中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉:頼朝の墓・大倉ヤグラ群・絵柄天神を歩く

2007年01月21日 13時28分08秒 | 鎌倉あれこれ

      鎌倉:頼朝の墓・大倉ヤグラ群・絵柄天神を歩く
           (鎌っこ倉ぶ)
         2007年1月20日(土)

■鎌倉駅前に集合

 天気予報では晴の筈であったが,ときどき雪がチラチラと降ってくるあいにくのお天気である。
 10時00分に,鎌倉駅表口横浜銀行前に集合,参加者は総勢16名である。ガイド役はお馴染みのMさん(別名お師匠さん)。Mさんはflower-hillの散策仲間。俗称十王岩グループの一員で,もうかれこれ10数年にわたって鎌倉の山野を一緒に歩いている。
 今日は,あいにくの天気だが,それでも鎌倉駅前はたくさんの観光客で混雑している。
 集合後,最初に2名の新人会員の自己紹介がある。そのあと,Mさんから本日のコースと見所の説明がある。

■小町通を抜けて「鉄ノ井」へ
 10時07分,鎌倉駅前を出発する。
 どんよりとした曇り空から,ときどき雪が舞い落ちてくる。
 まずは,最初の見学目標である「鉄ノ井(くろがねのい)」を目指さして小町通を北上する。小町通はいつものように観光客で賑わっている。一同,至ってノンビリした歩調で,一般観光客に混じって歩く。10分ほどで,鉄ノ井に到着する。参加者数名の方はこの井戸に興味を示したが,他の方々は無頓着なようである。

■鶴岡八幡宮から源頼朝墓塔へ
 道路を横切って,鶴岡八幡宮の境内に入る。山道を真っ直ぐ進む。新年早々の頃に較べると,参拝者の数は少なくなっている。新装の舞殿を見学しながら,大銀杏脇の長い石段を登って,本殿の前立つ。

  <鶴岡八幡宮本殿:「八」の字がハトの姿になっている>
 参拝後,東側の石段を下りて,畑山重忠屋敷跡と横浜国立大学付属鎌倉小中学校の間の道を抜ける。大倉幕府の西御門があったところから,東へ進み,法華堂に到着する。そして長い石段を登って源頼朝墓塔を参拝する。

■大倉ヤグラ群を経て絵柄天神へ
 源頼朝墓塔からやや急な坂道を登って,少しばかりトラバースして大倉山ヤグラ群へ向かう。大江広元,島津忠久らの墓塔を見学した後,長い石段を下りて,三浦ヤグラを見学する。

         <三浦ヤグラ>
 その後,山の縁に沿って,住宅地の中を歩き,東御門を経由して,絵柄天神参道に出る。再び長い石段を登り,絵柄天神に到着する。
 折から受験シーズン。合格を祈願する参拝客で賑わっている。
 
社殿に向かって右手の紅梅が,もう咲いている。
 社殿左手にある筆塚を見学する。

        <絵柄天神の紅梅>

■鎌倉宮で昼食
 バス道を北北東に進み,12時頃,鎌倉宮へ到着する。鎌倉宮見学後,休憩所で甘酒を味わう。ついでに,ここで昼食を摂る。休憩所でノンビリしている内に,何となくこのまま散策を止めて家へ帰ってしまおうかという衝動にかられる・・・・が,13時に午後の散策を開始する。
 相変わらず,霧雨が降ったり止んだりしている。天気予報は大はずれである。

■杉本観音へ
 第二小学校の脇を通って,金沢街道に出る。
 鎌倉女子大二階堂学舎の前を通過して,杉本観音へ向かう。一同が杉本観音に入るのを見送って,私はちょっと先の犬懸橋まで足を伸ばしてみる。丁度そのとき,私の古くからの知り合いであるNさんが,橋から滑川を見下ろしているのを見つける。私は,
 「Nさ~ぁ・・・ん・・・」
と大きな声で呼ぶ。しかし,自動車の騒音で,私の声は掻き消されてしまう。
 橋に行くには金沢街道を横断しなければならない。ボタン式信号を押して,信号が早く青になれと思うが,なかなか青にならない。その内に,Nさんは自転車に乗って,犬懸橋を離れようとしている。
 やっとのことで,N氏と数年ぶりに再会することができた。たった数年の間に,お互いに随分と老けたなという印象を受ける。
 N氏とのつかの間の再会を果たした後,私は同行者から数分遅れて,杉本観音を参拝する。鎌倉市民である私は,入口で老人手帳を提示して,無料で境内に入る。大急ぎで階段を登り詰めて,本殿を見学中の一同に追いつく。

■釈迦堂切通
 杉本観音の参拝を終えた私達は,田楽辻子を経て釈迦堂切通に向かう。私は,平素から鎌倉市内を散策しているが,近場にある観光地は,案外,訪れていない。釈迦堂へ来るのも,1年ぶりのことである。その間に,釈迦堂に至る道路の様子がかなり変わったことに気が付く。こののどかな谷戸にも,だんだんと新しい建物が増えていくのは寂しいが,やむを得ないことなのだろう。
 釈迦堂の前で集合写真を撮る。

■日月ヤグラと唐糸ヤグラ
 この釈迦堂の上には,ついこの間まで国際自動車(株)の所有地出会った場所がある。勿論,現在も私有地で,立入禁止のところである。ここには,有名な日月ヤグラ,唐糸ヤグラがある。

       <日月ヤグラ(引用)>

       <唐糸ヤグラ(引用)>

■東勝寺橋
 釈迦堂を通り過ぎた私達は,大町の住宅地を経由して,大町隧道(俗称お化けトンネル)を通り抜ける。細い道路を下り,東勝寺橋を見学する。川まで降りて,この橋を見上げる風景が,つい先日の鎌倉テレビで紹介されていた。

        <東勝寺橋下の滑川>
 小町大路を横断して,若宮幕府跡,大佛次郎邸跡を通って,宇津宮稲荷前から,若宮大路を横断し,小町通へ入る。そして,15時40分頃,「モア」に到着する。ここで懇親会を開催した。
 本日の歩行距離は,約7キロメートルであった。
                             (おわり)



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