(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

DIYの家 M邸工事風景

2017年11月24日 | 長岡(西)M邸 平屋住宅
M邸はお客さんが内装工事を受け持つDIYの家となりました


最近はDIYが流行りだそうで、新築やリフォームでも仕上げの一部をお客さんが行うケースも増えているそうです。
今回の新築工事は、外装、内装ともにお客さんが施工する「DIY」の家となりました。




外壁工事前の外観です


外壁の下地まで我が社にて施工しました
透湿防水シートを貼り、通気胴縁まで終了しています。


破風板塗装をしているお客さん


外壁もお客さんが施工してます


外壁工事完了


雨板施工は昔から行われている方法で、材料も比較的少なくて済みます。
また、その塗装も自分で行えば維持費も最小限に止められます。
平屋ならば、仮設足場も大掛かりにならず、外部のメンテナンス費用も抑えられる利点があります。
だだし、1階の床面積が広くなり、基礎と屋根が総2階の場合の2倍になってしまうので、建設コストが割高になります。
その分を、DIYとする事でクリアしようというところ・・



内装工事もお客さんが施工しました。
壁下地、ボード下地までを当社にて行いました。



内装の羽目板を施工しています
夏の暑い時期に大変です


廊下、居間、水廻り、洋間の羽目板の量は半端ではありませんが
貼り終えると見ごたえがあります


しっくい塗り壁の施工もお客さんです


和室のしっくい塗り壁の施工途中。
だんだんコツを覚えて上手くなっていきます。


建具もお客さんの手仕事です
昔の建物の建具を再利用していますが・・


桟を利用して猫用の出入り口にしています



あらゆる手段を駆使して、建設コストを下げる努力をしました。



廊下から居間の方向を眺める
羽目板と壁のバランスが絶妙です。
明り窓を設け、廊下に明りを取り入れる工夫をしました。


台所の様子
TOTOのシステムキッチン「クラッソ」を入れました。
通常品を改造して80センチの天板高さにしています。
机と椅子もお客さんの製作です


和室は床の間をシンプルに板間としました。
飾りつけがやり易くなります。


トイレの羽目板施工もお客さんの施工です


居間から和室を望む
巻きストーブを導入するスペースがあります。
耐火性能が必要なので、巻きストーブの導入予定の周りの壁は塗り壁仕様としています。


寝室、洋間の壁も羽目板仕様です。
材料は津南の森林組合から購入したそうです。
新潟県産の杉材だらけになってます。



御祓いをして暮らしの安全を願います



お客さんのこだわり・・内装、外装を自ら施工するDIYによって、コストダウンも図れ、思う通りの仕様となりました。愛着も自然と湧いてきて大切に末永く使われる家になるのでしょう。
材質も自然と地元の材料になっていて健康的に暮らせる環境も整ってきます。
「製品」としての家ではなく、「末永く暮らす場」としての家。
一つでもそういった家が増えてもらえば良いのではないでしょうか。



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このブログを開き始めてから、家づくりや環境、食について様々な想いを書き綴ってまいりました。

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