中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初夏の鎌倉;台峯山頂の藪漕ぎと久々に矢戸池探訪

2020年06月06日 06時06分51秒 | 鎌倉あれこれ

                  <矢戸池>

        初夏の鎌倉;台峯山頂の藪漕ぎと久々に矢戸池探訪
                (独り散策)
         2020年6月4日(木) 晴・蒸し暑い一日

<ルート地図>


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<まずは台峯の展望台へ>

■毎度歩き出しは清水塚口
 今日は朝からとても湿気が強いようである.まだ6月になって間もないのに.まるで梅雨に入ったような憂鬱な蒸し暑さである.コロナ騒ぎのお陰で毎日規則正しい生活を送るようになった私は,午後から台峯緑地に行ってみようと思っている.久々に歩き始める前に行き先が決まっているのには訳がある.実は先日配布された地元紙で矢戸池の周辺が一部開放されたという記事を見ていたので,是非行ってみたいなと思っていたからである.
 13時53分,何時ものように鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.勿論,目的は台峯を山頂まで登ること,および久々に矢戸池を訪れてみることである.台峯では多少の藪漕ぎになることが予想されるので,薄手の長袖の上着と防虫剤を持参している.
 山の上ロータリー付近でちょっと裏道に貼ってから山の上通りを源氏山公園方面へ向かう.蒸し暑くてガンガンするが,春先から毎日連続して歩いているので,どうやらある程度の暑さへの抵抗力はついているようだ.実は1ヶ月に一度の健康診断を,かかりつけの医師のところで受けているが,どうやら何とかなっているようである.

■台峯の展望台
 13時05分,日当公園を通過する.ちょっと急な坂道を登って,レストラン「ブランブルグ」脇から裏道に入る.さらに南管理事務所の脇から山ノ内の尾根道に入る.途中から砂利道になる.つい数年前までは畑地だったところを右手に眺めながら,その先のY字形分岐を左へ進む.
 13時17分,台峯の展望台に到着する.先客は女性の2人連れ.軽く会釈をしてから3密にならないように少し離れたところで,辺りの風景を眺める.前方には,鎌倉の秀峰六国見山が大きく見えている.ここはいつ来ても素晴らしい眺めである.

<台峯の展望台から六国見山を眺める>

<台峯山頂へ>

■台峯山頂への登り口
 13時18分,台峯の展望台から歩き始める.
 とりあえず目指すのは近くにある台峯山頂である.以前,台峯山頂を訪れたのは,確か10年ほど前のことになる.私の山の友人である「仙人」が元気だった頃,彼と一緒にいろいろなところを歩き回っていたが,今はもう歩き回るには,互いに年を取り過ぎたようである.
 13時20分,台峯山頂への登り口に到着する.ここから先は急な上り勾配の踏み跡道になる.

<台峯山頂へ向かう細い道>

■はっきりしない山頂
 細い道はすぐに途絶えて,踏み跡を頼りに登るようになる.
 13時23分,一番標高が高そうな所に到着する.多分,ここが台峯の山頂である.辺りは雑木林で,胸の高さぐらいの雑草がビッシリと繁茂している.見通しはほとんど利かない.
 かすかな記憶では,この山頂から矢戸池方面に下山したような気がするが,今この辺りを見回してもそれらしい道は見当たらない. 
 
<台峯山頂付近>

やむなく引き返す
 山頂から先,人が入った気配のあるところを探してみるが,深い藪とその先の断崖らしいところで行く手が阻まれてしまう.これ以上,ガサゴソするのは自然破壊にも繋がるので,おとなしく往路を下って,元の遠望台近くまで戻る.
 ”「仙人」と一緒に歩いたのは記憶違いだったのかな・・・”
 いずれにしても,台峯山頂付近は二度と近寄らないだろう.


<矢戸池を訪れる>

■整備された山道
 13時37分,矢戸池へ向かう枝道に入る.この道に入り込むのは久々のこと.懐かしい.
 途中の上り下りの階段が綺麗に整備されているのに驚く.心地よい谷間の道を下り続ける.

<心地よい谷間の道>

■立派な案内杭
 支尾根道を下って,13時40分頃,谷間の道に合流する.
 合流点には立派な案内杭が新設されている.「山崎小学校700m,子供会館入口450m,・・・」などと書かれている.私はこの案内杭を見ながら,矢戸池(案内板では「谷戸の池」になっている)を経由して山崎小学校方面へ出たいと思う.

<立派な案内杭>

■谷間の散策路
 谷間左岸沿いの道を下る.以前に比較してとても歩きやすくなっている.まだ虫の気配はなく谷間の新緑がとても美しい.心底から心が和む散策路である.
 ウグイスの啼き声が絶えず聞こえてくる.

<新緑の谷間>

■フェンスに遮られた矢戸池
 やがて左手に長いフェンスが見え始める.
 13時46分,フェンス越しに矢戸池が見える場所に到着する(冒頭の写真).
 池の堤防が以前と比較して立派になっている.

