抜け毛の中身の変遷を調べていると、今取り組んでいる育毛方法が有効なのか?どうかがあらかた分かります。絶対に有効かどうかを確認することは出来ませんが、育毛方法の良し悪しの判断材料の一つになります。抜け毛の本数は増えたり減ったりするのであまり参考にはなりません。
抜け毛の中身の変遷を見るのは、あくまでも判断材料の一つでしかないので、これで全ての判断だけはしないで下さいね。
抜け毛の中身が変わる
薄毛になっていく時には、抜け毛の中身は以下のような変遷を辿ることが多いです。薄毛が進行すればするほど、抜け毛の本数自体は急激に減っていき、ちょっとしか抜けないのに毛が無くなっていきます。
抜け毛の中身の変遷
- 抜け毛の中に、直毛の人はうねった毛が混じるようになり、くせ毛の人は直毛が混じるようにまります。
- 自分本来の太さでない細めの毛が混じり始めます。
- 本来の太さよりも、明らかに細い毛が増えてきて、その細い毛が直毛の人も癖毛の人もうねるようになってきます。
- 明らかに細い毛が増え始めてしばらく経つと、成長しているのに先細りの毛が目立つようになってきます(10センチ以上は伸びている)
- 抜け毛の中に本来の太さの毛が少なくなり、先細りの中には10センチも伸びない毛が目立ってきます。:女性はここまでで止まることがほとんどだが、育毛の方法次第では次の段階まで進行することがある。
- 抜け毛の中に本来の太さの毛が無くなり、細い毛と先細りの毛ばかりになってくる。先細りの毛で10センチ未満しか伸びていない毛が急激に増え始める:女性でもここまで進行することがある
- 抜け毛の中に細い毛の割合が減り、先細りの毛で5センチ程度しか伸びない毛の割合が急激に増えてくる:男性でここまでくると毛の本数が急激に減ってくる
- 細い毛はほとんど無くなり、先細りでも1センチとか2センチの毛が急激に増え始める
- 成長期がゼロの毛が増えてきて、毛を無くしていく
ザっと書いてみました。同時進行しく場合もあるので絶対に上記の段階を経ることはありません。段々と毛が育たなくなっていくと思って頂ければ良いかと思います。抜け毛の増減とは関係がないのが分かりますでしょ。
抜け毛の中身でどこまで改善できるか分かる
「9」の段階にまで進んでしまうと改善できる毛はほぼ無くなってしまい、「8」の段階になると改善できる毛にも限界があり、その上3年4年5年と年月がかかります。せめて「7」の段階のように先細りでも5センチくらいは伸びている段階で毛が育つようになる育毛方法を採ることを強くお勧めします。それでも限度が出てきますけどね。
改善する時、いきなり本来の太さと成長期の毛が発毛してきて急激に毛が回復することを願う人が多いです。が、残念ですが、そんな回復をしません。上記の「8と9」は除外して、「7」から「6」へ、「6」から「5」へ・・・・・と順番に戻っていきます。
成長期が伸びようになるから、頭皮の表面に出ている期間の長い毛が増えるようになるので、本数が増えるようになっていくのです。太さが戻ってくるので密度が詰まって来るのです。
薄毛と脱毛症は違う
このブログでは何度も「薄毛と脱毛症は違う」を指摘しています。回復する時も全く違うのです。脱毛症は本来の太さで成長する毛が発毛してくるので、短期間で見違えるように元に戻ります。薄毛は治るの全く違うのです。薄毛なのに脱毛症が治るような効果を望むから毛を無くすのです。
ここで言う脱毛症とは世間一般に言われている男性型脱毛症や女性型脱毛症ではありません。正真正面の脱毛症のことです=円形脱毛症やびまん性脱毛症。