<ライザバッハ湖>
オーストリアの山旅:第7日目(2);湖水と牛と花の長閑な散策路
(アルパインツアー)
2014年6月26日(木)~7月7日(日)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0c1a2ef1dddb05fd4f74be362c64f399
第7日目;2014年7月2日(水) (つづき)
<ルート地図>
■7日目の全行程図
↓
■プラインターラー小屋→バス停ヴィルドバッサー (拡大図)
■プロフィールマップ
<長閑な散策路>
■山道を下って砂利道に出る
7時10分にプラインターラー小屋から歩き出した私たちは,現地ガイドのWGさんを先頭に,やや急な山道を下り続ける.昨日歩き回った雪山とは打って変わって,眺望が素晴らしいトラバース道である.
約1キロメートルほど下ったところで,自動車も通れる砂利道に突き当たる(7時46分).
<山道を下る>
■砂利道に出る
砂利道に出たところに,道標が立っている.
私には何が書いてあるのか,すぐには良く分からないが,とにかく写真を撮っておき,後で確認しようと思う.
ここからは緩い下り傾斜の長閑な散策路が続く筈である.
<道標が立っている場所から砂利道になる>
■見晴の良い場所で休憩
道標の近くの広場で,本日第1回目の休憩を取る.前方には,これから下っていく谷筋が見えている.
一昨日,この道を登った筈だが,同じ道でも逆方向に歩くと,一昨日とは全く違った印象を受けるから不思議である.
<平地で第1回目の休憩>
■数軒の建屋を通過する
広場での休憩を終えた私たちは,7時51分,再び歩き始める.ほどなく,長閑で平坦な道になる.
7時56分,プラインターラー小屋から歩き出して,約1.7キロメートル地点で,数軒の建屋が並んでいる.地図で確かめると,ここはどうやらコットアルム(Kot A.)というところらしいが定かではない.
小屋には人の気配がなく,何となく不気味な感じがする.
<コットアルム(?)>
■牧場の中の散策路
緩やかな下り坂の砂利道が続く.牧場の中の散策路という感じである.
長閑で素晴らしい散策路だが,砂利道の至る所に牛の糞が落ちているのが玉に瑕である.唯一気になるのは一物を踏みつけないように気を付けることである.
8時12分,牛の前を通って,また,建屋の前を通過する.地図で確かめると,どうやらライザッハアルムのようだが定かではない.
<ライザッハアルム(?)>
■カルテンアルム小屋(?)
ほぼ水平な砂利道を歩き続ける.やがて前方に数軒の建屋が見え始める.カルテンバッハアルムだろうか.良く分からない.
8時22分頃,この小屋の前を通過する.
<カルテンアルム小屋(?)>
<ライザッハ湖畔を歩く>
■ライザバッハ湖畔に到着
8時30分頃,進行方向左手のライザバッハ湖畔に到着する.ここから暫くの間は湖畔の道をノンビリと歩く.
歩きながら,湖を覗き込む.良く見ると小さな魚が沢山泳いでいる.
湖の対岸にはなだらかな丘陵が続いている.
丘陵の方からヒバリの啼き声が聞こえてくる.
どこに巣があるのか分からないが,ツバメが湖水すれすれに飛んでいる.ツバメを見た途端に,私は昔々聞いたことのあるワルツに,確か「オーストリアの村ツバメ」とい曲があったような気がする.
現地ガイドのWGさんに,
「…オーストリアの村ツバメというワルツ有りませんでしたか…」
と伺う.WGさんは,
「さあ…どうでしたか」
と首を傾げる.曲の名前をドイツ語で聞かないと分からないのかもしれない.
私の近くに居る方々も無反応.私は自分の思い違いかもしれないと,気になり始める.
【後日談】
帰国後,インターネットで「オーストリアの村つばめ」を検索する.下記のサイトに全曲が収録されている.この曲を聴いてみる.テレビのウィーンニュ-イヤーコンサートでも,聞いたことのあるポピュラーな名曲だった.
http://www.dailymotion.com/video/xyfngx_03-%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9D%91%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%82%81-%E3%83%A8%E3%82%BC%E3%83%95-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9_music
<ライザッハ湖畔を行く>
■小高い丘で休憩
8時40分,砂利道から少し離れたところにある小高い丘に登る.丘の上にベンチがある.ベンチに座ると,ライザッハ湖の全景を見渡すことができる.
ここの標高は1,360メートル.
どこからともなく,滝が流下する音が聞こえてくる.
日射しが少しきついが,心地よいそよ風が吹いている.時間が許すならば何時までもノンビリとしていたいところである.
私は休憩を取りながら,日本から持参した一口羊羹を食べる.懐かしい日本の味である.
<小高い丘で休憩>
■またあの馬に出会う
休憩を終えて,9時丁度に歩き出す.辺りは牧場である.
9時04分,一昨日の往路でも出会った馬2頭にまた会う.何だか懐かしい.
もちろん馬は私たちのことを覚えているはずもない.私たちを無視したまま盛んに草を食んでいる.
“オレ達のことなど,どうでもいよな…無視していていいよ”
もう少しこっちへ近付いてくれれば良い写真が撮れるのに…
<見覚えのある馬に会う>
<花一杯の散策路を下る>
■ジフェラーアルム小屋
9時06分,前方にジフェラーアルム小屋が見え始める.
一昨日,滝沿いのコースを登ってから,ここで昼食を摂ったところである.
WGさんが,
「今日は滝のコースではなく,このまま砂利道を歩きます…滝のコースは急な下り階段が沢山あるので危険ですし,来たときと別のコースを歩く方が変化があるので…」
というちょっとややこしい説明がある.要するに往路と違う道を歩くことになる.
9時10分頃,ジフェラーアルム小屋を通過する.
<ジフェラーアルム小屋が見える>
■路傍の花いっぱい
相変わらず長閑な散策路が続く.往路で登った滝沿いの荒々しい道とは大違いである.緩やかな下り坂が続く.相変わらずの砂利道が続く.
路傍には実に多種多様な花が咲いている.花を眺めながら,花の名前など教えて貰ったが,とても,とても…,聞く側から忘れてしまい頭に入らない.だから.私にはいろんな色の花が一杯咲いていて美しかったとしか言いようがない.
この沿道で花の写真を何十枚も撮ったが.その中から適当に選んだ写真を6枚だけこのブログに掲載しておこう.
<沿道で見かけた花>
■バス停が見える
9時22分頃,右手眼下にバス停ウィルドバッサーが見え始める.
この辺りまで下ると,ときどきハイカーの方々とすれ違う.どうやら,バス停からこのあたりまで散策する観光客が多いようである.
砂利道は左右に大きく蛇行しながら,次第に高度が下がっていく.
花の写真を撮りながら,ユックリペースで砂利道を下り続ける.
9時52分,私たちはバス停ウィルドバッサーに到着する.
<眼下にバス停ヴィルドバッサーが見える>
(つづく)
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「オーストリア山岳トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/057c1f13884ed3e55ed78019294833dd
「オーストリア山岳トレッキング」の目次
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