中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

湯西川温泉の旅:第2日目;鬼怒楯岩大吊橋と山菜そば

2015年12月11日 05時56分47秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                               <鬼怒楯岩大吊り橋から鬼怒川を望む>

     湯西川温泉の旅:第2日目;鬼怒楯岩大吊橋と山菜そば
              (塔ノ岳会)
        2015年12月6日(日)~7日(月)
第1日目の記事
    ↓

http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3e4b710654b976ab77573b4cfaeaa754?fm=entry_awc

第2日目;2015年12月7日(月) 晴

<ルート地図>



<湯西川温泉の朝>

■朝風呂
 一部屋に6人も寝ていたら,お互いの鼾でさぞかし大変だろうと思っていたが,鼾などに全く気付かないまま,朝までグッスリと眠ることができた.
 何となく人が動く気配を感じて目が覚める,ちょうど同室の方,お二人が朝風呂に出掛ける所である.私も起き上がって,朝風呂に浸かるために,地下1階の大浴場に向かう.
 大浴場では,もう沢山のお仲間が入浴している.中には夜中からもう4~5回も遊弋したという強者も居られる.
 朝から温かい風呂に入れるなって,何という贅沢だろうと思いながら,上機嫌な朝を過ごす.私はアルコール類をほとんど嗜まないが,中には小原庄助さんをしている方も居られる.

■朝食は1階の大食堂で
 7時30分から朝食である.
 朝食は1階の大食堂でバイキング形式である.私達に指定された場所は,食堂の一隅の長い1列のテーブルである.
 何かにつけて要領の悪い私は,食材をピックアップするのに,随分と時間が掛かってしまう.

<1階の大食堂>

■私の選んだ朝食
 私が選んだ朝食は,下の写真の通りである.
 バイキング形式の食事で,何時も迷うのは自分が選んだ食材が,果たして栄養面でバランスが取れているかどうかが全く分からないことである.好き嫌いがない私は,結局,目に付いたものを反射的に選んでいるに過ぎない.要するに食べ物は何でも良いのである.
 余談になるが,50年にわたる結婚生活の間で,食べ物のことで家内に愚痴ったことは一度もない.口に入るものなら,何でも美味しいと思うから愚痴る必要など全くない.その代わりに,特に美味しいとか,大好物というものもない.幸せと言えば幸せだが,不幸と言えば不幸である.
 …ま,ともかくこんなところで朝食を終える.
 仕上げは何時ものように,コーヒーである.
 
<朝食はバイキング>                                                <食後のコー火>

■当初の予定より早く出発
 同室の方が,8時からのNHK連続ドラマを見るとのことなので,一旦,部屋に戻る.実は私もこの連続ドラマを見ているので…
 ドラマを見終わってから,荷物を持ってロビーに戻る.部屋の鍵をフロントに戻してチェックアウト手続きを済ませる.
 ロビーでは,幹事が昼食の予約を取っている.これは実に大変な仕事である.幹事に感謝.
 当初,チェックアウト後,ホテル近くにある「平家の里」を見物してから,11時頃出発するバスに乗車する予定だったが,予定が変わって9時20分頃出発とのこと.したがって,平家の里の見物は中止となる.
 
<出発前のロビー>                             <スノータイヤのバスに乗車>

<鬼怒川温泉>

■温泉饅頭と売店
 私達はスノータイヤを履いたバスに乗車する.私たち以外の客も沢山乗車している.いわゆる混載車である.
 9時20分,バスはホテル前を発車する.
 10時20分,鬼怒川温泉の駐車場に到着する(冒頭の地図参照).バスを降りたところで,温泉饅頭を1人1個ずつ頂戴する.
 「…売店で無料のお茶が飲めますからどうぞ…」
ということで,駐車場の奥にある売店に誘導される.
 饅頭を頬張ると,どうしてもお茶が欲しくなるので,売店に入る,なかなか上手いシステムである.
 自動旧茶器の前で行列を作って,お茶待ちである.ところが,このお茶,なかなか美味しいので,ついついお代わりをする.
 売店内を見て回る.いろいろ買いたいものもあるが,荷物になるので,買うのを控える.
 「お土産は,ここで買って下さい…食事をするところには売店はありませんよ…」
と店の人が大声で注意する.
 
