<六国見山山麓の切通>
初冬の鎌倉:大船から大崎公園まで<展望を楽しむ>(1)
(ARENAオフミ)
2010年12月19日(日)
<ハイキング地図>
<大船駅から六国見山へ>
■大船駅を出発
今朝は冷え込んだ.天気は曇り.でも天気は何とか持ちこたえそう.雨の心配はなさそうである.
大船駅南口ルミネ前に9時30分集合.出席者全員が定刻前に集合する.今回の出席者はロングテイイル氏,ジャイアン,トリオバレー氏,ブルックフィールドさん,makoさんなど,全部で6人.男性5人,女性1人.この種のグループとしては男性が圧倒的に多いのが珍しい.
「今日の目的は眺望の良い所を結んで歩きます.予定歩行距離は16.1キロメートル,累積登攀高度は527メートル,一寸した登山ぐらいの歩き出があります・・・今日は道草しないでサッサと歩きましょう・・」
と出だしで発破を掛ける.でも本心では,今日のメンバーでは,どうぜ,途中,草花のところで足が止まってしまうだろうなと思っている.
定刻9時30分に大船駅を歩き出す.まずは定番通りにバス停大船中央病院を目指す.ここから粟船山に登り,木曽義高墓を詣でる.そして常楽寺の山門だけを拝見して,鎌倉街道を横断,多聞院を拝観する.
■六国見山の切通
多聞院からほんの少し往路を引き返して,六国見山登山口から,山道に入る.
岩瀬中学へ向かう道のトンネル上を通って,切通の道に入る.この切通は,地元の人は良く知っているが,市販されている鎌倉案内書には,まず紹介されることはないが,素晴らしい切通である.特に今の時期は,鬱陶しいヤブ蚊や蛇に遭遇することもないし,周囲の木々もすっかり落葉していて,見通しが良くなっている.その上に絨毯を敷き詰めたような枯葉の感触がとても足に優しい.
■六国見山山頂
10時31分,六国見山山頂(標高147m)に到着する.標高147メートルとはいえ,ここは鎌倉第2の高峰である.ここから安房,上総,下総,武蔵,相模,伊豆の6国が一望できると言われているだけあって,なかなかの眺望である.
ただ,山頂の富士塚に立って,鎌倉方面を望む.あいにく雲が多いので遠くは茫洋としているのが残念である.二つ三つ無効の尾根が私の家がある山である.
<源氏山公園を越えて大町へ>
■稚児塚
もともとは,天園ハイキングコースを辿って覚園寺脇に下山するつもりだったが,一同の歩行速度が,当初の予想よりも大分遅いので,ここから明月谷へ下山して源氏山へ向かうコースに変更する.
10時40分,六国見山山頂を出発する.稚児塚を通過する.塚の廻りの植木が短く刈り込まれていて,随分と見通しが良くなっている.
■北鎌倉女子学園グラウンド
明月谷へ下る. ここまで来ると沢山の観光客とすれ違う.猫箱前を通過して,北鎌倉駅手前の踏切を渡る.駅前交番前から住宅地の路地を抜けて,北鎌倉女子学園グラウンド上に到着する.
ここは富士山と丹沢の山並みが良く見える場所だが,残念ながら今日は富士山は雲の中である.今日は休日.グラウンドには誰も居ない.
■台峯展望台で昼食
11時35分,台峯展望台に到着する.
辺りには誰も居ない,ここから北鎌倉周辺の素晴らしい眺望を楽しむ.その後,冷たい風を除けながら,切り株の上に座り込んで昼食を摂る.
■大町で大軍とすれ違う
12時28分,台峯から歩き出す.山ノ内ポンプ場から葛原岡神社に出る.また,沢山の観光客と遭遇する.化粧坂付近から急坂を下りて銭洗弁天下に到着する.また,沢山の観光客とすれ違うようになる.
裏道を通って,市役所通りに出る.
トンネルの手前で右折,大谷美術館前を通り過ぎて,鎌倉中央図書館に到着する.そのまま直進して,下馬四つ角を通過する.安養院付近で,茨城県某市から来た数百人の「歩け歩け」のメンバーとすれ違う.狭い舗装道路一杯になって,ありの大群のように押し寄せてくる.傍若無人とはこのことだろう.でも,“以て他山の石とすべし”である.自分たちも同じように他所様に迷惑を掛けながら歩いているのではないかと心配になる.
<名越切通から披露山へ>
■名越切通
向かってくる大軍を交わすために裏道に入ろうかとも思ったが,僅かな距離なので我慢してバス通りを歩く.バス停名越から裏道に入る.そして,13時13分,安国論寺の前を通過する.長勝寺バス停付近で横須賀線の踏切を渡る.
日蓮乞水を通り過ぎてから,再び踏切を渡り,線路脇の急な登り坂を進む.舗装道路が切れて,山道に入る.泥道を少し進むと階段道になる.5分ほど階段道を登ると,名越切通へ向かう道と大切岸に向かう道の分岐に到着する.ここで,どちらの道を進むかで迷うが,時間が押しているので,残念ながら名越切通を抜けることにする.当初予定していた法性寺詣でを省略するのは不本意だがやむを得ない.
まんだら堂前を通過して,名越切通に到着する.周囲の岩石が崩落したためか,ジグザグ道の道幅が随分と広くなっている.
■遠回りして披露山へ
ここからは逗子市住民であるジャイアン氏の先導で歩く.
亀ヶ丘団地内の下り坂を何処までも下る.小坪1丁目と2丁目の間の坂道である.坂道を下りきったところにあるバス停亀ヶ丘で左折する.そして,今度は長い登り坂をひたすら登る.
私が披露山に登るときに,何時も通っている道順に比較すると,随分とアップダウンがきつい道である.
「随分とアップダウンがあってきつい道ですね・・」
と言うと,ジャイアン氏が,
「・・でも,人に説明するときに,この道の方が分かりやすいでしょう・・」
と苦しい言い訳をする.
私は内心で,何時も私達が通っている道の方が分岐が少なくて分かりやすいし,アップダウンが少なくて楽だなと思ったが,あえて反論することは差し控える.
■披露山公園
途中から狭い上り坂に入って,14時02分に披露山公園駐車場に到着する.駐車場入口近くにある尾崎行雄の碑を眺めてから,披露山公園に入る.結構沢山お観光客が集まっている.
展望台に登って,披露山庭園住宅や大崎公園の眺望を楽しむ.
<大崎公園>
■大崎公園に到着
14時13分,披露山公園を出発する.私は観音堂前から披露山庭園住宅の真ん中の道を通るつもりだったが,ここでもジャイアン氏の意見に従って,少し遠回りだが披露山庭園住宅の南縁を周遊する道を通り抜ける.
途中,私のような庶民には,この世のものとは思えないほどの立派な住宅が並ぶ道を進む.
そして,14時30分,大崎公園に到着する.
■大崎公園の眺望
14時38分,大崎公園の突端にある展望台に到着する.
ここからの逗子湾の眺望は実に美しい.湾の向こうに葉山マリーナが見えている.その左手には濾過記念公園の裏山から二子山方面の山並みが望める.
私達は,暫くの間,眺望を楽しむ.
(つづく)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1eeaf594fba9b9dabaaeeeabbd5b82c7
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