先日、多宝院に行ったついでに檜山城跡に行ってきました。
ここも非常に思い出がある場所。能代で育った人たちは、学校の遠足なんかで必ず来る場所なんじゃないかなぁ?
幼少の時は、ここの二の丸?三の丸?に売店があって、親におねだりしたもんです(でも、買ってもらえませんでした・・・)。
今もその建物はありますが、やっていません。
ここ檜山城は、安東氏の居城。中世に出来た城郭ですが、枡形虎口、堀切、切通しがあり、なかなか見所がある所です。
立地は、まさに天然の要害。たぶん県内の城跡の中でも、一番攻めにくい城じゃないかなぁ?
秋田市の人は「殿様」というと佐竹氏なんだろうけど、能代の人にしてみれば(自分だけかな?)、「殿様」は安東氏になじみがあるのです。
その中でも、やっぱりすごいのは「安東実季(さねすえ)」。父の死で12歳の時に後を継ぎ、14歳の時「湊合戦」でこの天然の要害に籠城、由利十二頭の援軍もあり、湊安東氏を制圧した人です。
その後、秋田城(久保田城ではない)に居を移して、秋田城介と称し秋田氏を名乗りました。
関が原の合戦後、常陸宍戸に転封、檜山城には佐竹氏家臣の小場氏、多賀谷氏が入れ替わりで封入したのはご存知通りです。
そんな歴史ロマンを感じに、訪れてみてはいかがでしょうか?
写真は檜山城から見た風景。安東の殿様もここから眺めたんだろうなぁ。画面右上の大きなマツが枯れていたのは残念でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます