクラブホテル入口の牛に見送られて,今日の目的地,ラフコルタ湖(標高4,250メートル)へ向かう.今日のツアーの目的は高所順応である.
ラフコルタ湖まで大部分は未舗装の荒れた道だという.そのためか私達が乗車した専用車は,昨日のデラックスな車両とは違って,一行全員が乗車すると満席になるバンである.
発車して暫くの間は,昨日通った南に向かって走る.
<ホテルの牛に見送られて…> <小さなバンに乗り込む>
■未舗装の凸凹道に入る
8時10分,三差路を左折する.左折した途端に未舗装の凸凹路になる.
未舗装の道路に入った途端に.専用車の走行速度は15キロメートル/時程度の低速になある.それにも拘わらず,車は上下左右に大きく揺れる.
<未舗装の道路に入る>
■小さな集落
8時23分,小さな集落に入る.
地図で確かめると,どうやらマカシカ(Macashca)という集落のようである.道路の両側に民家が建っている.
集落の中を通っていると,何となく懐かしさが込み上げてくる.どこか昔の信州の私の故郷と似たような雰囲気である.
私達の専用車はオ・パリアク(O Pariac)の谷間をノロノロ速度で遡る.沿道にはアドベで作った住居がどこまでも点在する.
<小さな集落>
<可愛い家畜の群れ>
■牛飼いと牛の群れ
8時50分,突然,自動車が停まる.
”何かあったのかな…”
と思いながら前方を見る.
専用車のフロントガラス越しに数頭の牛と牛飼いの姿が見える.
専用車は牛が移動して道路が空くまで辛抱強く待つ.悠々とした牛の動きに,私は何だか良いものを見た気分になる.
<牛飼いと牛の群れ>
■今度は馬と羊だ
9時丁度.今度は馬と羊の群れに出会う.馬に乗った少年が馬と羊を操っている.
専用車は馬と羊が通り過ぎるまで停車してジッと待つ.
逞しい少年の姿に感動する.
<馬と羊の群れ>
■押し合いへし合い羊が通る
また専用車が停まる.
今度は羊の大群.停車している専用車の脇を押し合いへし合いで通り抜けていく.実に可愛い.
<押し合いへし合いで羊が通る>
<二つのゲート>
■最初のゲート
8時04分,最初のゲートに到着する.
助手席に乗っていた現地山岳ガイドのHSさんがゲートを開けて専用車を通す.どうやらラフコルタ湖に行くには特別な許可が要るようである.
<最初のゲート>
■前方に先鋒が見える
ゲートから先には,さすがに民家も疎らになる.ただ,相変わらず放牧地が延々と続いている.
行く手前方には先鋒が見えている.
地図で確かめるが,この山の名前は良く分からない.多分カシャン(Cashan)山脈の山だろうと思うが…違っているかも知れない.
<前方に先鋒が見える>
■石で囲った牧場
放牧地の所々に石で囲った場所が点在する.この囲いの用途は良く分からないが,家畜の収容場所だろうと勝手に想像する.
<点在する石の囲い>
■2番目のゲート
9時16分,2番目のゲートに到着する.標高約4,000メートル.ここで5分ほど取れ休憩を取る.
ここから,1人の男性が,私達の専用車に乗り込んでくる.この男性が何物かについては,何の説明もない.
”一体,誰だろう? 池の管理人かな?”
<2番目のゲート> <標高4,000メートル地点で休憩>
<ラフコルタ湖>
■ラフタル湖に到着
9時52分,ラフタル湖近くの空き地に到着する.現地旅行社から頂戴した果物を持って専用車から下車する.
2番目のゲートで乗車した男性も下車して,どこかに消える.
ここは標高4,250メートルの高地である.車外は結構寒い.
現地ガイドの誘導で,ラフタル湖に向けて,ゆっくりと歩き出す.
<ラフタル湖近くで下車>
■神秘の湖,ラフタル湖
専用車降りてから,少し歩いて,10時02分,ラフタル湖に到着する.
ラフタル湖の畔に立つ.
前方には氷河が流れる尖鋒が聳えている.素晴らしい風景である.この地形からラフタル湖が氷河湖なことは自明である.
周囲にはわれわれ以外に人影はなく静まり返っている.
上空は良く晴れていて,日射しが強い.でもここは標高4,000メートルを越える高地である.さすがにジッとしていると寒くなる.
<ラフタル湖>
■湖畔でお茶
現地ガイドのMNさんがリュックから大きな魔法瓶を取り出す.
全員へのお茶のサービスである.予期していなかったサービスに感激する.
. ”随分と重たいものを持ってきて貰って,恐縮です,ごちそうさま…”
ひねくれ者の私は,自分の感謝の気持ちを,率直に相手に伝えるのが下手である.ぎこちなく,
"Thank you !”
というのが精一杯である.
彼はまだ24才の青年である.それにしては,随分とシッカリしているし,落ち着いている.いや,大したものである.
<お茶で一休み>
■記念写真
お互いに記念写真を撮り合う.
いつも自分の写真などろくに取ったことがない私だが,廻りの雰囲気にその気になり,万歳をしたところを写して貰う.
良い年をして,このツアーに参加したので,何時の間にかレジェントFHというあだ名が付く.
正直なところ,このあだ名,光栄でもあるが,迷惑でもある.
"年のことなど,忘れてツアーを楽しみたいのに…"
これ本音である.
<湖畔で記念写真>
■ラフタル湖から歩き出す
10時20分,ツアーリーダーのHKさんが,
「少し歩きましょう…」
と私達を誘導する.
私達の専用車は,先ほど下車したところから数百メートル先の平原で停車しているそうである.
専用車が停まっているところで,昼食を摂ることになっているようである.
谷間の平らな所に,私達の専用車が小さく見えている.あそこまで歩いて下るようである.
写真に写っている後ろ姿は現地ガイドのHSさんである.
<下山開始>
(つづく)
つづきの記事
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bf964182744a1b8a2eb4232ecdb6a09b
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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