チャー君の介護日記

25歳の元♂老猫チャー君の介護実録
ブログ内検索=2011/10/27 10/29 10/30 10/31に掲載

ペットロスと鬱12

2014-11-08 | 日記
毎日生まれたての朝日を浴びて、人知れずかりんはしっかりと実をつけています。
秋の恵みに、立派な実をつけたかりんの木に感謝!


一番早い方法!
それは皆様の予測通りで、新しい仔を家族に迎えることです。

プードルのような毛がフサフサしている犬を抱いて歩いている中年女性に可愛いですねと声をかけたら、、
「この犬はとっても高かったのよ、上等な犬なのよ」との答え。。
ペルシャを飼っていたある人は、小さいころはとてもかわいかったけど大人になったら毛をすくのが面倒でかわいくなくなったからと、夜中に遠くの公園に連れてゆきそのまま放置したとのこと。。

アクセサリーを買うように見栄のため大枚をはたきペットを飼う人、かわいくなくなったから、いらなくなったからと物を捨てる感覚で命を捨てる人、、、
また、捨てないまでも殴る蹴ると虐待を受けているペットもとても多くいます。
ケージの中で世話もされず、汚物にまみれて生きているペットもいます。
猫殺しのような残忍な手口で、薬剤実験で身体をむしばまれ殺されてもいます。

逝った仔は、息を引き取る最期まで優しさと愛情に包まれて何の不安もなく逝けたとっても運の良い仔たち。
このブログを見ている方は種に関係なく、命の重さ大切さを知っている方たち。

旅立った仔たちは、毎日悲しみにくれているあなたより、悲しみから脱して生き生きとしているあなたを望んでいます。
逝った仔の供養と考えて、ぜひそんな恵まれていない仔たちに手を差し伸べてほしいと。。

このことは、もちろんその恵まれない仔たちのためであるのと同時にあなたのためでもあります。
というのも最初、長年暮らした仔と新しく迎え入れた仔の大きな違いに戸惑いを覚え、試行錯誤が続くはずです。
一緒にくらすために覚えさせることは多々あります。
素直な性格ばかりとは限らず、中には攻撃的な仔、なかなか覚えられずいじけてしまう仔、ストレスに弱く体調を崩す仔もいます。
あなたは、どのようにしたらその仔が快適に過ごせるかと考え悩みながら日々を過ごすことで、それに集中せざるを得なくなります。

ちなみに、、
我が家では虐待を受けていたサバトラの女の子を保護しましたが、人間は恐怖の対象で凶暴と言えるまでの噛み猫でした。
噛まれて手がグローブのようになったこともしばしばでしたが、今までとは全く違う猫ちゃんとの出会いに驚きと戸惑い、喜びと感謝で毎日が新鮮な時で。。
このサバトラ猫ちゃんがどうにも手におえず「トラ君、チャー君どうしたらいいの?」と天を仰いでみたり。。

ン!?
いつのまにかペットロスから脱出していました。

ただし、新しい仔を迎えるときには、逝った仔の代わりではないということを肝に銘じてください。
以前と同じ仔なんて絶対にいません。違っていて当たり前と。

ペットロスと鬱11

2014-11-01 | 日記
日の出散歩時に西に鎮座するあまりに奇麗なお月様から「撮って」と誘惑され、いったん帰宅しカメラを持ち出しパシャリ!
菜の花や月は東に日は西に~と思わず口ずさみ、、ン??、、良く考えたらこれって西方向だわ!!しかも今は秋だし!!



抗うつ剤の服用を止めたことで、頭もスッキリし疲労困憊していた脳が少しずつ、ホントに少しずつですが回復していくのがわかりました。
またそれに合わせ今までの生活を一新させ、毎日のように整体院でマッサージを受け生活を一新し始め、徐々に好転しています。

このブログを見ている方の中には、かわいい仔を亡くし言いようのない喪失感に襲われ、深い悲しみの渦中にあり身体の中から生きる気力が失われているところかと。。
それに加えて、あの時にああすればまだ元気だった、、元気な時になぜもっと何かをしてあげなかったんだろう、、、と自分を責めている方もいらっしゃるかと。。

しかし、それは小さなことです。
その仔と出会った時からあなたはあふれんばかりの愛情を、これ以上ない慈しみもって一緒に生活していたことをその仔は知っていました。
旅立った仔はあなたの愛情で幸せいっぱいの中で神様の元に旅立ったんです。

生きていく上で通常解決できないような大きな問題が立ちはだかることはしばしばあることです。
その大きな問題が立ちはだかる前に、アリジゴクのような鬱症状に移行する前に、感情を表に出し発散させ身体のコリを取り去り、一刻も早くペットロスから脱出してください。

一番早い方法は、次回ご説明申し上げます。
二番目に早い方法は、青春時代に良く聞いていた懐かしい音楽を聴いてみてください。

音楽を聴けば、タイムマシンでその当時に戻ったかのように懐かしい感情が湧き起り高揚できます。
そのことが、今の冷静でいられなくなった感情をコントロールしてくれることは間違いありません。

ペッとロスと鬱10

2014-09-29 | 日記


<3>について、
心療内科、精神科、メンタルヘルス科等というと、カウンセリングを行い、今抱えている問題解決の糸口を見つけ出せることをリードしてくれる、または助言をしてくれる、または心理状態を聞いてくれ不安な心理状態を軽減するなど手助けしてくれるものと、、、勘違いする感があります。
心療内科などは、医療機関であって物理的な治療を行うところであり、今抱えている問題解決の手助けをしたり、心理状態を軽くする、または解決してくれるところではありません。

