前回に続き、マシンロボレスキューのレビューです。
今回は「ハイパードリルロボ」
シリーズ第三弾として発売されたマシンロボです。
内容物はジェットロボと同じ構成で、リーダーロボ1体とサポートロボが4体。
オプションパーツなどはありません。
ジェットロボと同じく、600シリーズでも屈指の人気を誇るドリルロボのリメイク。
80年代の国内アニメでもジェットロボとドリルロボはレギュラー化してましたね。
デザインは良く見ると全然違うんですが、600シリーズの面影を残しています。
600シリーズではクロー状になっていた手が、普通の拳になっていますね。
変形方法も600シリーズと同じ手順ですが、ビークル時のコクピットパーツがスライド式になっています。
これにより、腕を前に回した際の肩ブロックが固定化されます。
ビークル時は、MRRでのチーム分けカラーである黄色が特徴的で、建機系のイメージとなっています。
600シリーズは黒赤カラーでビークル時はほぼ黒一色だった記憶があります。
新型のマグマライザーって感じもしなくはないですが。
ふくらはぎの履帯部分と腕の部分に転がし走行用の車輪がついています。
サポートロボはドーザーロボ。
ブルドーザーロボだと600シリーズになるので注意。
ロボット、ビークル、合体時の手足の4形態変形なのはハイパージェットロボの時と同じです。
ドーザーロボ単体。
下半身がすべて履帯という潔いロボットデザイン。
つま先となるバケット部分は前に出すのが正しいのですが、写真の様に広げてやると接地性が増します。
ドーザーロボのビークル形態。
600シリーズのブルドーザーロボでは胴体の脇に配置されていた腕をバケットシリンダーに見立てています。
割とこれだけでもマシンロボ感が出ていますね。
手足に変形させドリルロボにくっつける事でハイパードリルロボの完成。
ハイパージェットロボと違い、ドリルロボの裏表を逆にする事で、合体時の印象を大きく変えています。
この形態では手がバケットで構成されクロー状になるあたり、600シリーズのファンとしてはニヤリとさせられますね。
ドリルロボ単体で見ると、肝心の頭部ドリルの角度が広がり過ぎている印象を受けますが、ハイパードリルロボの状態だとちょうど良いバランス。
パワー系であることが一目瞭然のバランスとデザインですね。
このセットはとにかくドーザーロボが良く出来ています。
バケットの開閉、その基部のアーム可動、足は左右独立可動するし、変形用の股関節スライドギミック、更には変形ギミックを兼ねた腰関節と、簡易なサポートロボなのにめちゃめちゃコストの掛かった作りをしています。
ドーザーロボの可動を活かすと、こんな4本腕風でも遊べます。
股関節は全く可動しませんが、ドーザーロボの頭部を活かすことで膝は少し曲げたポージングが可能です。
他のMRRシリーズのサポートロボはいかにも簡易版と言った感じの作りが多いのですが、このドーザーロボの為だけに買う価値があると言っても過言ではありません。
未所持ですが後のハイパーステルスロボではタンクロボとして、バケットがスパイク、腕が大型ミサイルにリデコされ発売されました。
更には「悪のマシンロボ」としてBLハイパードリルロボの名称でリペイント商品も出されており、そちらでは建機系の黄色から渋いカーキ系に変更されています。
割とまだ中古市場でも見かける玩具ですが、ガシガシ遊ぶ玩具なのでコンディションの良い物はあまりないかも知れませんね。
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