鎌倉幽谷探訪の旅

　　　　　　　　　　　　　鎌倉幽谷探訪の旅
　　　　　　　　　　　　　（トドさんチーム）
　　　　　　　　　　　　２００７年４月３日（木）

■頼りにならない天気予報
　昨日の雨から一転して，今日は朝から晴である。それにしても，最近の週間天気予報は殆ど当たっていないなと実感している。１週間前には，今日の雨の確率が一番高いとの予報であった。「トドさんチーム」の隊長の「トドさん」から，私に
　「日程を変えましょうか」
という相談があった。私は即座に，
　「１収監先の天気など，まだ分かりませんよ。前日の天気予報でどうするか考えましょう」
と答えていた。事実，私には週間天気予報を信じて，山行日程を変更したにもかかわらず，実際は変更が無駄になった経験が何回もある。その意味では，週間天気予報は憎い存在ではあるが，でも頼りにしなければならない焦れったい相手なのである。

■鎌倉駅に集合
　それはともかく，今日は幸いにも天気が回復して晴れるようである。今日参加する４名の方々の中に「晴女」が居られるに違いない。
　今日の同行者は，トド隊長以下，山旅スクール第5・6期の女性群総勢4名である・・・とても怖い。
　鎌倉駅表口に9時30分集合である。私は，集合時間より40分ほど早く鎌倉駅に到着し，駅構内のBeck’sでコーヒーを飲みながら，今日案内するコースの確認と，予定した時間通りに進まない場合のエスケープルートなどを再確認してから集合場所へ向かう。
　まだ早い時間だが，駅の改札口前は，沢山の観光客で賑わっている。沢山の観光客に混じって，私達も9時37分に歩き出す。

■獅子舞から幽谷へ
　まずは小町通の裏道を通って鶴岡八幡宮を抜ける。清泉小学校裏の道を通って絵柄天神前を通過する。そして，大塔の宮の境内で小休止して衣服調整をする（10時14分）。その後，永福寺跡の脇を抜けて獅子舞の入口に到着する。
　獅子舞の谷間に入ると，昨日から今朝まで降り続いた雨のためか，道が何時もよりもぬかるんでいるように思える。途中から脇道に入る。急坂を登り詰めて，獅子舞東尾根の鉄塔に到着する（10時50分）。

　　　　　　　　　　　　　＜幽谷を遡る＞

　ここから先のルートは省略するが，新緑が美しい谷間に降りる。小川を遡って天園ハイキングコースの裏道に出る。岩肌に仏の顔が彫ってある場所を通り過ぎて，沢山のハイキング客が往来する天園ハイキングコースに出る。このハイキングコース沿いにある鉄塔の下で昼食を摂る（12時10分から12時52分まで）。
      
                ＜エビネが密やかに咲いている＞
　　　　　　　　　　※ジャイアンさんに教わらないと正確な
　　　　　　　　　　　花の名前は分からない

■番場ヶ谷へ
　昼食後，雑誌『新ハイキング』でも紹介されている急坂を下って，番場ヶ谷へ出る。この谷間には，鎌倉市内を流れる滑川の支流が流れている。暫く川を遡ってから，右岸を登り詰めて鎌倉霊園へ向かうハイキングコースに出る。
　その後，鎌倉霊園の西端の小径を抜けて山道に入る。そして滑りやすい下り坂を降りて，14時33分，十二所神社に到着する。

　　　　　　　　　　　　　　＜十二所神社＞

　静かな境内で，10分ほど休憩を取る。その後，金沢八景と鎌倉を結ぶ自動車道を5分ほど鎌倉へ向かって歩き，イエズス会鎌倉修道院前から裏道に入る。途端に自動車の騒音がなくなり静かな住宅地になる。私達は住民の方々の迷惑にならないように静かに歩く。

■初め弁天と大江広元供養塔
　大慈寺跡を通過して五大堂明王院脇から再びハイキングコースに入る。ジメジメした急坂を登り，両側に背丈ほどの笹が生え茂る尾根道に出る。そして，15時05分に「初め弁天」に到着する。

　　　　　　　　　　　　＜初め弁天＞

　さらに尾根道を辿り，大江広元供養塔を見学する。再び尾根道を辿って，15時23分に天園ハイキングコースと合流する。再び，何人かのハイカーとすれ違う。
　　　
　　　　　　　　　　　＜大江広元供養塔＞

■「モア」でコーヒー
　その後，瑞泉寺脇ハイキングコース入口，大塔宮，鶴岡八幡宮脇，若宮幕府跡，大佛次郎邸を通り過ぎて小町通へ出る。沢山の観光客で賑わっている。16時25分，小町通入口の銅ビル２階にある喫茶店「モア」に到着。コーヒーを賞味してから解散する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（おわり）