真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

プリアンプ構想 6

2017-05-31 22:52:51 | プリアンプ
前回報告のバラック組のプリアンプですが、実際に音出ししてみた感じは、イケてると思いました。
自分としては、作ってみる価値あり!と感じたわけです。
ということで、もう少しだけまじめに検討してみるべく、以下作図してみました。


回路は、ラインアウトトランス出力の差動一段構成のアンプですから、あまり検討するところはないので、
せめて6SN7の動作をざっと見てみることに。
動作起点は、バラックで探ったあたりのEp=230V、Ip=6.8mAとして、ロードラインをひいてみました。
使用するラインアウトトランス(NP-8)の巻き線比(全1次:全2次)は、1:0.245です。
これより、2次側に1KΩをぶら下げた場合、全1次のインピーダンスは、16.66KΩ、2次側に2KΩをぶら下げた場合、全1次のインピーダンスは、33.32KΩとなります。
6SN7は、当然A級動作ですから、片ユニットあたりはその1/2の値のロードラインとなりますので、上図は、これを書き込んでものです。
この図より、感覚的ですが、直線性も良く、いわゆる”オイシイところ”を使っている感じです。
しかもカソード電位は7~8Vになるはずですから、マイナス電源を作らなくても、LM317と抵抗一本で定電流回路できるので、合理的です。
シンプル回路大好きですから、気に入りました。
で、回路図書いてみました。先日組んだバラックアンプを基本に、多少の変更を加え、思いつくままに書いた回路図です。


いくつか、決められないところもありますが、これについては、現物合わせ的なところもありますので、製作の過程で決めていけばOKということで
・・・・・回路検討了!としました。

あとは、シャーシをどうするかだなぁ・・・・