<フェンス越し矢戸池>

<立入「禁止」のマークばかり>

■付近の見取り図

 現地で立ったまま認めた見取り図なので汚いが・・・(上が北)
    

■排水溝上が通行禁止
 矢戸池を通過して,谷間を排水溝が横切っている場所に到着する.これまではこの排水溝の蓋の上をガタガタと音を立てて歩いて,川の左岸沿いに下っていたが,今は通行禁止になっている.
 ”ありゃりゃ~・・・”
とビックリするが,勿論,禁止になっている以上,そこに入るようなことはしない.ただ,ここは両側から竹が繁茂していて竹のトンネルになっている愉しい場所だった.
 
<排水溝上の道が立入禁止になっている>

■草道を下る
 以前はほとんど通ることがなかった右岸沿いの草道を下ることにする.これまで下ってきた道と比較すると,まだ整備が進んでいない感じである.

<草道を下り>

■もう一寸のところで通行禁止
 13時52分,子供会館前の駐車場入口付近に到着するが,駐車場も,その隣の道もどちらも関係者以外進入禁止になっている.出口の目の前で進入禁止とは・・・!
 こんな下流まで来て,出口のところで通行禁止とは何ともイライラ.よほどそのまま関係者になって横切ってしまおうかと思ったが,良心が許さない.仕方なく往路を戻ることにする.


<子供会館側の出口は進入禁止>

■立入禁止を眺めながら往路を戻る
 往路を戻る途中,排水路付近で台美祢方面へ登れる急坂があったことを思い出し,そちらに入ってみる.ところが夥しい間伐材が積み上げられていて,その道にも入れない.仕方なくまた矢戸池のほとりに立っている立入禁止の看板を眺めながら,先ほどの三叉路まで戻る.

<矢戸池付近を遡る>

<山の上通りへ>

■谷戸の広場
 14時02分,さきほどの案内杭が立っているところまで戻る.三叉路から「日当入口」に向かう山道に入る.
 谷間の草深い道が連続する.
 14時06分,尾根に突き当たる手前の広場に到着する.

<谷戸の広場>

■山の上通りへ
 広場の先にある階段を登って,14時07分,梶原住宅地の一角に突き上げる.その先の路地を抜けて,14時08分,山の上通りに突き当たる.右折して日当たり方面へ向かう.

<梶原住宅地の一角へ>

<鎌倉中央公園>

■梶原口から鎌倉中央公園へ


 梶原口から鎌倉中央公園に入る.
 途中,田んぼの脇を通って山崎口方面へ向かう.一部の田んぼでは田植えが始まっている.これも貴重な風物詩である.田んぼの中では,早速,蛙が啼き始めている.
 ”ああ,もうすぐ梅雨だなあ~・・・”
 ついこの間まで,寒くて困っていたのに,もう夏である.

<公園内の田んぼ>

■湿性植物園
 山崎口から振り出しの清水塚口へ向かって緩やかな上り坂を歩く.途中にある湿性植物園を覗いてみる.花に疎い私にはこれらの花が菖蒲なのかアヤメなのか,まあ,どっちでも良いけど,とにかく今が見頃.花の世話をしている公園の係の方も,日頃の苦労が報われたような気分で花を見つめているんだろうなと勝手に想像する.
 14時36分,無事,出発点の清水塚口に戻る.
 今回の所要時間は1時間33分.歩数は8,294歩.一万歩に届かなかったが,藪漕ぎをしたために歩数の割にはなんだか草臥れた.明日は偶然でも藪漕ぎにならないように気をつけて歩こうと思う,

<湿性植物園>

<ラップタイム>

12:53  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
12:57  山の上ロータリー
13:05  日当公園
13:11  南管理事務所
13:17  台峯の展望台(13:18まで)
13:20  台峯登り口
13:23  台峯山頂(山頂付近藪漕ぎ)
13:30  藪の中から引き返す
13:32  再び台峯山頂
13:37  矢戸池への道分岐
13:46  矢戸池
13:52  谷戸入口(通行止め,往路を戻る)
13:58  再び矢戸池(途中で抜け道探し)
14:02  分岐
14:06  谷戸の広場
14:07  梶原住宅地に出る
14:08  山の上通り
14:13  鎌倉中央公園梶原口
14:26    〃   山崎口
14:36    〃   清水塚口
 
[散策記録]

■水平距離            4.96km

■沿面距離            4.99km

■累積標高(+)         173m

■累積標高(-)         173m

■所要時間 (休憩時間を含む)
 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し  12:53 
      〃    着     14:36
 (所要時間)          1時間33(1.55h)               
 歩行速度             4.99km÷1.55h=3.22km/h

■総歩数              8,294 歩

■歩幅              4.99km÷8,292歩=0.000602km/歩
                          (60.2 cm/歩)
■歩行ピッチ           8,292歩÷1.557h=5,351.0歩/h
                 5,351.0km/歩÷60分/h÷60秒/分=1.49 歩/秒
          ※藪漕ぎで彷徨ったのが数字に反映している.                                       
                             (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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「鎌倉あれこれ」の次回の記事
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