チャー君の介護日記

25歳の元♂老猫チャー君の介護実録
ブログ内検索=2011/10/27 10/29 10/30 10/31に掲載

寝不足万歳2(介護生活)

2011-04-30 | 日記

2011年5月5日で25歳になる元♂猫チャー君。チャー君とママ、チャー君の召使さんの介護の実録です。

 

◆介護生活でママ、召使さんが罹患したものは以下。

ママ=肝臓の数値がドンドン悪くなり、要治療までに。

召使さん=寝不足による睡眠障害。アトピー。

 

共通=

・病気ではないのですが、慢性寝不足による筋肉疲労。

・不定愁訴が月単位でひどくなり。肩コリ、頭痛、手足の冷え等々枚挙にいとまがありません。

・慢性腰痛→確実に発症します。ときにはギックリ腰になることも。腰痛があると、体内循環が悪くなり基礎代謝が落ち、疲れやすく不定愁訴の症状が加速され結果脳の疲労が出やすく老化を早める。

・特に腕は相当疲労しているようです。

 

◆睡眠障害によるもの

 

・仕事で集中力がかける→忘れっぽく、仕事をテキパキとできなく時間がかかり、時には仕事に支障がでる場合が多々あり

・記憶力が極端に落ちる→新たに整理した場所を忘れる、単純記憶が一度で脳にインプットできない。

・事故に遭いやすい→疲労で注意散漫になるので当然とも。。

・精神的に不安定になり落ち着きがなくなる→いつも不安で無気力に。結果、家事がおろそかになる傾向が。不安定のためか生活にハリが無くなる。

 

以上のような生活を送るため中年以上の人の場合、通常の人より老化がマッハで襲ってきます。ご近所の健康だった方で猫の介護を始めた途端体調が悪くなり、介護を始めて半年で逝去されたとのこと。この方は猫をこよなく愛する80歳の女性でした。確かにママは慢性腰痛になり、背中の張りと腕の疲れで身体には常に鉛が入っているような状態です。

女性の場合は、シミ、シワ、たるみが1年過ぎたころから一挙に出て花盛りに。おばあちゃんへの近道です。。。

 

◆対策

 

<精神的>

・先のことは考えずに、今の現状をありのまま受け入れ、全てを前向きに考え今現在に集中する。常に教条的にならないよう気をつけ、一緒に生きているということを意識し、今を生きていられることは周囲の人のお陰と感謝しながら介護する。

・趣味がある方は、介護生活だからこそお勧めです。

・精神的にきつくなったら、その場を離れ気晴らしをすることが精神衛生上重要のようです(ママはご近所を散歩しています)

<物理的>

・疲れたら極力身体を休め、メンテナンスのため整体、マッサージへ行くことをお勧めします。

・時間をみつけては1日最低30分の散歩は是非。

・寝る前のストレッチを実行することで身体の疲れが軽減できます。ストレッチが無理な方は、横になり複式呼吸を10分するだけでもOK。

・食事→健康管理は絶対です!ママ、召使さんは以前から食事では添加物を避け、自然に近い状態のものを食べるようにしていました。介護は体力勝負ということを実感する毎日です。

 

*****ブログを見ていただいている方の応援パワーをもらい、この日は1時間以上歩きました。こんなに元気に歩き回れるんだったら、ママたちの寝不足なんて

この散歩の結果。。

 

犬化してきたチャー君。散歩の〆になっています。この日は大物5個持ち帰りました!(食事前の方、食事中の方ゴメンナサイ)寝不足していることは、チャー君がまだ生きている証拠です!寝不足万歳!!


寝不足万歳1(介護生活) 

2011-04-27 | 日記

2011年5月5日で25歳になる元♂猫チャー君。チャー君とママ、チャー君の召使さんの介護の実録です。

 

カピカピに乾いたペーストで変なおじさん風のチャー君。ワイルドな食べ方の結果です!この顔にも悩殺されています!

