中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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オーストリアの山旅:第8日目(1);カインプレヒト小屋を出発

2014年08月26日 15時11分33秒 | オーストリア;ダハシュタイン山群トレッキング

                                  <カインプレヒト小屋の馬>

      オーストリアの山旅:第8日目(1
);カインプレヒト小屋を出発
           
  (アルパインツアー)
      2014年6月26日(木)~7月7日(日)
前の記

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6598f956cf9312de4c7d77022e7109ee

第8日目;2014年7月3日(木) 


<ルート地図>

■第4日目の行程

               ↓
■ルート地図        拡大図

※この地図はアルパインツアー社とは無関係.
 正確さは全く保証しない.

<プロフィールマップ>


[シュラートミンクダウエルン4日目の行程の概要]
 季節外れの降雪のために,2日目の行程の途中で引き返したために,当初のコースから外れて,1日早くカインプレヒト小屋に到着した.
 4日目の行程は,カインプレヒト小屋から,当初予定のコースを逆向きにトロッケンブロットシャルテ峠まで登る.峠から3日目に宿泊する予定だったランタヴィアゼー小屋を見下ろしてから,往路をカインプレヒト小屋まで戻る.
    水平歩行距離     6.0キロメートル
    累積登攀高度     365メートル
    累積下降高度     365メートル 
 

<山小屋の朝>

■上々の天気だ
 今日はオーストリア滞在8日目である.いくらホメオスタシス機能が衰えている私でも,滞在8日目ともなれば,時差ボケもすっかり解消したようである.そんなわけで朝5時にトイレに行きたくなって,自然に目が覚めるまで,まずまず良く眠れた.
 5時40分,起床.
 まあまあ良く眠れたはずだが,血圧はやっぱり少し高めである.
 朝食は6時30分からである.まだ少し時間の余裕があるので,山小屋の外へ出てみる.
 朝日が眩しく降り注いでいる.今日の天気は良さそうである.気温は多分15℃前後だろうか.何か羽織っていないと寒い.耳を澄ますと,どこからともなく川の音が聞こえてくる.

<カインプレヒト小屋の朝>

■朝食
 6時30分から朝食である.
 まずはコーヒーと,オレンジジュース.熱いコーヒーを飲んですっきりと目覚める.
 食事は至って簡素.セルフサービスでパン,チーズ,ジャムなどを適当にお皿に入れて自席で食べる.要するに簡易バイキングである.
 例の茶色の硬いパンには少々閉口するが,贅沢は言っていられない.ボソボソするのをコーヒーに浸して柔らかくしてから食べる.日本で食べる柔らかいパンが懐かしい.ただ,チーズはとても美味しい.
 朝食は30分ほどで終わる.
 朝食後,一旦部屋へ戻る.


<カインプレヒト小屋の朝食>

<カインプレヒト小屋から歩き出す>

■STさんの音頭でストレッチ
 7時40分頃,身支度を調えて,小屋前の広場に集合する.3頭の馬が近くまで寄ってくる.実に可愛い.
 今朝は,参加者の一人,STさんの音頭でストレッチを行う.

<山小屋前に集合>

■WGさんが先頭で歩き出す
 8時05分,現地ガイドのWGさんを先頭に,カインプレヒト小屋から東の方向に歩き出す.
 もし,私たちが当初の計画通りに歩いていれば,これから歩く道を,今日の午後,逆の方向に歩いてカインプレヒト小屋に向かうはずだった.

<カインプレヒト小屋から歩き出す>

<長閑な高原>

■朝日に光る小川
 暫くの間は長閑な雰囲気の高原が続く.進行方向左手には深い谷がある.昨日バスで遡った川の上流がこの谷を流れている.
 私たちのすぐ脇を流れる高原の小川が朝日を浴びて,キラキラと光っている.
 空気は冷涼.実に心地よい朝である.

<朝日に光る小川>

■木造の小屋
 8時33分,木造の小屋に到着する.人の気配はない.手許の地図にもこの小屋が記載されているが,地名や名前は付いていない.
 この小屋の付近から左手に分岐する細い道があるようだが,私たちはそのまま直進する.ここは今日歩き出したカインプレヒト小屋から水平距離で約300メートル離れた地点である.

<木造の小屋の前を通過>

■小川を渡る
 8時40分,小さな川を渡る.この辺りから急斜面のトラバース道になる.かなりの高度感がある.
 ツアーリーダーのYDさんが,
 「山側を歩いて下さい…」
と何度も注意する.
 この小川は手許の地図には記載されていない.

<小川を渡る>

■分岐点の道標
 8時52分,分岐点の道標の前を通過する.カインプレヒト小屋こやから水平距離1キロメートルの地点である.ここから南へ向かう道が分岐している.
 私たちは進行方向左側の道を東北東に向けて歩き続ける.

<分岐点>

■再び徒渉
 道標のすぐ先で川を渡る.
 この川は手許の地図にもちゃんと記載されている.地図を見ると,先ほど分岐した道は,この川の左岸沿いの登り坂で,500メートルほど登ると,川の源流になっている湖に通じている.地図で見た感じでは景色が良さそうである.
 ”この湖,ちょっとだけ見たいな…”
と思う.

<再び徒渉>

■雪渓を渡る
 次第に高巻きのトラバース道になる.
 9時16分,谷筋の雪渓に突き当たる.雪渓の幅はそれほど長くはないが,かなり急傾斜である.
 先頭のWGさんが,雪渓の上に踏み跡道を作る.私たちは踏み跡道を辿って,慎重に渡る.

<雪渓を渡る>

■また凍結した雪渓
 9時24分,また雪渓に突き当たる.先ほどの雪渓より幅が少し長く,完全に凍結している.
 WGさんとYDさんが踏み跡道を付けて,両側からロープを張る.
 私たちはロープを片手に握りながら,一人ずつ慎重に渡る.
 10時03分,ようやく全員が雪渓を渡り終える.

<凍結した雪渓>

■残雪の山を見上げながら休憩
 10時45分,標高1,940メートル地点で,1回目の休憩を取る.
 前方には残雪の尾根が連なっている.私たちはあの尾根のどこかの鞍部まで登る予定である.
 10時55分,休憩を終えて再び歩き出す.

<標高1,940メートル地点で休憩>
                                       (つづく)
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「オーストリア山岳トレッキング」の索引

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「オーストリア山岳トレッキング」の目次
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