今日は少しマイナーな山、奥秩父埼玉県小鹿野町両神山の隣、南天山に登る。天気は無風快晴で頂上からの景色は最高だった。但し標高差700mと急傾斜は登り降りとも結構手強い。途中まで沢沿いなので夏でも比較的涼しいだろう。
南天山山頂
鎌倉橋に到着すると、10台程度止められそうな林道脇の駐車スペースに7、8台駐車している。来る途中、気温が0度と表示されていたのでやや寒い。
駐車場と登山口の様子
紅葉は過ぎており落ち葉が多い、すぐ鎖場になる。登り降りしながら渓谷に沿って進む。 沢には幾つも木橋やハシゴが掛かっている。一際大きな滝に朝日が当たりなかなかの渓谷美をかもし出している。
沢コースと尾根コースの分岐で尾根コースを選ぶ。ここからの山道は九十九折になっていて傾斜が急である。杉の植林の中をスローペースで喘ぎ喘ぎ行く。
頂上の手前は岩場となっている。登るとさほど広くない頂上に7、8人ほど座りこんでいる。普段は静かな山らしいが今日の好天でこの賑わいはうなづける。
山火事跡の枯れ木が所々邪魔だが、視界は360度得られる。浅間山辺りまで遠望が利く。目近に両神山の山塊が見える。もう何十年かすると展望が得られなくなるだろう。
降りは沢コースを目指す。分岐を過ぎたところで雲台の部品が無くなっているのに気づいた。大急ぎで走って戻る。走って往復した為か稜線で一度よろめき、1mほど横に立っていた木にしがみつく。北アルプスの稜線でやったらアウトと気を引き締める。
こちらの沢コースの方が登ってきた尾根コースより稜線歩きが多く、UPDOWNも多い。この先通行止めの標識から降りていくが、道がザレていて急傾斜のためすべる。こちらの沢コースの方を登りに使った方が良いかも知れない。今日は磨り減った登山靴で来てしまったがこの山はしっかりした登山靴の方が良いだろう。
尾根コースと出会ってから途中のハシゴですべり前に倒れこんでしまった。幸い先に降りていた同行者が受け止めてくれたので擦り傷ぐらいで済んだ。その辺りに転倒、転落に注意の標識が出ているので事故が多いのだろう。
さっきの頂上往復ダッシュのせいか老いぼれが始まったのか、面目ない登山となってしまった。降りは山陰になり日溜りがなかったため休憩無しで降りてきたが所々で休んだ方が良い。
帰りはこまどり荘の温泉を利用する。加水、加熱していて600円。日帰り温泉ではないので小さいが空いていて良かった。
登山道の傾斜は急なので、初心者や年少者をいきなり連れてこないほうが良いだろう。標高差約700mは結構きついが、なりより好天に恵まれ良い運動ができた1日であった。
実は来る途中、中津川キャンプ場のトイレの内側のノブが無くなっておりトイレに閉じ込められた。ノブの心棒を指で血まみれになりながら回しても開けられない、上部は屋根で隙間は無い。晩秋のキャンプ場には誰もいないので一人だったらと思うとぞっとする。トイレの中で凍死または餓死なんて考えると最悪だ。もう少し行くときれいな公衆便所がある。この施設から先にトイレは無い。
2006年11月24日 同行者1人 快晴 5時半さいたま市発、8:45頃鎌倉橋着、8:50出発、4時温泉出発、途中、秩父と川越で渋滞にはまり、さいたま市着7:45
注、最近の気象変化で埼玉県の林道は殆ど通行止めになっている。行くなら十分通行状況を見てから言ってください。
こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。
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