 

ペットの介護、これは人間の場合も言えますが、介護している人は確実に慢性的な寝不足になります。

早朝、真夜中、寝入りばな、時間に関係なくチャー君の動きによっては即効で対応、時には緊急事態で起きがけのめまいがあろうが的確に対応することが必要になります。

友人の言葉をかりれば、乳幼児の子育てと同じだとか。

 

しかし子育てと介護では絶対的に違うものが1つ。

それは、日ごとにます将来への輝かしい希望なのか、別れを少しでも先に延ばすことで安堵している不安定な精神状態での悲しみとの闘いか。

 

ペットの介護をされている方の共通点は、ペットを子供のように慈しみ楽しい思い出ばかりで長年暮らしてきた大切な家族の一人と位置づけされている点です。

歳をとったペットの介護はいいかえれば、近い将来子供との今生の別れをするためのもので残酷なことです。。

 

私たちは、確実に訪れる喪失感と向き合いながら悲しみに負けないように気持ちを維持し、慢性的な寝不足も手伝い、ウツ状態に陥らないように気をつけなければなりません。

しかし私も時には軽く、時には重症のウツにどっぷりと。

 

介護されているペットの運動機能は、週単位、時には日単位で変化し、普通に歩けなくなり、食事の入った器に脚を入れる、食べながらバランスが取れなくなり食事の入った器ごと転び身体に食事がベットリとつき、水が入った器もひっくり返し水びたしに。

夜遅い時、寝不足または疲れていて精神的に余裕がないときは、さすがにイライラと・・・しかし、こんな状況で一番ストレスをうけているのはペットたち本人です。

 

昔は、今のように栄養豊富な食事と動物医学も家畜の扱いで、ペットたちはせいぜい15,6年生きれば長生きだったのではないでしょうか?

ペットの介護を必要にした張本人は、私たち人間であることを肝に銘じておかなければなりません。

 

ママたちはチャー君が何をしようと、なにがあってもイライラしないように精神的に余裕を持つように今、一番気をつけていることです。

 

チャー君は去年までは食事中転んで身体が汚れたら「どうしよう」と困ったような顔をしていましたが、最近では日常茶飯事になり「何か!?」と言うふうに平然と。。

さすが状況把握と慣れに早いチャー君。長生きの秘訣かもしれません。


悩殺!

2011-04-24 | 日記

お腹いっぱい食べて、水もいっぱい飲み、しらべも飲み、水晶クッションを枕に暖かいチャーベッドでスヤスヤと。

 

鼻の上のペーストがカピカピに乾いて。。爆睡!!

このチャー君の寝姿に、ママと召使さんは常に悩殺されています。


地震時の対応

2011-04-20 | 日記

散歩で歩きも何のその。ヨタツキながらも元気に歩き回れます!

襲われたことへのトラウマはすっかりなくなったようです。

 

震災とその余震で動物たちも落ち着かない日々が続いています。

 

地震で発生する電磁波を揺れがくるずっと前にキャッチできる能力が備わっているペットたち。

人間の何十倍もの鋭い感覚を持ち合わせているので、3/11の地震、度重なる余震で身の危険を感じ、恐怖におののいている子たちが多いと思います。。

その上に人間も震災、原発と不安材料から不安定な精神状態にあり、ペットは人間の精神状態に反応しますので、恐怖は更に強くなり鳴きつづける、余震がくると身体の震えが止まらない、ソワソワしている、噛み付く等々の現象が見られると。

 

心と身体は一体ですので、不安な精神状態が身体にでる反応としては食欲不振、下痢または便秘、元気がない等で、このような状態を長引かせることは、大きな病気を引き起こす原因となります。

 

怖がっていたら、なるべく抱っこをして、声をかけながら身体を撫でて安心させてください。

あごの下から胸にかけて撫でてあげるととてもリラックスします。

 

