真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

久々に、808イントラ反転アンプ通電してみました。

2017-07-28 23:51:05 | 808アンプ
これから、メンテナンスをするつもりの808イントラ反転アンプに火を入れてみました。
記憶ですが、家の引っ越し後に、しまい込まれたので、15年ぶりの通電になります。
さすがに、いきなり電源投入は無理がありますので、それなりの手順を踏みながら通電をしました。


簡単な確認後、音出しまでしてみました。
表面的には、問題になるところもなく808イントラ反転アンプの音の記憶がよみがえりました。

で、このアンプのメンテナンスですが、いろいろと思うところはあるのですが、電解コンデンサーの交換が主たる
内容かと思っています。
組み込まれている電解コンデンサーは製造から優に20年を越えていますので、もう老朽品と考えるべきでしょう。
安心してこのアンプを使うとなれば、新品と交換してしまうのが一番です。
となると・・・・・
結構な量の電解コンデンサーを交換しなければならないのですが、かなり面倒ですねぇ。
当時の私の組んだアンプは、メンテナンス性をあまり考えていないダメアンプです。
(特に電源のブロック型の電解コンデンサーを交換するのは、難しそう)
ですから、既存の配線を残したままかなりの数の電解コンデンサーを替えるなんて、正直やる気が起きません。
それだったら、一度このアンプを一度解体して、作り直したほうが、簡単かも・・・なんて思えてきました。
さて、どうしようか。現在悩み中。

次は、これにかかります。・・・・808イントラ反転アンプ

2017-07-25 14:20:53 | 808アンプ
先日、ほぼ満足できるところまでプリアンプが完成しました。
それで、アンプ作りは、ちょっとお休みをしようかと思ったのですが、ずっと気になっていたアンプをいじってみることにします。
物は、宍戸公一氏が、86年7月の無線と実験誌に発表された808イントラ反転アンプの製作記事を手本に自作したアンプです。
手持ち部品の関係で、若干の変更はありますが、出てくるその音は、とても素晴らしく、それまでに自分が作ったアンプとは、明らかに違う音で、
イントラ反転アンプの素晴らしさがわかる、とても魅力的なアンプでした。
それが、家の引っ越しの際に、その重量から、物置の奥に入れたままになってしまい、長い間休眠することになってしまい今に至ります。
今回これを復活させるべく手を入れようと決心した次第です。
とりあえず、ホコリを払って、真空管を挿してみました。


ホコリを払ったら、結構キレイになりました。


大昔の自分の配線をみると・・・・懐かしい!!

さて、どうしよう。

プリアンプ ちょっと変更

2017-07-18 12:21:36 | プリアンプ
先日の完成から快適に使用している6SN7差動PPプリですが、6SN7のヒーター電圧について、ちょっとだけ手を入れました。
もともとは、6SN7規定値の中心値(6.3V)より4%ほど低い6.05Vにて点灯していたのですが、やっぱり、中心値にて点灯させることに。
具体的には、中心値の6.3Vを確保するべく、今まで使用していた、SBDよりより低いVfのSBDに替え、平滑用の電解コンデンサーをより大容量のものに替えました。


SBDはSANKEN FMB-G24 、平滑用コンデンサーは、10,000μF×3としました。
結果的に、抵抗は、0.33Ω×2で、ちょうど6.3vとなりました。
大容量の電解コンデンサーとで、なかなかのフィルター効果を発揮しています。残留リプルは約30mV以下となりました。


それと、お遊びのシールを・・・・

何やってんだか!


6SN7いろいろ

2017-07-11 12:46:52 | 真空管
先日完成の6SN7差動プリですが、無帰還のおかげでしょうか、のびやかな音です。
心配していた、ノイズについて全く問題なく、気持ちよく使用中です。
特にGT管でしたので、ちょっとした振動に弱いだろうと思っていたのですが、全くの杞憂でした。
これに関しては、球の出来によるところが大きいはずですから、手持ち球が良い球であったということです。
いずれも80年代に、秋葉原で入手したものですが、こんな球が、ちょっと頑張れば、手に入ったわけですから、
80年代の秋葉原は、面白く楽しいところでした。

当時の私は、この球が大好きで、この球目当てに、真空管販売店を覗いていました。
それで、出物があるとついつい購入してしまうということを繰り返していましたので、当時かなりの本数の6SN7を所有してました。
その半分以上は、アンプ作りをやめていた時期にオークションにて処分しましたが、今にして思うのは、
手元に置いておくのは、無理としても、きちっとした画像に収めて、記録として取っておくべきだったと思っています。
ちょっと後悔しています。
それで、今回、良い機会ですから、残り品ではありますが、画像に残してみました。
ご笑覧ください。


RCA6SN7GT 


RAYTHEON JAN-CRP 6SN7GT 


TUNG-SOL JAN-CTL-6SN7WGTA



SYLVANIA JAN-CHS-6SN7WGT


RCA JAN-CRC-5692


RCA 5692
マイカの形が、上の5692と違うようです。
5692の最後期のものでしょうか?


CBS HYTRON JAN-CHY-5692

プリアンプ特性測定~最終回路

2017-07-01 09:40:57 | プリアンプ
昨日、プリアンプの測定をしました。


以下結果です。

入出力特性
ゲイン6dB


周波数特性


1kHz歪率
思っていたような、カーブにならない。
測定ミスかと思って何度か計りなおしたけど、同じだった。
古い測定器(HP339A)のせい?
ただ、カーブの形がおかしいとはいえ、予想以上の低歪のようです。
残留雑音は、0.01~0.02mVとかなり優秀な値
手持ちのミリボルトメータは、0.3mVフルスケールなので、今一つ正確性にかけますが、低雑音であることは間違いないです。

ざっと測定した結果は、こんな感じです。
正直思っていた以上の好成績でした。

(測定機器 HP339A、フルーク45、菊水AVM13、アジレントDSO3062A)

それと、ちょっと順番が逆になりますが、以下が測定時の回路です。


計画時からの変更点は、以下です。
・定電流回路は、LM317を使わず、2SK30GRの3パラにした。
・B電源の取り出しを左右チャンネルごとに分けた。
・6SN7ヒーターDC電源の平滑強化

また、未定だったパラメーターは、以下のように
・プリアンプのゲインは、とりあえず6dBとすることにしました。
 (入力ボリューム(50KΩ)にシリーズに22KΩを挿入。)
・アウトプットトランスのセカンダリーに負荷する抵抗は、1.5KΩとしました。

これをもって一応の完成としようかと思っています。
まずは、しばらく使ってみるつもりです。
あ~脱力!