<温泉饅頭>                                <売店内でお茶>

■観劇かお散歩か
 私達が乗車するバスが到着するまで1時間ほど待ち時間があるという.その間に,花舞小菊一座の芝居を見るか,それとも近くを散策するか二者択一だという.
 結局,お一人が芝居見物.若干の方々は荷物の留守番を兼ねて,ここで日向ぼっこ,残りの大半の方々はお散歩ということになる.
 駐車場脇の桜が開花している.私はこの桜に誘われてお散歩をすることにする.
 
<花舞小菊一座のポスター>                    <冬咲きの桜>

■紅葉が美しい散歩道
 10時35分,駐車場から歩き出す.
 立岩橋を渡ってすぐの所にある交差点を右折する.この辺りの標高は約350メートル,ピリリと寒いが青空が心地よい.紅葉が美しい散策路である.

<紅葉が美しい散歩道>

■鬼怒楯岩大吊橋
 さらに右折して,10時51分に鬼怒楯岩大吊橋に到着する.駐車場からここまでの水平距離は830メートルである.所要時間は16分(0.27h).したがって,
 水平歩行速度=830(m)/0.27(h)=3074(m/h)
                                              =3.07(km/h)
 この数字を見ても,ノンビリ歩きなことが分かる.

<鬼怒楯岩大吊橋>

■鬼怒川の流れ
 吊り橋を渡る.
 橋の中央付近から鬼怒川を眺める.素晴らしく眺めが良い渓谷である(冒頭の写真).ふと,橋の下を覗くと,川の水面に私達の影が映っている.
 それにしても,随分と高い所に吊ってある橋である.高い所が苦手な私には,高い所で揺れレル橋はどうも落ち着かない.

<吊り橋から鬼怒川を望む>

■川向こうの広場
 吊り橋を渡りきったところが,ちょっとした広場になっている.振り返ると鬼怒川温泉の集落が広がっている.
 広場から山の中腹にある遊歩道に登る階段がある.少し高いところまで登って景観を楽しみたかったが,遊歩道のどこかで岩の崩落があったらしく,階段は通行禁止になっている.
 ”…ならば,何のために吊り橋だけを渡れるようにしてあるのかな…?”
とチョッピリ不思議になる.まあ,どうでもいいけど…
 広場の片隅に,守り神のオニのような彫刻が置かれている.同行者の何人かが,
 「…まあ,可愛い…」
と言っいる.
 私にはどうも品がない彫刻の様に見えるが,感想は人それぞれである.


<吊り橋を渡ったところにある広場>

<昼食は山菜そば>

■売店前から出発
 11時30分頃,出発点の売店前に戻る.まだ芝居は終わっていないらしく,観劇組が劇場から出てきたのは,暫く経ってから.
 11時54分,私達が乗車する専用バスが,漸く駐車場に到着する.これから温泉に向かう観光客がバスからゾロゾロと降りてくる.観光客が下車した後の清掃が終わってから,バスに乗り込む.
 バスの運転手が,
 「…芝居を見ている人が残っていませんか…」
と幹事に問いかける.
 「全員揃っています,」
 「…でも,まだ芝居が終わっていないようですよ…」
とくどい.何だか慇懃無礼感がある.
 12時03分,私達を乗せたバスは売店前から出発する.
 私には自分が荷物のように,物流センターで行き先別に仕分けられたような,妙な気分になる.
 ”オレ達客は,要するにエンジン付きの動く品物だ…!!”
 それにしても,良くできたシステムである.
 ここからは,行き先別に仕分けられた荷物である私達の専用車である. 
                                                              私達が乗車するバス
                                                                     ↓
 
<売店前に戻る>                              <漸くバスが到着する>

■食堂棟で昼食
 私達を乗せたバスは,12時11分に食堂(「田吾作」かな?)に到着する.
 ばかでかい食堂である.私達は食堂の中央付近の予約席に座る.ほどなく注文の品が運ばれてくる. 