極めつけは、画像のように前脚をさするようにするとツボも刺激し身体全体の循環を促進させ、リラックスして眠るようです。後脚を喜ぶ子もいます。

やり方は簡単!画像のように脚を持ち、親指で力をいれずグルグルさするだけです。

チャー君の顔色が悪い、ソワソワしているときは、この隠し技で乗り切っています。是非お勧めします。


危機管理

2011-04-19 | 日記

 

春は、東洋医学でいう肝機能が盛んな季節です。肝≠肝臓。肝臓も含めた臓器の働きとでもいいましょうか。血液、気のエネルギーを身体の隅々まで行き渡らせ、代謝も盛んになります。したがって解毒する臓器はフル活動を。腎臓機能があまりよろしくない猫科にとってはとてもキツイ季節です。それゆえに、猫は春に逝くということに。。

 

その上に今回の大震災で自然の乱調が続き、体調が悪くなり少し油断すると、命取りになる可能性大です。今年の春は猫科にとっては試練の春のようです。私が知っている限り、すでに3匹の猫ちゃんが天国へ。

その中で、チャー君と同じ歳の猫ちゃんもいます。

幸せいっぱいで生きて、私たちに幸せを与え、優しさを残してくれていった猫ちゃんたち。また会えるよね!

 

**今回全く奇跡的にチャー君は生還しましたが、ママの今までの経験から危機状態の身体のチェックをご紹介します**

 

◆通常のチェック(全て腎臓に関することばかりです)

1、オシッコ=1日の回数、量、臭いの有無、尿のキラキラ。

2、ウンチ=排泄ローテーション、量、軟らかさ。

3、口=歯石、口臭

4、毛艶=ぼさぼさ、毛玉、つやがないところが無いか。

5、目=目やに

 

◆危機状態時

 

1、瞬膜が出ていないか⇒瞬膜が出ていたら手遅れの可能性大です。

 

2、身体全体がブヨブヨしていないか⇒内臓機能が極端に落ちていて、腹水が出ている可能性大。お腹を触って脂肪以外でブヨブヨしていたら手遅れに。

 

3、オシッコ⇒回数と量、臭いはあるか。24時間内に1度もシッコがなかったらとても危険です。

 

先輩猫トラ君は、ママの長期に渡る病気の体調が良くなった合間、遊ぼうと身体を触ったらこの腹水が出ていて、胸からお腹にかけてブヨブヨした状態でした。

 

瞬膜が出ていないので助かると信じてマイティさんへ連絡しましたが、押川氏は「神技のような技術をもった人が腹水を抜くんだったら助かるかもしれないけど、遅すぎた。。」しかし、押川氏が正しいとは限らないと、その日に行った獣医さんはおよそ5軒以上。全部の病院で言われたことは「手遅れ」。トラ君は翌日から目に瞬膜がでました。逝く3日前です。

 

この辛く悲しい苦い経験から、今回、腹水と瞬膜は絶対に出さないと!

4/8から身体にブヨブヨ感が出て、日に日にブヨブヨした感触がひどくなり何度か絶望的に。しかしお腹にはまだ出ていないと自身を励まし。このときチャー君は殆ど歩けない状態で、身体には張りと力が無く、抱っこしてもぬいぐるみを抱いているような生命のエネルギーが感じられない状態でした。

 

この間、チャー君はしらべを自ら欲しがり、4日間で飲んだ量はおそらく1ヶ月分の1/3は飲んだかと。。

4/11にやっとやっとブヨブヨ感が身体から取れ、この時初めてチャー君が生還できたと確信できました。

もちろん、ブラッシングとマッサージの相乗効果によるものと考えます。

 

4、ある日突然に⇒1~3の症状が出る前に動物達は私達人間にサインを送っているんでしょうが、見落とさないようにしたいものです。

 

4/17-1日以来、始めて召使さんに指示を出しました。完全復活のようです。 


チャー君の介護日記

2011年7月10日に25歳で天国へ逝ったチャー君。 このブログは、2009年5月3日=Xデーから3年あまりの介護の実録です。痙攣発作から雄叫びができるまで回復したチャー君のミラクルの軌跡です。