真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

VT-62/801A パラシングルアンプシャーシデザイン確認

2018-07-29 14:32:38 | VT-62/801A
先日、CADにて書いたシャーシデザインを確認してみました。


プリントアウトした紙の上にトランス、真空管を置いて大体の雰囲気確認。
結果、ドライバートランスと6CK4の位置関係がちょっと窮屈に感じたので、そこを修正してすることに。
それと、出力トランスより、出力管の頭が出っ張ると、メンテがやりづらいので、ちょっと面倒ですが、出力管を落とし込む構造に変更しようと思います。

VT-62/801A パラシングルアンプシャーシデザイン

2018-07-23 12:16:27 | VT-62/801A
VT-62/801A パラシングルアンプシャーシデザインを検討中です。


タカチのOS49-32-43を利用したシンメトリーなデザインです。
毎度同じようなデザインで面白味がないとは思うのですが、シンメトリーなデザインって、変な破綻なく、無難で手堅いデザインだと思っています。
いかがでしょうか。

VT-62/801Aをどのように使うか その4

2018-07-20 11:08:56 | VT-62/801A
先日書いた、VT-62/801A パラシングルアンプの回路図ですが、
808アンプのドライバーと同じようで、面白くない旨報告いたしました。
それで、イントラを、HD-108S(ハット)からNC-14(TANGO)に替え1:0.5のステップダウンでつかったらどうかなどの検討をしたのですが
あまりパットせず、途中で検討をやめ、もとの回路案で、やってみようと思うに至りました。
というのも、出力管にカソードNFを掛けるつもりなので、大きなドライブ電圧が必要になりますが、1:0.5のステップダウンでは、その電圧を稼ぐのが難しいかなと思ったからです。
以下に、それについての粗い検討を、公開いたします。 
ご笑覧ください。


VT-62/801Aのロードラインです。
A2級動作ということなので、ちょっと欲張って+40Vまでグリッドを振ると仮定しました。
(内心では、+40Vは、ドライバーがへたって振れず、+30Vぐらいまでしか振れないと思っていますが、検討なので、ちょっと欲張ってみました。)
で、この時の必要な入力信号電圧は44Vrmsとなります。
((+40v)-(-22v))/√2=44Vrms

またその時得られる出力は、単管あたり6.125Wとなります。
((420v-70v)/√2)×((420v-70v)/√2)/10000Ω=6.125W

ここで、カソードNFについて考えてみます。
使用する出力トランスはTANGO XE-60-5SNF


NF巻き線は、付属の仕様書によると、2次側16Ω巻き線の1.5倍の巻き数であるとあります。
よってこのNF巻き線は、36Ωの巻き線といえます。
16Ω×1.5×1.5=36Ω

これより、最大出力(12.25W)時に、このNF巻き線に発生する電圧は、21Vrmsとなります。
√(6.125W×2×36Ω)=21Vrms

この帰還電圧21Vrmsが、結構きびしいのです。
もともとの(無帰還時)ドライブ電圧44Vrmsにこの21Vrms加えた電圧65Vrmsが、+40Vまでグリッドを振るときに
必要になるわけです。
とてもじゃないが、1:05のステップダウンイントラを使うとなると・・・・大変か!となった次第です。



VT-62/801Aをどのように使うか その2

2018-07-09 12:50:51 | VT-62/801A
昨日、おおよその構成を考えました。
その続きです。

VT-62/801Aのロードラインを書いてみました。
負荷は、5KΩのアウトプットトランスを使用します。
パラシングルですから、一本当たりの負荷を10KΩとして作図しています。

静止時は、プレート電圧425V プレート電流 40mA プレート損失17W。
貴重な球なので、少し内輪なオペレーションです。
それでもグリッドを+30V程度まで振ることができれば、8~9wは得られそうです。