医療機関では物理的な治療、つまり鬱になっている原因が解っていようがいまいが、抗うつ薬を服用して治療していくところです。
処方される薬は抗うつ薬といって、脳内にセロトニン、ノルアドレナリンを分泌させ、不安症状を和らげたり気分を明るくするようです。

診察は、最初の1回のみ30分程度の軽いカウンセリングが行われ、あとは簡単な診察。
服用する抗うつ剤が処方され、予約を取り、、その繰り返しです。

抗うつ剤は人によってはとても不快になるものもあります。
種類は10種類くらいありますが、個人にあう薬を探すために1~2週間ごとに違う薬を服用することになります。
そうするとあう薬を探すために最大10種類-20銘柄以上のものを服用することになります。。

経験から、1週間服用しましたがとても気分が悪く頭の中を宇宙人に乗っ取られたような。。
またとても眠く、、眠っても眠っても身体がだるく5日間寝っぱなしという今までに経験したことない生活でした。
元々服用するつもりはなかったのですが、あまりに気分の落ち込みが激しかったので服用したらこのありさま。

そんな経験から6日目に服用を止めたら眠さ、だるさも取れて頭の不快感も取れました。












ペットロスと鬱9

2014-09-23 | 日記
あまりにも鮮やかな赤で凛と咲いていた彼岸花でしたが、画像では光線の関係で少し白けて見えて。。


前回鬱治療を<1><2><3>とご紹介しましたが、これは鬱的な症状または鬱の初期段階ですと<1>と<2>を並行して行うと完治する可能性大です。
私はチャー君の介護をしながら背中と首、肩が痛く鍼治療をしていましたが、チャー君が逝った後解決すべき新たな問題が同時に2,3個発生。
身体から無くなったパワーを充電するより先に問題解決にパワーを出さなくてはならず、いつしか身体からパワーがまったくなくなり鬱のどつぼにはまってしまいました。

前回の<1>についてはペットロスと鬱7でご紹介している通りです。

<2>については、悲しみによるストレスにさらされていると無意識に日常で歯を食いしばっている場合が多くなり首、肩、背中のコリはどんどん加速されてゆきます。
コリにより筋肉は常に緊張状態にあり、硬直し循環が悪くなり、さらに緊張が続き・・アリジゴクに陥ったように筋肉のコリコリのスパイラルが。。
そうすると、脳内には不安、恐怖、絶望という不快な感情をつかさどる物質が大量に分泌されます。
では、コリをなくし脳内に快楽物質を分泌させれば、気力がわきおこり鬱は完治し、ペットロスのことは客観的にとらえられ元の元気な時に戻るはずです。

即効性がありこの不快物質を止め、確実に快楽物質を脳内に分泌させる、それが鍼灸です。背中には鬱のツボもあるそうです。
他にプロの熟練した人から受ける整体、マッサージも同様の効果があります。
施術を受けていくにつれ筋肉のコリも取れてきて、身体がとっても軽くなるのを感じ、脳内にはセロトニンなどの快楽物質が分泌されています。

※注:鍼灸、整体、マッサージなど初めて受ける方は必ず初めてだと伝えてください。そうしないと効果がありすぎて脱力感に襲われる時があります。プロの方はそこのところを手加減して施術します。

****************
新米猫ママさんへ

いつもありがとうございます。
チャー君は遊びに来ていると感じることがあります。
例えば、くつろいでいるときに脚にスリスリする感触があったり、横になっているときにはワッシワッシとそばを通る感覚があります。
そんな時は必ず今一緒に暮らしている猫(女の子)ちゃんを確認するんですが、彼女はソファで爆睡しているので今の感触はチャー君かなと思い幸せな時に包まれています。

ペットロスと鬱8

2014-09-18 | 日記
かつてチャー君が散歩、雄叫びをした近所の公園。
当時小さかった仔たちは大人になり縄張りを主張したり、心優しい人にもらわれたりと当時とは様変わりしています。
一昨年から2年続けて冬、この一帯に病気が蔓延し命を落とした仔も多数います。
塀から外をのぞいている子は、チャー君が公園に行くと必ずそばによって来ていたお茶目な子です。

かつて、チャー君と一緒にこのベンチに座っていました。


<1>
傾聴についてお話しましたが、対象喪失による鬱はまず話を全て、自分の思いを全部聞いてもらう、、
ペットロスによる鬱から脱出する手始めの対策としてはこれに限ると思います。

<2>
悲しみによるストレスを受けているとき体中の筋肉は硬直し、緊張により口も力を入れてかみしめています。結果、体中の筋肉がこわばり、首、肩、背中のコリが相当なものに。
毎日就寝前30分のストレッチをしているにも関わらず私も鬱に入って、首、背中のコリがひどく眠れない時が多々ありました。
※背中というのは肩甲骨の間を指します。
今は健康保険で整体、マッサージが受けることができますので、鬱と診断された方はマッサージへ行くことをお勧めします。
または信用おける鍼灸師がいたら鬱のツボがありますので、事情を話しそこへ鍼をうってもらうこともできます。

<3>
朝起きるのがつらい、夜眠れない、食欲がない、気力がおきないなどの症状がひどい場合はその先にあるのは「死にたい」という思いが待っています。
日常生活でこれらの期間が長く続くようでしたら心療内科、精神科、メンタルヘルス科の診療をおすすめします。
最初1時間くらい聞き取りをし、その後は簡単な診察、そして薬の処方となります。
処方される薬については注意が必要なものが大半のような気がします。。

ベンチに一緒に座り、ミラクルライフを満喫していた頃のチャー君です。












チャー君の介護日記

2011年7月10日に25歳で天国へ逝ったチャー君。 このブログは、2009年5月3日=Xデーから3年あまりの介護の実録です。痙攣発作から雄叫びができるまで回復したチャー君のミラクルの軌跡です。