英語学習は続く・・

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怪人二十面相 90

2023-02-03 01:24:12 | 怪人二十面相

「いや、そんなことしなくてもいいんだ。ぼくに少し考えがあるからね。相手は、なんといってもおそろしく頭のするどいやつだから、うかつなまねはできない。

”No, no need to do that. I have an idea. Our opponent is terribly smart. We can't be inadvertent.

 ところでねえ、小林君、あすあたり、ぼくの身辺に、少しかわったことが、おこるかもしれないよ。だが、けっしておどろくんじゃないぜ。ぼくは、けっして二十面相なんかに、出しぬかれやしないからね。たとえぼくの身があぶないようなことがあっても、それも一つの策略なのだから、けっして心配するんじゃないよ。いいかい。」

By the way Kobayashi, maybe tomorrow a weired thing may happen to me. But you souldn't be surprised. I would never be outsmarted by Twenty Faces. Even if I'd be in danger it must be my strategy. So don't worry, okay?"

 そんなふうに、しんみりといわれますと、小林少年は、するなといわれても、心配しないわけにはいきませんでした。

He said so quetly that it made Kobayashi more anxious.

「先生、何かあぶないことでしたら、ぼくにやらせてください。先生に、もしものことがあってはたいへんですから。」
「ありがとう。」
 明智探偵は、あたたかい手を少年の肩にあてていうのでした。

"Master, there is something dangerous, let me do it. If something happen to you.."
"Thank you."
Akechi said putting his warm hand on boy's shoulder.

「だが、きみにはできない仕事なんだよ。まあ、ぼくを信じていたまえ。きみも知っているだろう。ぼくが一度だって失敗したことがあったかい……。心配するんじゃないよ。心配するんじゃないよ。」

"But it's not something you can. Believe me. You know, I never make mistakes. Don't worry. Do not be anxious."

 



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