ferrari ディノ246GT レストア-9
前回入手困難部品を記載いたしましたが2~3点忘れていました。
1960年代ferrariの特徴的なレバー類です。
素材は通称アンチモと呼びますが、錫と鉛の合金鋳物です。重量があり
丈夫そうですが、比較的もろく再メッキをすると凸凹になりますので、
再メッキはお勧め出来ません。
構造は簡単で細いピアノ線を各ユニットに接続して、レバーで直接作動させると
いう物ですが、ピアノ線とアウターチューブが錆びつき易いので、重いなと感じたら
ワイヤーの交換をお勧めいたします。
ピアノ線のワイヤーは部品で入手できます。
レバー類で特に入手不可能部品はコンソールに付いているチョークレバーです。
今回は幸運にも入手できましたが、社外品も無い状態ですので大切にしてください。
内装レストアも大きなパーツ類は済みました、残るは床関係ですね。
床の真ん中センターコンソール部分です。
コンソールは前部・中間部・後端部・の3点で構成されています。
コンソールは床に付いている状態ですので、特にアクセル横の前端部分は
表皮を剥がすと80%は破損しているのが現状です。
又後端部のシートベルトアンカー部分も割れやすい場所です。
各部品をクリーニングして同じ素材のファイバーグラスで同型に補修いたします。
この様に内装ーレストアと端的に言いましても作業は多岐にわたり、
時間と技術が欠かせません。
在る意味で外装を仕上げるのと同等かそれ以上幅の広い知識が必要になります。
たとえばダッシュボードを外すために電装関係から素材・レザー・ビニール・
ウレタン・プラスチック・ボンド関係のケミカル等その特性を知る必要があります。
名車を蘇らせるのは表皮だけを張り替える事とではありません。
次の世代に文化財として継続していかなくては為らなく絵画の修復と
同じと思って下さい。
次はフロアー部分と車体の部分です。
これからも作業は続きますが続きは次回へ・・・・・
自動車内装の試作から復元まで・・・ご相談はhttp://www.foxhead.co.jpまで
前回入手困難部品を記載いたしましたが2~3点忘れていました。
1960年代ferrariの特徴的なレバー類です。
素材は通称アンチモと呼びますが、錫と鉛の合金鋳物です。重量があり
丈夫そうですが、比較的もろく再メッキをすると凸凹になりますので、
再メッキはお勧め出来ません。
構造は簡単で細いピアノ線を各ユニットに接続して、レバーで直接作動させると
いう物ですが、ピアノ線とアウターチューブが錆びつき易いので、重いなと感じたら
ワイヤーの交換をお勧めいたします。
ピアノ線のワイヤーは部品で入手できます。
レバー類で特に入手不可能部品はコンソールに付いているチョークレバーです。
今回は幸運にも入手できましたが、社外品も無い状態ですので大切にしてください。
内装レストアも大きなパーツ類は済みました、残るは床関係ですね。
床の真ん中センターコンソール部分です。
コンソールは前部・中間部・後端部・の3点で構成されています。
コンソールは床に付いている状態ですので、特にアクセル横の前端部分は
表皮を剥がすと80%は破損しているのが現状です。
又後端部のシートベルトアンカー部分も割れやすい場所です。
各部品をクリーニングして同じ素材のファイバーグラスで同型に補修いたします。
この様に内装ーレストアと端的に言いましても作業は多岐にわたり、
時間と技術が欠かせません。
在る意味で外装を仕上げるのと同等かそれ以上幅の広い知識が必要になります。
たとえばダッシュボードを外すために電装関係から素材・レザー・ビニール・
ウレタン・プラスチック・ボンド関係のケミカル等その特性を知る必要があります。
名車を蘇らせるのは表皮だけを張り替える事とではありません。
次の世代に文化財として継続していかなくては為らなく絵画の修復と
同じと思って下さい。
次はフロアー部分と車体の部分です。
これからも作業は続きますが続きは次回へ・・・・・
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