今年は、「生物多様性」という言葉を初めて目にした人も多かったんじゃないかな。
街角のポスター
ニュートンでも特集組んでますた↓
今月号のバサーにも記事が載ってますた...オレの書きだめしていた原稿とかぶってるんだけど...
そんな「生物多様性」とは...
「数え切れないほどの生物種が、それぞれの環境に応じた相互の関係を築きながら多様な生態系を形成し、地球環境と私たちの暮らしを支えています。自然が創り出したこの多様な生物の世界を総称して「生物多様性」と言います。」
そして、「生物多様性」についての新たな包括的な枠組みとして提案されたのが...
「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約:Convention on Biological Diversity)」
この条約は、ラムサール条約やワシントン条約などの特定の地域、種の保全の取組みだけでは生物多様性の保全を図ることができないとの認識から、国連環境開発会議(地球サミット)に先立つ1992年5月22日に採択され、リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された同サミットおいて署名開放され、翌1993年12月29日に発効し、2009年12月末現在、193の国と地域がこの条約を締結しており、日本も1993年5月に締結しているものなんですな。
これを読んでもよく分からないけど、簡単に言うと、条約には3つの目的がある↓
①地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること
②生物資源を持続可能であるように利用すること
③遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること
そして今年、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が先月、名古屋で開催された。COP10での主な議題は2010年目標達成状況の検証と新たな目標(ポスト2010年目標)の策定についてや遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する国際的な枠組みの策定について。
COP10の記念切手も発売
今回の会議においては、特に遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する「名古屋議定書」と、2011年以降の新戦略計画「愛知目標」が採択され、参加国からホスト国のとりまとめ努力に対して高い評価が示されたようですな。
詳しい結果は農林水産省の
サイトで。
その結果を受け、オレらバスフィッシャーマンは何をすべきか!?
生物の多様性に関する条約の中の「地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること」はオレらの働きかけで出来ることがたくさんありそうなので、JUST DO ITや!