<大きな食堂の指定席に座る>

■私は「山菜そば」
 私が注文したのは山菜そば470円也である.
 まあ,まあ,美味しく頂戴する…が,正直なところ,もう少しコクのある味付けならばもっと良いなと思う.でも味覚なんて人それぞれ.当然,それぞれの好みがある.したがって私の感想なんて屁みたいなものである.無視しよう.
 食事後,売店でも覗こうかと思ったが,先ほど訪れた売店の店員が言っていたとおり,ここには売店はないようである.

<山菜そば>

<一路町田へ>

■スリングとカラビナ
 昼食を終えた私達を乗せた専横バスは,13時頃,食堂前広場を出発する.いよいよリラックスタイムである.
 私は登山用品に興味をお持ちのITさんAIさん,KMさん,MTさんをお相手に,スリングを使ったチェストハーネスの作り方や,インクノットの結び方,カラビナの使い方など,実習して頂く.
 私ごとき山の未熟者が口幅ったいことを言うようだが,塔ノ岳愛好者にも安全登山をするという意識をもっと持ってもらいたいなと常日頃思っている.そのためには,私の余生は案園登山のエバンジェリストに徹しても良いとさえ思っている…それにしては私の登山技術はまだまだ未熟だが…
 チェストハーネスやインクノットは馴れてしまえばどうということもないが,馴れないと結構作るのにまごつく.何回も何回も練習して身体で覚えるしかない.私がもっと啓蒙したいのは地形図とコンパスの使い方だが,これはなかなか布教する機会がないのが残念である.

■車内カラオケ
 スリングとカラビナの練習をしている内に,カラオケが始まる.正直なところ,うるさいなと思いながら,スリングとカラビナの練習につき合っている.
 その内に,
 「…FHさん,ドイツ語の「草津よいとこ」を是非詠って下さい…」
と私に強いる.
 「嫌ですよ…」
と断るが,
 「是非,是非…」
とさらに強要される.
 場の雰囲気を壊してもいけないなと思って,不承不承,私はバカみたいな歌を歌う.
 ”次回からは指名されても絶対に歌わないぞぞ…とあらかじめ言っておこう”
 要するに私は近代五種(=酒,たばこ,麻雀,カラオケ,ゴルフ)はやらないのである.
 途中,2回ほどトイレ休憩を取って,16時24分,町田駅前に到着する.ここで流れ解散.

<無事帰宅>

■混雑する小田急電車
 藤沢方面に向かう数人の方と一緒に,町田駅から混雑する電車に乗車する.
 相模大野で一旦下車.相模大野発各駅停車藤沢行(江の島行だったかな?)に乗り換える.うまい具合にシルバーシートに腰掛けられる.シルバーシートに座るのは,ちょっと憚られるが,自分の年令を考えると,もっと堂々と使っても良いのではないかという気持ちにもなる.
 17時12分に藤沢駅に到着する.藤沢駅から東海道本線上り電車に乗り換えて大船駅へ.大船駅から路線バスの乗車,自宅近くのバス停で下車する.18時過ぎに無事帰宅する.

■山積する雑務
 夕食後,まずはユックリと入浴する.
 夕方の行事が一段落したところで,自室に籠もる.
 実は,明日,12月8日は五十三次洛遊会の鎌倉紅葉狩りにお付き合いすることになっている.勿論,私が案内役である.
 これから私は,参加者にお配りする資料を作らなければならない.行き先は獅子舞と散在ヶ池の2箇所は必ず入れることにしているが,細かいコース設定はこれからである.
 コースの詳細は当日の天候だけでなく,2~3日前からの雨模様や,参加者なお顔ぶれなどを想定しながら決める.それに万一のときのエスケープルートなども想定しなければならない.
 コース案が纏まったら,パソコンだけでなく,糊と筆記用具を使ってA31枚に地図と説明文,注意事項などを記入する.
 もう眠くて仕方がないが,無理をして何とか作り上げる.時計は22時を廻っている.何時も21時前には必ず寝ている私にとって,22時は何ともキツイ.
 ”来年は案内役を降ろしてもらおうかな…”
と思いながら,ようやく就寝する.
                                      (おわり)

続きの記事なし
  
「関東・伊豆箱根・上信越の旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/37105af0af0be5735244e58f352c82c1
「関東・伊豆箱根・上信越の旅」の次回の記事
(なし)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。