FTS

フィギュア、トイ、サブカルチャー
面白いと思った物をいろいろと取り上げています。

100均 ウッドガスストーブ 自作 その1 ~製作編~

2017-09-11 06:26:04 | 焚火 アウトドア









先日の記事で紹介したユニフレームのファイアグリル。

すごく使い勝手も良くて気に入っているんですが・・・


まあ、使う機会は限られる訳ですよ。

普通の一般家庭では自宅スペースで炭火BBQは出来ても、焚火ってのはなかなか・・・


そんなに何度もキャンプ場や焚火できる公園まで行けないし、どうにか自宅の僅かなスペースでも焚火を気軽に楽しみたい。

もちろん、煙で近隣に迷惑がかかることも避けたい。



そんなモヤモヤを抱えてアレコレ調べてみると、最近は小型の焚火台も流行っているようで・・・

で、数年前からよくネットに上がっている「ウッドガスストーブ」を作ってみることにしました。

ウッドガスストーブの燃焼原理とか特徴なんかは調べて頂ければ詳しいサイトがたくさんあるので割愛します。

まあ、簡単に言うとコンパクトで煙も少ない、燃焼効率のいいクッカー兼用焚火台です。







使う材料はこちら。

全て100均のダイソーで手に入れました。

左から「かき揚げリング」「オイルポット」「貯金箱」です。

手前にあるのはビス・ナットですが、これは無くとも大丈夫です。








オイルポットは、ダイソーでは150円ですがキャンドゥ系のお店なら100円で売られています。

構造としてはワイヤー製の取っ手のついた本体、緩めの上蓋、そして油漉しの穴の開いた中蓋の三個に分かれています。








工作としては、まずかき揚げリングの分解です。

電動工具をお持ちの方なら、単純にぶった切ってもOKです。

自分は取っ手部分と本体の隙間にマイナスドライバーを突っ込み、テコの原理で溶接部分を少しづつ剥がして分解しました。










次に、電動ドリルで穴開けを行います。

オイルポット(以下、外缶と呼びます)の下側にグルリと8か所。

そして上蓋には正三角形になるように三か所に穴を開けます。









次に、貯金箱(以下、内缶と呼びます)にも同じように穴開け。

こちらは上下の二か所を同じようにぐるっと数センチ間隔で均等に開けていきます。










内筒、外筒ともに、開けた穴は酸素供給の為となります。

外缶の穴はステップドリルを使い直径2センチ程度まで大きくします。

内缶は大きくしてしまうと、後で燃料を入れたときに飛び出してしまうので直径6mmのドリルで16か所に穴開けを行いました。










内缶の底部分です。

ここも燃焼の際の空気取り込みのため、穴を開けておきます。

本当はもっときれいに等間隔で開けたかったんですが、途中で面倒になり適当になってます・・・

素材は薄いスチールなので、キリなどを当てハンマーで叩けば電動工具より早く穴を開けられます。











こちらはオイルポットの内蓋です。

もともと空いている穴を利用し、金鋏で丸くくり抜いて行きます。









この内蓋に内缶を通すのですが、内缶の外径に合わせて印をつけ、その印の近くまで放射状に切り込みを入れます。

ちなみに工作にはこれまた100均で買った万能鋏を使いましたが、問題なく使用できました。

放射状に切った端部分をペンチで曲げ、写真のようにクラウン状にします。









で、この蓋に内缶を通す訳ですが・・・

内缶のフチの部分は構造上少し太くなるので、内蓋の穴は直径よりもわずかに大きくないと入りません。

しかし、フチ以外の本体部分になると緩くてガタガタしてしまいます。










そこで、缶を通して下まで降ろしたら、内蓋のクラウン状の羽根部分をトンカチで叩いて固定していきます。

それでも緩い場合は、この部分を針金で縛って固定する方法もあります。










これが完成状態です。

内缶の貯金箱はプルトップ式の栓があるので、内蓋固定後に外します。

内缶の高さと内蓋のフチの高さが同じくらいになるようにします。


ウッドガスストーブでは、この内缶の固定工作が一番の面倒な部分ですが、それも大した手間ではありません。

大きさの程良い空き缶二つに穴を開けて固定するだけで完成しちゃうんです。










で、出来上がった内缶を外缶に差し込んで完成です!

外蓋には長めのビスを固定して三脚にしています。

この三脚、ほとんど効果は無いんですが、実際に燃焼させると缶の外側まで熱くなるので、少しでも地面から浮かせて使えるようにしてます。

市販の焚火台もそうですが、今はアウトドアもエコロジーなので地面を焼いちゃうのはNGなんですよね。








内缶と外缶の間には風防とゴトクになるかき揚げリングを入れておけます。

それを上に乗っけると、写真のような使用可能状態に。



実際に使う方法や、その優れた燃焼能力については、次回の記事でアップいたします!!



続き
「その2 ~完成編~」

「その3 実践編」




































コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Fullcock 高木型弐〇壱九年式... | トップ | 100均 ウッドガスストーブ 自... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

焚火 アウトドア」カテゴリの最新記事